2007年12月29日土曜日

年末の大掃除

 もう早いもので2007年も終わります。



我々もやっと会社設立が終わり、2008年から本格的に事業を進めていこうと思っています。

今日は部屋の大掃除。



と言うことで今まで日本から送ってきてもらった商品をまとめる事にしました。

今までは中身の商品はごちゃごちゃだったので、今回はアニメの各ジャンル/タイトルに分けることにしました。















この写真が全てのダンボールから出した商品です。

「ごみ御殿」のように見えます。


大き目のダンボールで16個あるもので商品数は小さいものも含めると5000点以上あるでしょうか?
これが今ある会社の唯一の資産です。
これを元手に大きくしていきたいと思います。


同居人の手伝いもあって、3時間かけて各商品郡に分けることができました。
その後掃除をして部屋もついでにきれいになりました。

2007年12月14日金曜日

ID番号取得

スペインの会社にはそれぞれのID番号が授与されます。
それをNIF(Numero de Identificacion fiscal)といいます。
何かある際にこの番号は会社の番号として必要になります。
本日それを取得しました。

ここまでの会社の設立をまとめると

(1)銀行に資本金を入金し証明書をもらう(誰がいくら入れたかも記入してもらう)
(2)上記の証明書を基に弁護士が定款を作成し、Notario(公証役場)に行きサイン
(3)NIF作成用の資料の記入、代表者のサインが必要→NIFができる

いままではここまででです。

次回は上記の書類を銀行に提出し、口座を動かせるようにします。

2007年12月3日月曜日

会社設立

本日NOTARIO(公証役場)へ行き、会社登記簿にサインを行いました。
これでスペインにて唯一の「MANGA ROOM」ができました。

設立者、株主はスペイン在住の私とスペイン人パートナーの2名。

サインはほんの少しの時間であっという間に終わりました。

2007年12月3日が創立記念日。「123」なので分かりやすいです。
今回は登記簿の作成のみで事業活動は2008年4月1日になります。

それまでにいろいろと準備できるものをする予定です。

2007年11月27日火曜日

銀行口座開設!

 会社の銀行口座を開設しました。

 銀行はスペインでも大手のBBVA。まあどの銀行も大差ないのですが、スペイン最大の銀行+多くの支店があるので決めました。

まずは口座を開くという事で、有限会社(Sociedad Limitada)の最低資本金が3,006か3,007ユーロ以上とのことで3,008ユーロでの設立をしました。

この証明書を弁護士に渡して会社の定款を作成します。

今までは弁護士に相談等でまだ私的な範囲でしたが、今回の銀行口座開設によりスペイン国内に公式に足を踏み入れたという事になりました。

2007年11月21日水曜日

前進します

 2月に熱い気持ちで書いたこのブログも時間とともにちょっとトーンダウン。
私自身本業の方でもいろいろとあり、また海外特有の労働許可問題で焦る気持ちを抑えながら地道に歩んできました。

結果的には来春のオープンを目標にする事にしました。

そこで今年中に書類上の会社の設立を行う事にしました。
早速以前お願いしていた弁護士に話しに行き、次回のステップを聞きに行きました。

既に会社名のスペイン国内での重複は無いので(2007年5月15日参照)、
次回は資本金の振込みからです。

2007年11月11日日曜日

Salon del Manga 2007参加

2007年11月1日~4日までバルセロナでアニメ、マンガの展示会「Salon del Manga 2007 Barcelona」が開催されました。

参加したのは初日。この日は休日でもあり多くの学生が開館2時間前から並ぶ。
今回は初のコスプレでの参加。2日目に参加すれば入場料無料であった。

昨年まで2日間での開催が今年は期間を4日に延ばすほど人気が出てきた。

「聖闘士聖矢」の主題歌を歌う人も日本から参加。



上記がその時のビデオです。
今年も大盛況で、ますますアニメ人気の上昇を感じる事が出来ました。

2007年10月16日火曜日

再開

 バルセロナに戻り、またこのビジネスの準備の再開をしました。

まずはリーガルな面として弁護士とコンタクトを取り会社設立に向けての準備。
その他店舗運営に必要なライセンスの取得。

そしてメンバーと話し合いどの時点でのスタートがいいのか?

また並行して重要なのは店舗候補の検討。

昨日早速店舗候補を見てきました。
感想としては夏前に見た物件に比べると物件の価格が安くなってきた感じです。
不動産屋に聞くと今まで売り物件だったのもが売れなくなり、賃貸に変わってきている
ようです。

またこちらでもマンガのお店が新規に開店するという話を聞きました。
こっちに住んでいる中国人の会社でスペインのアニメに詳しい人でライバルになりえます。
(と言ってもこっちがまだ何もしてないので・・・)

内部要因と外部要因を検討しながら準備していきたいと思います。

2007年10月5日金曜日

いざ バルセロナへ

長い日本滞在も終わり、バルセロナへ戻ります。
日本滞在長すぎでした。(笑)

日本に戻った事で更に多くのビジネスの種も拾う事も出来ましたし、準備もできました。
特に日本の問屋を回っていろいろと見ることが出来たのでは本当に収穫でした。


そして、この帰国で何よりも変わったのは「気持ち」です。

今は昔以上に気持ちが固まりました。実際に動き出し、お金をかけてモノを買っていくうちに
引けない状態にしています。

さてこれからはこの「理想」に対し理不尽な「現実」が出てくると思います。

めげそうになった時にこの気持ちを思い起こし奮起したいと思います。

2007年9月27日木曜日

第一回経営陣会議in Japan

スペイン人のパートナーが今日本に遊びに来て、ウチに泊まっています。
スペインでは彼の家でシェアしているので逆のバージョンみたいなものですね。

さて、今まで彼とビジネスに関しては具体的に話していませんでした。
具体的に数字を含めないで話しているとお互いの考えるビジネスの規模も異なってきます。
ある人は大きく売上げが見込めるので大きな店舗にすべきだと。
またある人は売上げが小さいのであまりコストをかけない店舗にすべきだと。

今回がいいタイミングなので話し合いました。と言うことで初めての経営者会議ですね。

結論としては最初はあまりリスクかけないように出来るだけコストをかけない方向で行こうと同意できました。今回は数字のシュミレーションも含めて話したので納得できる議論ができた。

10月にバルセロナに戻ってこのシュミレーションにあう店舗探しをしようと思う。
ちなみに商材は十分すぎるほど調達しました。種類ではスペインのどのお店にも負けないくらいです。

2007年9月13日木曜日

インタビュ-2

以前参加したコミケで会った同人誌を書いている人にインタビューを行いました。
今回は第二弾でドラゴンボールを題材に書いている人です。

この方の絵は本当に鳥山明そっくりで、しかも書いている内容がパロディーなのでスペインでも受け入れられるかなと思いコミケの際に名刺を渡して連絡先をうかがいました。

そして今日会ってじっくりと話を伺いました。

通常同人誌を描く人って結構小さい頃から絵を書いていて応募したりしていてアニメ、マンガをかなりチェックしている人と思っていました。
 しかし今回インタビューした人はイラスト等は書いていたものの本を描く様になるようになったのはここ数年で、最近のアニメ、マンガにもそれ程あるわけでもなくドラゴンボール一筋に描いているようです。最近は北斗の拳が気に入っているらしいです。

 ドラゴンボールはスペインでも人気のマンガなのでイラストだけでも直ぐに販売できそうです。また今後の展開としてオリジナルキャラクターの作成もお願いしました。

こんな感じで独自の作家さん(もしくは卵)をスペインで活躍してもらう場を提供していきたいですね。

2007年8月30日木曜日

インタビュー1

 先週のコミケで知り合った同人作家さんに今日インタビューをしてきました。

この方は実は過去にある出版社からの連載寸前にまでなった程の実力の持ち主。
しかもコスプレも力が入っており、中国のコスプレのイベントでは中国の主催者から招待されて行ったらしいかなりの本格的。

 そこでどのようにアニメが好きになり、マンガを描くようになり、コスプレをするようになったのかを聞きながら色々とヒントを得ることができました。特に女性の人の話は聞いた事がいままでなかったので女性の心理を知るいい機会でした。

 インタビューの後には彼女がイラストを描いているという「男装執事(バトラー)カフェ」なる所へ行ってみることに。
「いらっしゃいませ。Master」と男性っぽい格好をした女性に挨拶をされ店に。
本当に秋葉原は色々な店があるなと実感。

今日は本当にお世話になり4時間近く話してしまった。その分色々と収穫があった日になりました。

2007年8月19日日曜日

コミックマーケット72参加

 日本のサブカルチャーの総決算「コミックマーケット72」に初参加。
いやー それにしてもかなり衝撃的な印象でした。

とにかくこの写真を見てください。
10時開園で朝早くだと必ず並ぶので初めての人は12時頃にいった方がいいと言われて12時に行ったのですが、それでもこんなに並んでいました。この日は金曜日だった事もあり若い人の参加が多かったような。男女比は半々くらいでしょうか?
とにかく今日はもう暑くて暑くて大変でした。まさに死闘でした。なかでは熱気でエアコンも効かず汗ダクダクの会場となっていました。

30分経ってやっと入場でき、案内をしてくれるNさんと合流。
Nさんは同じ会社でこっち方面の業務をやっているので助かりました。
これが会場です。(ちょっと写真がぼけてスイマセン)


このコミックマーケットに関して簡単に説明しますと、
今回で72回目で年二回開催(夏、冬)の同人誌の即売会です。

前回の71回では参加サークルは3万5千、入場者数は3日間で44万人、コスプレ参加は1万人以上といなっています。

もうこれだけの数になると何を買っていいかわかりません。
ある程度のエキスパートになると事前に発売されるコミケのカタログを購入し、自分の好きな作家を行く前に探しておいてそこに行くようです。大体売れる同人誌の場合購入者も数冊まとめて買うようです(自分用、保存用、友人用、交換用等)。

その他コスプレのイベントも併設されていたり、また別の運営会社が近くのビルでもコスプレのイベントが行われていました。



そこでは100人以上のコスプレヤーが思い思いのコスプレを楽しんでいました。
やはり、日本ではこの分野ではかなり発展していると思いました。コスプレも単にきるだけではなく、如何にキレイに、如何に役になりきるかと思っているコスプレイヤーが多かった気がします。
 さて、今回のコミケでは色々と収穫がありましたがその中でも数人同人誌の作家の方とコンタクトを取らせてもらい、スペイン展開の話もしました。スペインでも同人誌が売れるか分かりませんが、色々とトライしてみたいと思います。

2007年8月13日月曜日

ビジネスは簡単な事から

 以前のエントリーでビジネスは小さなものから始めようと考えた際に一番簡単なのが「インターネット」を使ってのビジネス。

 本を作ろうとすると最低数十~数百万円のコストがかかり、売れ残りのリスクがあります。 で実際は思ったほど売れず赤字になってしまう可能性もかなり大。
 その反面、インターネットはデータなので在庫のリスクがいらないし、複製にもお金がかかりません。またインターネットは世界どこからでもアクセスできるので売上げも物理的な場所のある店と違って限度がありません。よってインターネットを使えるビジネスは色々とチャレンジしたいと思っています。 とにかく簡単なこと・リスクの低い事から始めようと思います。

 今回は同人誌のオンライン販売している会社へ行き、スペイン展開の方向性に関して話してきました。今後テストを行いスペイン語版の展開が出来そうであればやるという結論に至りました。その後別のサブカルチャーを知る人と話をする中で同人誌のみならず、イラスト・コスプレ等のデータのスペイン展開も出来るのではないかと言うアイデアをもらいました。

 また今週末の日本最大のイベントの「コミック マーケット」ではワザワザ取材用のパスをいただく事ができたので勉強してきます。

 こうやってたまたま滞在しなくてはいけない日本では思った以上に偶然に色々な事を得ることができました。この偶然は偶然ではなく「自分に与えられた道」なのだと思いポジティブに考えていこうと思います。数日前に言われた某コンサルタントからのケチも浮き足立っている自分を戒めるものだと思うようになりました。

2007年8月12日日曜日

聖地巡礼

 一応東京でアニメオタクの三大聖地と呼ばれる、秋葉原、池袋、中野に行ってきました。

とにかくお店、商品の多さにビックリしました。
秋葉原はアニメグッズからメイドカフェまで多岐に渡ったビジネス形態。
池袋は「乙女ロード」に象徴されるように女性向けのお店。
中野は中野ブロードウェイ自体がアニメグッズのデパートそのもの。

特に目が付いたのが「レンタルショーケース」屋。
家にあるいらないアニメグッズをお店のショーケースを月借りして代行販売してもらうシステム。
お店としても場所毎の賃貸料のみで、商品を流通する必要が無いので結構いいビジネスモデルだと思います。これスペインで出来ないか検討してみます。

 今週はおもちゃの問屋にも行ってきたので流通商品の幅が広がってきました。ここでは問屋の価格で仕入れることが出来るのでいいルートが出来ました。
 またアニメグッズに限らず、日本に関連したという事で他の商品も一応展開を考えていろいろと問屋を回ってきました。

2007年8月6日月曜日

有名コンサルタントとのインタビュー

 著名な経営コンサルタントへのインタビューに参加してきました。
150名以上の参加の中から選ばれた7名。その中に私がいました。
これから起業する人、起業をすでにしている人が自分の悩みをぶつけるという内容を録音しCDとして教材にするようです。私にとっては無料で色々聞けるし、日本にも帰国していたのでいい機会でした。

 私のインタビューですが、ちょっとショックな内容です。と言うのは私の起業に関してはあまりいい言い方をしなかったからです。

「今の時期の起業は辞めたほうがいい」と面と向かって言われたのです。

また理由がまた腑に落ちないのです。

この有名はコンサルタントは今まで4000名以上の企業のトップの方に会っています。その中で「同じような人なのにある人は成功し、ある人は失敗する」事を感じたらしいのです。またビジネスモデルは完璧にも関わらずうまくビジネスがまわらないという事例もあったようです。
 そこで目をつけたのが運気らしいのです。である理論にあわせて過去の事例を入れていくと殆どがそのサイクルに合致するらしいのです。
詳しくは省略しますが、そのサイクルから言うと今の私の時期は起業の時期ではないとの事。3年待った方がいいとの事です。

ビジネスモデルにケチつけられたり、理論が破綻している等でダメと言われるのはいいのですが、運とか占いのようなもので言われるのが全く理解できないのです。「他人事だと思って」と半分怒りも覚えました。

しかし、やります!
人の意見、しかも占いのようなもので自分の人生を左右されたくありません。

但し、この話を聞いたのはいいチャンスです。
最初から大きなリスクをかけてやると、失うものも多いです。
よってお金をかけないで売上げ・利益を上げる仕組みを色々と考えていこうという考え方になりました。
確かに鉛筆なめながら予測している売上げも本当に予想通りに来るのか分からないのが事実です。

とにかく安全に、安全に始めていこうと思う気持ちも出てきました。最初からジャンボジェットを飛ばそうとするのではなく、小さなセスナから飛ばそうという事です。

そしてこれから3年間失敗するのが当然と思い、金銭的成功以外のものを得ようと思います。それは人脈であったり、経験であったり、やってみないと得ることのできないものです。そうすれば思った以上に成功しても浮き足立つ事無くやっていけますからね。

そういった長期的な視野で物事を再度検討し、ビジネスプランの再構築を行おうと思います。

2007年8月1日水曜日

ビジネスのネタ

 色々と本を読んでいると結構ビジネスをするにも重要な事が書かれています。
その中で一番、当たり前で重要な事として「ビジネスのネタ」選びです。
選ぶ商品がどのようなものかによってその後のビジネスを簡単にするか、難しくするのか決まるのです。

ある人は携帯電話を無料で配って数万円のバックマージンをもらう。
またある人は競争の激しいプロバイダーの回線を打って数百円の利益をもらう。
一方あまり苦労せずにお金を稼ぐ。方や残業、お願い等精一杯働いてもお金を稼げない。
後者の冠しては「下りのエスカレーターに乗る」と言われています。いくら上に進もうとしても上れない。

ここまでなってくると経営者の経営能力でカバーできる範囲ではありません。
経営者の能力特に企業を始める身としては「何もしなくても売れるビジネス」仕組みを見つける、構築する事が重要です。その点、自分のやるビジネスは日本であれば厳しいが、スペインでは十分魅力のあるビジネスと思っています。詳しい理由は今回は省きます。

 しかし、そうは言っても商品にはサイクルと言うもの、競合の出現等で急に環境が変化してしまう場合があります。その為に既に考えうるネタの発掘にも取り掛かってます。(まだビジネス始めていないので、もうかよと言う方もいると思いますが・・・)

ビジネスはアニメ・マンガを軸足に派生するものも展開を考えています。
とにかく何がスペインのマーケットに受け入れられるのかを知りたいのです。実際スペイン国内ではまだまだマンガ・アニメグッズの販売のみでその他の展開をしていません。

 そこでそれ以外のビジネスの為を発掘してスペインでの展開を考えています。これは日本人であることの利点ですが、色々とアイデアが出ます(と言うか今日本で流行っている事を検討すればいいだけです。)難点としてはこの狭い業界ではその分野の人と知り合うのがとても難しいのですが、なんと身近に頼りになる人がいました。そして思っていた以上に色々と上手くまとめられそうなのです。

今日はその専門家に2時間かけてヒアリングしてスペインでの展開の方向性も見えてきました。

2007年7月31日火曜日

出資者

日本に戻り、昔の仕事の関係の人と飲みに行ました。
昔自分の属した会社が合弁で立ち上げたベンチャー企業の親会社の担当者(私)と、当時VCの担当者として一緒に仕事していただけありお互い気心が知れている。

 と言うことでビジネスプランの詳細の説明無しで、出資してくれる事になった。

最初のラウンドの出資者に求める事は
「ビジネスの将来、メンバーに賛同してもらえる」人です。

出資するには勿論色々な目的があります。
一番シンプルなのは出資に対してリターンを要求する事です。

しかし新規立ち上げするので本当にビジネスが立ち上がるか分かりません。(勿論やる側は成功を信じていきますが)その為、ビジネスとしてみてリターンを要求する出資者は思ったように結果が出来ない出資先を不信になり、両者の関係がギクシャクしてしまいます。

 と言うことで、最初の出資者には「ビジネス目的ではなく我々のチャレンジ・夢に対して純粋に応援してもらえる人」にします。勿論、損するつもりはありません。なぜなら一番出資をするのは自分なのですから。逆に何も無い自分達に出資してもらえるので是非そんな人に多くの恩返しをするつもりです。

今回の出資者は以前ベンチャーキャピタルや大手企業の財務部門で働いていた人なので無料でビジネスプランに関してのコンサルティングをしてもらえます。

 それ以外にもスペインでの知り合いが、私の話を聞いて是非コンタクトを取りたいとメールが来ました。彼はサラゴサでアニメ・マンガのオンラインショップをやっているので更に広がるかしれません。

2007年7月24日火曜日

ビジネスの幅

今回の日本一時帰国は予期せぬものでした。
しかし、ちょうどいい機会なので色々とやろうと思っていました。

 今までは海外にいたために活動はネットを通してに限られていましたが、この日本滞在がいいチャンスです。前述したように町に出て、色々な店に回り日本の状況を見ることはとてもためになりました。

 それと同様に今後可能性のあるビジネスへのコンタクトもできればと思っていました。今回はちょうどタイミングよく私の検討したい分野の会社数社とコンタクトが取れたので話を伺ってみようと思っています。本当に運がいいです。


 またちょうどある有名なビジネスコンサルタントに自分のビジネスに関してインタビューをできるという企画が8月頭にあり、ダメもとで申し込んだところ選ばれました。
 通常はコンサルタントを雇うとお金もかかりますが、今回の企画に乗ることでお金がかかりません。またそのコンサルタントの方は業界では有名で、しかもインタビューの内容を教材にするとの事で宣伝にもなります。

 少しずつですが前進している感じです。

とは言うものの本来のビザの更新の問題がまだ前進していないのが問題なのですが・・・・。

2007年7月12日木曜日

日本視察

日本に戻っています。

空いた時間を使いアニメグッズショップをまわっています。
今までこのような場所には行っていなかったのでどんなものか分かりませんでしたが、
今回いくことによって様々な発見がありました。

1.同人誌
同人誌がこれほど日本で市民権を得ているとは思いませんでした。
本の数でいえばオリジナルよりも多いし、様々な同人作家がいました。
女性向けにはBoys Love(男性同士の恋愛)、男性向けには18禁のマンガが
置かれています。このターゲットに向けての趣向は本当に分かりやすいです。

2.アニメグッズ
アニメグッズに関しては日本でも数も種類も豊富なので価格も安いと思っていきましたが、
逆に予想以上に高いのにビックリしました。
 1体100円程度と思っていましたが、200円、300円はザラです。
中には小さいフィギュアなのに1000円もするものもあります。

調べていく中で分かったのは商品のプレミアがついているようです。
いつのときのどのバージョンのものかで値段も変わるようです。

その結果お店で買う商品は高いということが分かりました。
仕入先を再度検討しなければなりません。

3.その他
お店には思った以上に女性が多かったです。
彼女達のお目当てはフィギュアとかグッズではなく、同人誌。

本来は男が多いと思っていた「アニメ、マンガ」業界。
スペインでも女性が今後の鍵を握ると思いました。

「女性向け」:要チェックです!


また色々とお店に入って入念に調査をしていますが、これってはたから見ると
私の事きっと「オタク仲間」と思われるでしょう。
だってじっくり商品を見ていますので。 しかも同人誌とか18禁のPCゲームとかコアなものもじっくり見ています・・・・。

とにかくこの日本滞在でいろいろなヒントを探っていこうと思います。

2007年7月3日火曜日

メンバー

 新規にサポートしてもらえるメンバーも加入しました。今回の新規メンバーは今までに我々既存のメンバーには無かった経験・知識があるので更に幅が広がりました。
 また話す中で


実は一度日本に帰国する事になりました。
この機会を利用して、日本の状況を更に詳しく調べていこうと思っています。

2007年6月20日水曜日

頭(考え)から体(実行)へ

ご無沙汰しています。
もう6月になりましたね。


現在の進捗としては、
今まで調べる事が多かったのですが、今後は検証のフェーズに入ろうとしています。
理論上では正しくても実際にやってみると問題が発生する事ってありますよね。

時間がある今のうちに色々と検証しているのです。


分かりやすい例としては、商品の輸入です。

日本で買った商品をスペインに輸入するのですが、今までは業者から見積もりを取ったりしていました。そこで大体のコストイメージを持つ事ができました。

 しかし商品の流通なのでコスト以外にも時間、商品の到着状態等も事前に知っておく必要があります。

「1週間で届くといわれていたが、数週間かかった」
とか
「商品の箱が開けられていて、一部の商品は使い物にならない」
とか
「商品が紛失してしまった」

等の問題は実際にやってみないと分かりません。


と言うことで商品を実際に送ってみて、どうなるか確認してみました。
一概に自分達でやれば安いコストでできる反面問題があった場合のリスクは自分持ちです。
逆に業者に頼めば煩雑な手続き、商品のリスクは持ってもらえる分、コストがかかります。
通関で止められても業者が対応してくれますので、ワザワザ通関まで行くコスト・時間がかかりません。

まずは手始めに自分達で国際郵便でやってみました。

日本にいる親に商品を送ってもらいました。
3箱を送ってもらったうち、1箱が税関で止まってしまいました。
話によると税関がランダムで箱を空け、問題であると見られたものに関してはモノを止めてしまうようです。

バルセロナの場合、税関までの公共の交通手段が無くタクシーにしてもお金がかかります。
またワザワザ取りにいくのでその人の半日が無駄になります。

【これが店を開店した後に想定します。】

コスト的には:
国際郵便料金+税金以外に商品を取りに行く交通費、その分1名足りないので他のスタッフ分の給料と余計なお金がかかってしまいます。

 もし業者に頼めば、税関とのやり取り+商品を指定先まで送ってもらえます。

と言うことで勿論重視する点ははコストですが、上記のリスクも勘案しないといけない事が今回の件で分かりました。

他の面に関しても色々な意味でシュミレーションが必要だと思います。

2007年5月23日水曜日

市場調査



本日はインタビューへ出かけました。
行った先はバルセロナで一番大きなマンガ+アニメグッズショップ。

ここでの調査目的は2つ。
1つ目はどれ位の客が来店するか
2つ目は実際にお客さんへのアンケート

午後4時半から8時まで3時間半行い、アンケートも20名行え様々な成果がありました。

特にアンケートは色々な点でお客さんの目線を知る事ができるのでとても貴重な経験でした。

例えば価格設定に関してですが、
どれくらいが適正か見極めるのかは難しいです。
会社としては高く売りたいし、ユーザーとしては安く買いたい。
しかしその適正価格と言うのが分からない。
ユーザーの欲しい価格帯より上だと高いというイメージがつき買う人数が減るし、
その価格帯より低いと本来はもう少し高い値で売ることができたはずで得る事が
できた利益を失ったとも見れます。

パートナーと話し合っても結局2人の経験でしか分かりません。

その点インタビューは効果的。
100人にインタビューすればどのくらいの価格帯で一番買う人がいるかを認識できます。
2人だとどっちが基準か分かりません。それ故に自分が当たり前、相手がおかしいと思ってしまいます。その中で自分のポジションも客観的に見ることが出来ます。

まだ20人のインタービューだけでしたが、得るものは多かったです。
このインタビューは100人まで行ってより精度の高いものにしていきたいと思っています。

2007年5月16日水曜日

1歩前進、5歩後退

今週から午後には色々とリサーチを始めている。
思った以上に実際に調べてみると予定通りにいかない。

例えば会社を作るにしても色々と制約がある。
「外国人(この場合は自分)は株主になれるが、事業主にすぐにはなれない。」とか、

そして昨日自分のビザの状況に関し弁護士と話したところ、再度申請しないといけない事が発覚。
正式にビザが取得できるまで数ヶ月。長ければ半年かかる。

と言うことで事業プランが後ろ倒しになりました。

何事も思ったとおりに行きません。
特に外国人がビジネスを始めようとするとこういった問題もあるのですね。

逆に考える、準備する時間ができたと前向きに考えます。

今回の事を知ったということで1歩前進、しかし今回の話で予定が後ろ倒しになったという事で5歩後退です。

2007年5月15日火曜日

会社名確定!

MANGA ROOMの名前が承認されました。

よって会社名は
MANGA ROOM S.L.

S.Lとは「Sociedad Limitada」の略で日本語で有限会社の意味です。
スペインでこの会社名を使えるのは私たちのみです。

以前も説明しましたが「我々のビジネスが分かりやすい名前にしたい」という事でしたので満足です。

しかし問題が・・・。
申請者の私の名前が間違っているのです。
日本であれば確実に確認するところなのに・・・・。
と言うことで訂正してもらいます。

今後は資本金の振込、登記簿の作成に入ります。

2007年5月4日金曜日

フルタイムからパートタイムへ

 今日スペインの会社の社長にパートタイムへの変更の旨を伝えました。

まあ日本の直属の上司がOKしたので問題はないのですが、やはり人によって考え方が違うのでどのように説明しようか悩みました。結局は別件で呼ばれたので、その際に話しました。

午前中は今の会社でのパートタイム、午後は自分のビジネスという感じで『二束のわらじ生活』を再来週からやります。

スペインの社長はどうにか今の会社と接点があるように考えて、自分も全てに入れるように提案してくれました。出来るだけ関連つければ、今の会社との関係も上手くいくのでいいと思います。
しかしあまり関係ばかり考えていると「無駄」が出てしまいますのでここは公正に見極めたいと思います。

2007年5月3日木曜日

起業宣言

皆様(と言っても見ている人そんなにいないと思いますが)

本日重大な決心をしました。


『会社を立ち上げます!』(2007年5月1日)

 「アイデアを作り上げ、それを検証する」段階から、「実際に起業」する段階にステップアップしました。
大きな違いは『責任』を背負うという事です。
今までは空いている時間を使い、色々な可能性を検討していた段階でした。
言う事はただ、何でも思った事をプランとして書いていた時期です。

 しかし会社を立ち上げればお金もかかります。
税金も払わねばなりません。
社員を雇えば生活を保障しないといけません。
最悪倒産した場合にはその結果が自分に返ってきます。

ということで『責任』というものが重くのしかかります。

 一応自分なりにも準備をしていました。
お金の件、店の件、法律の件。全てクリアではありませんがスピードが大事なので見切りスタートします。

 中でも勇気がいったのは、私の勤めている会社(日本の親会社)への報告です。
現在のフルタイムからパートタイムに変更してもらい、兼業の許可を得るという作業です。
まだ店舗の立ち上げまで時間がかかる身としては無給期間がある点、しかも海外というのはとても厳しいです。
個人の希望通りに行かない可能性もあり返事しだいでは、退社(クビ)の道もありえます。

 しかし隠していく事もいけないので正直に報告しました。結果的には賛成していただき、何かあればサポートもするという言葉をいただきました。
会社の管理する側になると部下が離れていったり、独立したりするとあまりいい気持ちしたりしないのですが、私の上司は理解のある方でした。

 と言うことで晴れてすがすがしい気持ちと、重い責任を感じながらやっていこうと思います。 勿論本業も今まで通りしっかりやっていきます。

2007年4月27日金曜日

名前

現在名前を考えています。
名前って結構考えますよね。一生使うものですから。

いちおう名前のコンセプトを考えました。

(1)名前からビジネスを連想しやすい
-->意味不明な名前だとどんな仕事しているのか説明するのに手間がかかります。
  その点、関連のある名前であれば説明しなくてもどんな事をしているか分かりやすいです。例えばOOネットという会社であれば「インターネットの会社か?」と分かりますよね。

(2)日本に関連したビジネスなので日本発祥の言葉を入れたい
 -->私たち日本人のするビジネスです。また業務も日本の文化アニメ・マンガのビジネスです。出来れば日本語の言葉も入れたいです。

(3)分かりやすく短い名前
 -->覚えやすい、分かりやすい名前も重要です。ウェブサイトで探す際にも名前が分かっていれば検索しやすいです。


上記のコンセプトから下記の5つの候補を出しました。

・MANGA ROOM
・MANGA KISSA
・MANGA SHOW
・ZIPANG
・USUZUMI

上の3つは「MANGA」というもう世界語になった日本語を入れました。この事で上記の全てのポイントを網羅しています。
 4つ目の「ZIPANG」は日本とスペイン(南蛮)の歴史に合わせマルコポーロが「黄金の国 ZIPANG」と日本の事を言った内容からとりました。
 最後のUSUZUMIと言うのは樹齢1500年もする「薄墨(うすずみ)桜」からとりました。
4つ目、5つ目は(1)のポイントが抜けていますが日本に関連したビジネスと言う事で接点はあります。また上記3つは将来マンガ以外のビジネスにした際使いにくい名前であるのも確かです。

2007年4月23日月曜日

Salon del Comic Barcelona





2007年4月19日(木)~22日(日)までの4日間、バルセロナのスペイン広場にあるFeria de Barcelonaにてコミックの展示会「Salon de Comic」が行われました。



ブースは40~50はありました。
出版社、アニメグッズの卸、DVD販売会社、アニメグッズのお店などなどです。
多くは日本のマンガ、アニメ関連のグッズを売っている店が多かったです。


行った日が初日の夕方だったためそれ程入場者数は多くありませんでしたが、土日になると入場券購入の為に長蛇の列ができたという事です。

今回の目的は、出版社の確認及び挨拶でした。
まだいつビジネスをするかは分からないのですが、この業者の方とは必ず仕事をしますのでこの機会に挨拶し名刺をもらいました。(我々は名刺を持っていませんが・・・)一応今回挨拶しておくだけで、次回からよりスムーズに仕事が進むのではと思っています。
スペインでの大手のマンガの出版社は
・NORMA Editorial
鋼の錬金術師、ケロロ軍曹、ガンダム、フルーツバスケット、金色のガッシュベル等

・Glenat(集英社系が多いです)
ナルト、Death Note、Bleach、キャプテン翼、聖闘士聖矢、犬夜叉、ふしぎ遊戯等

・IVREA
SLAM DUNK、DN Angel、ハングリーハート、バガボンド

・PLANETA DeAGOSTINI
ドラゴンボール、ドラえもん、クレヨンしんちゃん、名探偵コナン、風の谷のナウシカ、ワンピース、遊戯王、I's、X、CLANP(作者)系

出版社はそれぞれのタイトルで日本の出版元にスペイン語版の版権を買う感じですね。Glenatが集英社系が多いですね。その反面同じ集英社のドラゴンボールはPLANETA、SLAM DUNKはIVREAが持っていますね。

 マンガ本等は出版社からの直接の販売は少ないようで大手の流通代理店を通しての販売を行っているようです。まあ今回はそれを知っただけでも収穫です。


追伸:このSalon del Mangaは入場者が10万人を越え過去最高の入場者になったようです。

2007年4月18日水曜日

プレジデント 2004年9月13日号

日本から持ってきた「プレジデント 2004年9月13日号」を読みました。かなり古いものです。

題名は「上司道 鍛錬道場」
そこには16人の経営者の言葉がありました。

大きく分けると2つのタイプの経営者がいると思いました。

社内で出世して上がってきた経営者と自分で起業した経営者。

社内からの経営者は特に営業、管理、人事等会社の実践面の事に関して書いていました。
「どうしたら売上げを上げるか?」とか「優秀な人材を育てるには?」とかです。
反面起業出身の経営者はどちらかというとマインド面の事を書いていました。

これは読者の今置かれている環境によってどの記事が興味あるかは変わるでしょう。

私は後者のタイプなので興味深く読ませていただきました。
読んだ人はセコム、ドンキホーテ、シダックスの社長さんの話。

どれも興味深い話ばかりである。
特にセコムの飯田さんはためになる話をされていました。
「事業を考える際には誰とも話さない。殆どがインスピレーションである」。
 日本では警備会社が無いために、普通であれば欧米へ行き視察するのであるが、セコムの場合はそれをしなかったらしい。見ることにより自分の思考に影響を与えよりよいアイデアが湧かないらしい。とにかく考え抜いてその末にブレークスルーがあるとおっしゃっていました。昨日のエントリーに通じるところがありますね。
 この内容に関しては成功したから言えるかもしれませんね。欧米の実情を知っていればよりアイデアを具体的に落とし込めるという事もありますしね。

しかしもうひとつの言葉は結構いい話でした。セコムでは料金を前払いで顧客企業からもらっているらしい。そもそも社会の商習慣になっている「支払いは後」と言う概念がおかしいと飯田さんは言っている。

これは私も同感です。小さい頃は商品を買う際にはお金と交換でした。それが社会人になっていくと信用という名の下に「支払いは月末締めの翌月~日払い」とか後払いになっています。確かに一括で支払ったほうが管理しやすい等のメリットはありますが、基本的には商品を買う際にはお金を同時に払う。そうすれば回収とか余計な労力がかかりません。社会人として働いているとどんどん「社会のルール」に染まっていくときがあります。出来るだけ本質をシンプルに見ていく努力をしていきたいと思います。

そして最後におっしゃっている言葉として
「起業家には知識、知恵(経験)、実行力が必要だ」と言われています。
経験しているだけあり説得力ありますねぇ。

2007年4月17日火曜日

起業に際して思う事

 今回の起業と言う考えはある種ポッと出たアイデアでした。
1年前には考えていなかったアイデアでした。
そう考えると、この起業というのは一過性のものであると思われるかもしれません。

 しかし、それまでの準備を立てていたためにチャンスを感じ、実行できるレベルになっていたからこそ本気で思うようになったのだと思っています。

 昔、お坊さんの言っていたことでとても心に残る事があります。
『昔、後に名手と言われるような墓石を彫る人がいました。彼の若い頃墓を彫る事が上手くありませんでした。何年も修行しても、どれだけ頑張っても上手くなりません。そこで悩みながらも修行を続けました。そうやっている時にふと上手く彫れるようになった時が来たらしいです。』
お坊さん曰く
『これは運が良かったからではありません。ここに来るまで色々と修行し、準備しかからこそ最後にコツが分かるようになって墓彫りの極意を会得できたのです』と。

ちゃんと準備してはじめてチャンスを嗅ぐ事ができるようになり、その波に乗ることもできるのです。


『スペインで起業』

スペインに来る際2年半前には考えてもいませんでした。
理由として、
スペインで働く事が難しい。(私の行った学校で日本人でスペインで就職と言う前例はありませんでした)
スペイン語もビジネスレベルではありません。
それ以上に何をしたいのかも分かりません。

 しかし、そんな中でも準備をしていました。上記のお坊さんの話が頭にあったのかもしれません。
『準備あってチャンスを得る』。
何もしていなければ自分の力量不足を理由にチャンスが来てもそのまま見送ってしまいます。それどころかチャンスすらも感じないかもしれません。

スペインでビジネスする際に最低限必要なもの。
それは「スペイン語」と「ビジネスの基本である経営学」の勉強。

学校を卒業後運よくスペインで働けました。
運によるところが多いですがここまでで色々な準備、経験を得ることができ、そして今回の起業を思いついたという事です。

正直言って「スペイン語」もビジネスレベルには程遠い状態です。
ビジネスの経験も自分で会社を運営すると言う事に関して言えば素人です。

しかし何とか手を伸ばせばやれそうなところにいます。
そう思って起業を志しました。

2007年4月16日月曜日

「思考は現実化する」より

今回は備忘録と言う事で、
ナポレオン・ヒル著、「思考は現実化する」という本に以下のような一節があります。

富を築くためにどうしても克服しなければならない16のウィーク・ポイント
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1.自分が何を望んでいるのかわからず、説明もできないこと。

2.理由があろうとなかろうと仕事を翌日に延ばすこと(もっともらしい言い訳をつけて)。

3.知識欲、勉強意欲が欠けていること。

4.優柔不断。いつも正面から対決することを避け、すべてにわたって責任転嫁をすること(これにももっともらしい言い訳がある)。

5.明確な行動を立てることをせず、口実をつくっては言い逃れをすること。

6.自己満足。この病気は治しようがない。この病気にかかっている人には、明日への希望はない。

7.無関心。問題が生じたときに、直面して闘おうとはせず、すぐ安易に妥協しようとする、その態度の根本にあるのはこの無関心である。

8.他人の失敗は厳しく責め立てるが、自分の失敗はなかなか認めようとしない。

9.動機づけをしなかったことからくる熱意の弱さ。またその弱さを原因とする怠け癖。

10.最初の失敗で簡単に挫けてしまうこと。

11.ずさんな計画。目標や願望を紙に書こうとしないため、分析も反省もできない。

12.目の前にアイディアがひらめいても、チャンスが現れても、手を伸ばしてつかまえようとしない怠惰な性格。

13.夢想するだけで何もしないこと。

14.豊かになるために苦労するくらいなら貧乏のままでもいいという態度。このような人は「こうなりたい」「こうしたい」「これが欲しい」という強い意識が欠けているのだ。

15.自ら汗を流そうとはせず、ギャンブルや投機などで近道を探して儲けようとすること。

16.批判を気にする。他人の考えや行動、発言が気になり、批判されることばかりを恐れる結果、行動を起こさない。これはこのリストの中でも最大の敵である。なぜなら、これは目には見えないが、誰もが潜在意識の中に持っているものだからだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

こうやって見ると今まで感じていながら言葉にできなかった感情が表されている。

たまにこれを見直すと自分のステージにより感じ方が違うのではないだろうか?

2007年4月13日金曜日

スペインでの会社の作り方-1

スペインでの会社の作るやり方です。

基本的な必要事項
・資本金
・株主
・設立住所
・設立者
・事業内容
・会社名

基本的には上記ですが、会社の形態・設立者等様々な条件により難易度が変わります。

例えば設立者がスペイン人の場合は問題ありませんが、外国人の場合であると労働ビザの話も入ってくるので複雑になります。

簡単に流れを紹介しますと
・会社名の申請
→確認(他の会社に使われていない事が確定)
・会社の登記

・事業内容の登録
となるようです。

まあ弁護士に任せれば基本的に難しいことがないようです。

2007年4月12日木曜日

目標、努力、結果

自分の人生とは思ったとおりに行くのだろうか?

「意思のあるところに道がある」という諺があるように、目的を持てばその方向にいけると思う人も多いと思う。
私もおおむねこの意見に賛成である。
 やはり自分で「なりたい未来像」をイメージする事により努力する。その結果として思った方向にいける事が多い。

 しかしそれと同時に最後のところは「偶然」と言うのも多々あるなと言うのが経験。

 そんな中この記事に遭遇。
「人生は設計できるものではない」

 自分でもスペインで働きたいという意志があったが、そのタイミングで今の会社を誘ってくれた人と会っていなければ働けなかった。

 今回のビジネスに関しても、まさにそれを実感した。
以前いい物件を見つけたと紹介した。
その後不動産屋に行き話しをしてきた。

当方としては出来れば2ヵ月後から借りたいという計画を説明。それまでに会社の設立、その他ライセンスの申請等が必要で物件を利用できるのは早くても2ヶ月かかるという点からである。

 しかし返って来た答えは「待てません」との事。
結論としてはこの物件を借りるのは非常に難しくなったという事です(2ヶ月先まで空いてればいいですが)。計画通りに行かないということですね。

「人生とは設計できるものではない」という話でしたが、これに加えるならば、「人生を設計し努力し、準備をしてはじめて、運が来た時に乗れる」と言うことではないでしょうか? 

 何事も準備(設計)していないと動ける事もなく運が通り過ぎてしまいます。というかそのチャンスすら見ることが出来ないのではないでしょうか?

 と言うことで今の素晴らしい物件以上のいい物件が2ヵ月後に現れる事を期待しながら、準備を進めていこうと思います。

2007年4月5日木曜日

必要なときにでてくるヒント

 前回のエントリーでパートナーとのビジネス観の違いをご紹介した。
ちょうど次の日に見たメールマガジンでまさに「自分に言っているんじゃないか?」という一文を見た。

「自分の価値観に凝り固まる結果、他人の価値観を否定することがあってはならな
い。異なるもの同士が尊敬して、高めあうからこそ、創造性が生まれる。」

これは「神田昌典365日語録」という1日に1文メールで無料で送られてくる「ビジネスのヒント」集である。

自分の場合、まだまだ自分の価値観が正しいと思いがちである。
特に自分でやる人、成功した人にありがちである。(自分は成功すらしてませんが・・・)
 できるだけ自分の考えも幅広く可能性を持たせて、そしてユーザーを良く知っているパートナーの意見も聞き入れられるようにしていきたい。

2007年4月4日水曜日

ビジネスへの考え方

 ここ最近はスペイン人パートナーと色々と話しをしてお互いにイメージを統一するように心がけています。

値段の設定をとってもお互いの考えていることが全く違うことに気がつきます。

 私はサービスに質を置き価格競争をしないように差別化を持って行きたいと思っています。
 しかしパートナーはどちらかと言うとユーザーよりの考えて(というか今でのユーザーですが)、現在の通常の店舗の価格は高すぎるので半値以下で売りたいと値段設定をする。

 私はどちらの考え方もあると思うが1点のポイントを彼に話した。

「利益をベースに考えよう」と
会社は如何に頑張って売上げ上げても赤字だと意味ありません。

仮に今現在の客を100人、売価を600円、商品原価200円としましょう。

今彼曰く「600円というのは値段設定が高い。 下げればもっとお客さんが増えるはずだ」と。
確かに300円にすれば、600円だった頃よりも多くのお客さんが来ると思われます。

しかし600円で100人いたときの利益を得るためには300円に値下げした場合は何人の客が来ないと同等の利益にならないでしょうか?

600円の際
1商品あたりの利益:600円-200円=400円
 400円*100人=40,000円

300円の際
1商品あたりの利益:300円-200円=100円
売価を半額に下げると利益が1/4に下がります。

では40,000の利益を得るためには
40,000円/100円=400人

600円で100人と半額の300円の場合400人に売れれば同じ利益を確保できます。
そうなると4倍の商品を納入する輸送、人件費、在庫等のコストも発生します。

 私は出資している立場であり、株主に責任をもつ経営者サイドの見方で考えている。また今までのビジネス経験上、価格戦略で安くするという戦略で薄利多売・仕事は多いが利益が無いという嫌な経験を過去にしたからかもしれない。

一方パートナーはユーザーの立場に立った「こうあってほしい価格」を表現したのかも知れない。

勿論どちらかが当たりというのはありません。
実際は半額に売ればもっとマーケットが広がって4倍以上の集客が見込めるかもしれません。


こんな感じで喧々諤々と話し合っています。

*上記の内容は自分の理屈が正しいということを言いたいのではなく、立場・経験によって物事の見方が違うんだなということの一例です。

2007年4月2日月曜日

タイミング・・・その2

バルセロナ 起業計画: タイミング

前回「タイミング」に関して書きました。

 その後冷静に考えました。

結論としては「世の中自分の都合の良いようにまわっていない。自分が世の中の都合に合わせるしかない」です。

内部的な都合は自分で決められます。
しかし外部的な都合(今回では物件)は自分では決められません。

自己都合で準備が整ったときには同じような有利な物件があるか分かりません。

と言うことで外部都合に合わせて自分の計画を再度練り直しです。

天動説ではなく地動説的な発想で。
自己中心的ではなく他人中心的で。
自分は世の中の中心ではなく、単なる歯車だという気持ちで自己を変えます。


・・・とは言ったものの現実は大変です。

2007年3月30日金曜日

タイミング

何でもタイミングと言うものがあります。
ビジネスでもタイミングがあります。

本当は十分に準備してから出発したいのですが、実際の世の中では万全の体制でいけない場合の方が多いのではないでしょうか?
今回はタイミングを痛感した事をご紹介します。

 ここ最近店舗物件をスペイン人のパートナーと見てまわっています。
2月からはじめて、10件以上の物件は見たでしょうか?

そうなると大体の相場と言うものが分かります。

サイト等での情報は床面積と値段と写真しか載っていないのが多いです。
まずは床面積に比例して値段が高い。次にキレイさに比例して値段が更に高い。
これはバルセロナでも同じで「掘り出し物件」を見つけるというのはかなり難しいです。

で基本的に物件は汚いので改装(リフォーム)はどこも必要。
結構この改装が高くついたりするんです。日本でも数百万円しますしね・・・・。

 で昨日見たところはまさにベストの店舗物件でした。
理由として

(1)駅から近い:徒歩数分の距離(店舗はロケーションが重要です)
(2)広い:2階構成になっている
(3)外見:ショーウインドーになっているので外から中が見やすい
(4)内装:基本的にそのまま使えるレベルのキレイさ

今回の件では特に(4)の改装をしなくても使える店です。
勿論我々のビジネスに適した内装にする必要はあるにしても床や壁を全て張り替える必要がありません。また電気、照明等もそのまま使えます。壁の色を変えたければそれは我々だけでできます。


でその反対に難点として
(5)家賃が高い:大きい分、キレイな分高い
(6)時期が早い:現在は秋の開店を考えていたので大家さんが秋まで待ってくれない

(5)の家賃に関してですが我々のレンジよりも高いのですが、相場観から言ってもお買い得の物件です。そして問題は(6)です。これが我々の始める前月であれば即決するのですがまだ4~5ヶ月あります。前倒しして開店を早めるにしても資金が用意できません・・・。

どうしようか迷っています。
このようなお得な物件は次にいつ来るか分かりません。今まで10件以上見た感覚で言うと改装無しでできる店舗は多分今後無いと思われます。


ベストなタイミングでビジネスが上手くいくことって難しいです。
逆にこのタイミングでどう決断するか、判断するかがビジネスには必要なのかもしれません。

と言うことでもしかしたら来月には開店するかもしれません(笑)

2007年3月16日金曜日

起業する前に自問すべき10の質問

起業する前に自問すべき10の質問というサイトがありました。
http://www.popxpop.com/archives/2007/03/10_6.html

 さて、自分で私の事業プランに関しての検証をしてみたいと思います。
今回は簡単に「YES」 「NO」で答えます。

(1)紙とクレヨンだけを使ってあなたのアイディアを他の人に説明できますか?
YES

(2)あなたのマーケティング戦略を一つの文章で定義できますか?
YES

(3)あなたのサービスを買ってくれるような人を6人以上知っていますか?その人たちのことをあなたは十分に知っていますか?
NO

(4)もし誰かがあなたのアイデアを今日盗んだとしても、あなたはそのビジネスを続けますか?
YES

(5)あなたが予想している2倍の費用、3倍の時間がかかったとしてもあなたはそれをやりたいですか?
YES

(6)状況によっては訪問販売してでも売る気がありますか?
YES

(7)メディアにとりあげてもらえるようなアイデアですか?メディアの人に話をしてみましたか?
最初の質問、YES。2番目の質問、NO。

(8)ビジネスのあらゆる場面で物事をちゃんと評価して、助けてくれる助言者はいますか?
NO

(9)たとえ失敗したとしても、損失を補うことができますか?
YES

(10)あなたはこのような言葉を信じていませんか?「これはみんな欲しがるよ!」「競合はいないね。」「誰も思いつかなかったよ!」・・・
YES,NO

あくまでも主観的な回答なので、もしかしたら不足しているかもしれません。

この文章の最後にこう書かれています。
『たとえ上記の問いでうまく答えられなかったとしても問題ありません。問題がはっきりしたことであなたは一歩前進したのですから・・・。』

準備不足として(3)のリサーチ、(8)のアドバイザー不足、(10)の過信、調査不足。これは今後の糧にしていきたいと思います。

2007年3月10日土曜日

ヨーロッパでのアジアマンガ情報

 ASIA TIMESに面白い記事が載っていた。
ヨーロッパでのアジアコミックスに関しての状況である。
ここでアジアコミックスと書いてあるが、ほとんどが日本のマンガと考えてよい。

ここ10年での欧州でのアジアのマンガ状況が変化してきたようだ。
日本のアニメは70年代から放送され、繁栄した80年代に見ていたアニメファンを「第一世代」と言うらしい。その世代が日本のマンガを読むようになり90年代にマンガの売上げ部数が急激にのび2003~2005年にピークを迎えた。

 さて何がその理由であろうか?専門家の分析によると

・まずはその発刊の早さらしい。
アメリカの作者は1冊出すのに2年かける。日本の漫画家は数ヶ月で1冊を発行する。
ファンは2年も待てなく、日本の漫画の早い発刊スピードに慣れてきた。

・ファンは長い物語を好む
ドラゴンボールのように毎回新しい物語が毎月出る事に魅力を感じる。

・自分探し
時代に反抗する若者世代の特徴として自分の文化と異なるものに興味を抱く。

GFK Instituteによると2006年のコミック市場は382百万ユーロ(580億円)、4千万部発行。
1799部のコミックスのうち、アメリカ製は239部、アジア製は1418部を占める。

百聞は一見に如かずですが、実際に欧州のマンガショップ行けばどれだけ日本のマンガが多いかビックリします。
上記はバルセロナのマンガショップのマンガの棚ですがほぼ全てが日本のマンガです。

出典:ASIA TIMES Asian comics make Europe anxious
http://atimes.com/atimes/Asian_Economy/IC08Dk01.html 

2007年3月9日金曜日

バルセロナでの店舗

現在スペイン人のパートナーと店舗の相場を調べています。

 今の目的としては「どれ位の店舗がどれ位の家賃なのか」を調べるためにです。またどのような店舗の形態が多いのかも知ることとして重要です。

今までの調査で分かったことで物件に3つの形態があります。

(1)Se Vende(販売物件) 
 販売している物件です。これは多くのお金が必要となります。よってこの形態は却下です。

(2)Se Alquilar(賃貸物件) 
 月々の家賃タイプです。これは日本では一番メジャーな形態ではないでしょうか?スペインでもこれを探しているのですが、実際飲食店に関してはこれがあまり多くないのです。
どんなのが多いかと言うと下記に載せました「Se Traspaso」です。これが厄介なのです。

(3)Se traspaso(営業権譲渡) 
 これは飲食店のライセンス込みの営業権も含めた賃貸です。最初に数百万円のお金を払い、しかも毎月の家賃も支払います。大体100㎡のバータイプのところでも最初のお金が300~500万円するのがザラです。これは日本には無い形態なので最初は理解に苦しみました。

 すぐに飲食店を始める際にはSe traspasoがいいのですが、ネックは最初の金額です。勿論中にはSe Alquilar(賃貸物件)でも飲食店があります。しかしその場合は毎月の賃料が多少高めになっています。


 と言うことでSe Alquilar(賃貸物件)をメインに現在検討中です。Se traspasoでは回収までの期間があまりにも長すぎます。

よって形態によっては喫茶店よりも厨房を必要としない簡素なタイプも含めて店舗像を検討しています。

2007年3月6日火曜日

EXPO MANGA 2007 MADRID



2007年3月1週の週末にマドリッドにて『EXPO MANGA 2007』が開催された。

参加者は前年比140%増の1万3千人以上が入場。
写真のようにアニメキャラクターの衣装を着ての参加もあり、盛り上がった。
イベントには30団体50店舗が参加。

また各賞の発表も行われた。
投票はオンラインで1月1日から2月20日まで行われました。投票総数、得票数は不明です。

【EXPOMANGA 2007 各賞】
(1)スペインベストマンガ
-Death note
-鋼の錬金術師
-NANA

(2)スペインベストアニメ
-めぞん一刻
-千年女優
-Ghost in the shell

(3)ベストメディア
-Animangaweb(インターネットページ)
-Cuatrosfera (チャンネル「Cuatro」のテレビ番組)
-Minami (雑誌)

(4)2006年ベストアニメ
-鋼の錬金術師
-Naruto
-聖闘士星矢

(5)2006年日本人作者のベストマンガ
-Death Note
-美鳥の日々
-NANA


【EXPOMANGA2007 最多得票賞】

(1)2006年好きなアニメシリーズ
-鋼の錬金術師
-Naruto
-NANA

(2)2006年好きなOVA
-きまぐれオレンジロード
-るろうに剣心
-Spirit of Wonder

(3)2006年好きな映画
-ハウルの動く城
-千年女優
-ツバサクロニカル

(4)2007年待ち遠しいマンガ
-ドラゴンクエスト
-銀魂
-ジャングルはいつもハレのちグゥ

(5)2007年待ち遠しいアニメ
-Bleach
-Death Note
-NANA

(6)2006年好きな女性主人公
-春日野美鳥 (美鳥の日々)
-小松奈々 (NANA)
-大崎ナナ (NANA)

(7)2006年好きな男性主人公
-黒崎一護 (Bleach)
-沢村正治 (美鳥の日々)
-べジータ (ドラゴンボール)

(8)2006年好きな漫画家
-井上和郎(美鳥の日々)
-谷口ジロー(追跡者)
-鳥山明(ドラゴンボール)

Source:http://www.amigosdelcomic.com/


「美鳥の日々」というマンガは初めて聞きました。
日本ではそれ程人気はないが、スペインではすごい人気があるマンガがあったりしますね。
ただ、最近はネットからも情報を取れる事もあり世界的に人気のあるマンガと言うのが
似通っている傾向もあります。

2007年2月27日火曜日

アニメマーケット概要

【世界のアニメ市場】


 日本では既に認知されている日本のアニメ。日本国内では2兆円であり、アメリカにある日本のアニメ関連市場は5000億円あるといわれている。韓国政府の調査では、世界で放送されているアニメ番組の60%が日本製だとされている。「ポケモン」は世界68カ国と2地域で放映され数多くの日本製アニメが世界各国で放映されている。

 欧州でも例外ではなくフランス、ドイツ、イタリア、スペインでもアニメ人気が強い。特にフランスでは日本のアニメ人気が過熱になった。「UFOロボ グレンダイザー」はフランスで視聴率100%を取るということに至るほど人気を博した。その後国内アニメ産業を保護するために海外製アニメを40%に割り当てる制限を課した。


日本のアニメの人気の理由は色々と言われているが例を挙げると

(1)女児向けのアニメ 当時のアメリカのアニメと言えば男児向けの正義ヒーローモノが多かった。しかし日本の漫画は「キャンディ・キャンディ」のように女児向けのアニメを展開。

(2)ストーリー性のあるアニメ 当時のアメリカのアニメのように毎回同じ展開で終わるアニメではなく、ストーリーがあり視聴者を楽しませる要素がある。

(3)身近な素材のアニメ 主人公が特殊な能力を持たないごく普通の人間であり身近な生活等の題材を扱ったこと。そのことで視聴者もより親近感を感じた。

(4)日本独自の文化 日本の忍者、武士の物語は異国の話であり興味をそそる内容であった。
その中でスペインでのアニメ市場はどうであろうか?



【スペインでのアニメ市場】


スペインで放映されるアニメの大半が日本製アニメであり、日本アニメは人気である。下記はその一例である。

(地上派)
・TVE La2:スペイン国営放送2ch 
http://www.tve.es/
日本アニメの例:キャプテン翼、金色のガッシュベル等

・Antenna3:全国の地上派 
http://www.antena3.es/
日本アニメの例:クレヨンしんちゃん等

・Cuatro:全国の地上派
http://www.cuatro.com/
日本アニメの例:ドラゴンボールZ、2人はプリキュア、ナルト等

・La sexta:2006年開設の新しい地上派
http://www.lasexta.com/
日本アニメの例:幽遊白書等

全国区のTV局6局の中で4局はアニメを放送しており、その大部分が日本のアニメである。


・K3:カタルーニャ地方のみの地上派 1日に5つ程度のアニメ番組あり。その80%が日本のアニメ http://www.tv3.cat/
日本アニメの例:ドラえもん,One piece,こち亀,名探偵コナン、犬夜叉等         

(アニメ専用TV)ケーブルTV等で視聴可

・CanalBuzz(娯楽専用番組):専用番組ほぼ全て日本のアニメ。日本で数年前に深夜帯にやっていたマイナーな日本のアニメを放送 
http://www.canalbuzz.tv/ 
日本アニメの例:るろうに剣心、GANTZ、ラブひな等         

・Cartoon network:専用番組 40%が日本のアニメ 日本のアニメ例:しんちゃん、金色のガッシュベル、聖闘士星矢 とアニメ番組に関しては日本のアニメが主導権を握っている。ドラゴンボールZはいまだに毎朝TVで見る事ができる。また傾向としては日本でそれほど流行らなかったものがスペインで人気だったりしている。


(スペインでのアニメ本屋状況)

 さてでは今度はスペイン国内のコミック取扱店を見てみよう。下記のURLがスペイン国内でマンガ(COMIC)を販売している本屋のリストである。
http://www.bibliopolis.org/librerias.htm
COMICと言ってもアメリカンコミックも含まれるので全ての店で日本のマンガが販売しているわけではないことをご了解いただきたい。
スペイン内のコミック取り扱い本屋:220店以上うちバルセロナでは43店舗がある。

(バルセロナでのアニメグッズショップ)

基本的にスペインではアニメグッズ専門の店は無い。アニメの本も一緒に売っているのである。上記の43店舗この店舗全て行ったわけではないが、実際に大手の店は3店舗である。

-NORMA EDITORIAL:この会社は実際日本のマンガの翻訳をもやっている最大手。
-CHUNICHI:中国の人が運営するマンガグッズショップ。日本の商品はここが輸出入しているらしい。
-CONTINUAR:1Fが西洋のマンガ、B1Fが日本のマンガ、アニメグッズ


(バルセロナのアニメ熱)
Salon del Manga:アニメ展示会 2006年11月にバルセロナで開かれたアニメの展示会。入場数6万人。入場制限が行われている程盛況であった。また日本のアニメのキャラクターに扮したコスプレをした若者が多く入場していた。



こんな感じで大盛り上がりでした。

また在スペイン日本大使館の調査(2005年11月)がある。(下図)


この調査からアニメ(コミック)は本来の潜在的需要よりも実際の普及度が多くなっておりその人気を示している。それだけ日本のアニメがスペインで広まっていることを示すのである。

バルセロナのアニメマーケット

スペインのマーケット概要の紹介の項目から下記のような結論が考える事が出来ます。

・スペインでは日本のアニメが浸透している。

まずはそれを証明したいと思います。
【視覚編】
まずは百聞は一見に如かずです。以前は動画で紹介しましたが、今回は写真でどれだけ盛況だったかをご紹介します。

2006年11月にバルセロナ郊外で行われた「Salon del Manga」の写真です。

2日間で6万人来たといわれています。

開場1時前でこの行列です。10時開場で14時には入場制限を行ったくらいです。

会場の中はこんな感じで、多くのアニメショップがありました。

コスプレのイベントの際にはステージ周辺は人だかりです。

一応写真でこのイベントの人気を分かっていただけたかと思います。


では次に数字からスペインのアニメマーケットを検証していきましょう。
【数字編】
展開するスペイン、バルセロナではどれくらいのマーケットがあるのでしょうか?


上記の絵を見てください。

(1)4,180万人のスペイン人います。
30歳までの成年が過去にアニメを見たとします。
 (30歳になる友人誰に聞いても小さい頃「ハイジを見た」「聖闘士聖矢」を見たという話は聞きます。子供の頃見ていたマンガで育った世代が既に30代にもなっているのです。)
そうなると大きく言うと
(2)1,500万人の30歳以下のスペイン人が潜在的な顧客になります。
しかし30歳以下のスペイン人皆が好きなわけではありません。
6万人の入場のあるマンガのイベントはバルセロナでは年に4回あります。これに参加する人はコアなアニメファンと言ってもいいでしょう。
よってコアなアニメファンは
(3)6万人*4回=6万人~25万人のコアなアニメファンがいます。
  (当然25万人は述べ人口なので実際には6万~25万人なります。)
コアな中でもコスプレに参加する人はもっとコアです。コアコアファンとでも呼びましょうか(笑)
(4)300人~1,200人のアニメコアコアファン
よってまとめますと
(a)1500万人の潜在的顧客がある
(b)6万~25万人の可能性の高いファンがいる
(c)300~1,200人程度のオタクレベルのファンがいる
実際に顧客として考えられる範囲としては(b)の25万人になるでしょうか?

バルセロナには以前に説明しましたが、アニメグッズを売っている大手は3店舗しかありません。
さて商品を売るにしてもこの3店舗が何を売っているのか見極めなくてはいけません。
次回はその3店舗の売っているものについて見ていきましょう。

ビジネスチャンス

今回はビジネスチャンスについて紹介します。


その前に下記の写真を見て下さい。






よく日本でも売っているアニメキャラクターのフィギュアです。
さてこれ1体(写真には複数になっていますが)いくらでしょうか?

日本では1体100円とかですよね。ものにもよりますけど、高くても500円だったりします。

これがスペインではいくらでしょうか?


なんと日本の価格の3倍位です。
この価格はどの店に行っても大体同じです。

我々日本人から見ると「かなりぼってるなぁ」と思います。
しかし日本で買ってもスペインまで送る送料、税金等もあるので日本で調達するよりコストは高い。
そしてマーケットは需要と供給によって価格が決まります。スペイン人が6ユーロでも買うのであればこの商品は6ユーロの価値なのです。
 この考えは日本でも同じですね。ジュースはスーパーでは70円で売っていますが、方が山の上のホテルでは200円だったりします。

要は(日本では)300円のものが(スペインでは)1000円で売れる可能性があるのです。

ここで前回話をした3店舗はスペインの会社。
そして売っている商品はマンガとアニメグッズです。アニメグッズのほぼ大半は日本からの輸入ものです。やはり日本から調達する際にはコストがかかってしまいます。 そのコストが販売価格に反映されています。

そこでビジネスチャンスを感じました。

ビジネスチャンスその1:アニメグッズがスペインで売れる。しかも競合より安い値段で仕入れられる。

しかしながらアニメグッズショップはリスクがあります。

そんなに多くの客が買うのか?
という疑問です。
食べ物だと毎日どこかで食べないといけないので、飲食店は日銭が入る一番いい例です。
現にバルセロナでは日本料理屋さんが大繁盛です。

しかし、アニメグッズとは趣味の範囲。よって1人が買うとしてもそんなに頻繁ではありません。

そこで考えました。
出来るだけ毎日の日銭が入る形態は無いか?
そこで参考になるのはマンガ・アニメ先進国の日本です。

ありました!
「マンガ喫茶」です。

ビジネスチャンスその2:スペインにマンガ喫茶がまだ存在しない。
それではマンガ喫茶を合わせた
「マンガ喫茶+アニメグッズショップ」を展開してはどうかと感じたのです。

マンガ喫茶にて、マンガを読む環境を提供します。
そしてそこでマンガに興味を持ってもらう事により、関連のアニメグッズを購入してもらう。
というサイクルが出来ます。

上記の2点のビジネスチャンスは日本人の私だから感じたものかもしれません。

ビジネスモデル



それではビジネスの概要に関して説明します。

【ビジョン】
スペインへ日本の新しい文化=『アニメ、マンガ』を伝え、広める。


【基本コンセプト】
日本のアニメ商品のバルセロナでのインターネット・マンガ喫茶兼アニメグッズショップの運営。
 アニメ関連ショップはスペインにも存在するが、「マンガ喫茶」としての店舗はスペイン初。PCも使えるインターネットカフェの役割も兼ねた場所の提供。
基本的なビジネスとして日本のアニメ関連商品のスペインへ輸入・自店舗での販売から卸売り、将来的にはブランド確立後フランチャイズ展開も狙う。


では各事業に関して簡単に説明していこうと思います。

【4P】
よく言われる4P(Product,Price, Place, Promotion)をベースに紹介していきます。

【店舗基本情報】
・想定席数:30~50席(インターネット席:当初5~10台)
・想定床面積:100㎡以上

【1.Product:商品】
・マンガ喫茶:マンガを読める場所。アニメ好きの集まる場所。
・アニメグッズ:スペインで流行っているアニメの日本からの調達。

【2.Price:価格】
・マンガ喫茶:1時間利用料金:2~3ユーロ
・アニメグッズ:商品原価50%

【3.Place:場所】
 バルセロナ。
何故バルセロナ?
(理由1)人口 640万人(スペイン第2の都市),外国人観光客数1位(1280万人/年)観光収入2位
(理由2)アニメ関連の展示会が多い(Salon del Manga:年2回,Salon del Comic:年2回)
(理由3)発起人,パートナーの所在地

店舗はバルセロナの中心街、学校の多い住宅街、アニメショップの多い地区、展示会場の近い場所を検討。

【4.Promotion:販売促進】
Salon del Manga等のアニメイベント等に参加するくらいで、基本的にプロモーションはしない。


【ターゲットマーケット】
ターゲットマーケットは下記の図をご覧ください。


メインターゲットは「バルセロナのアニメマーケット 」でご紹介しましたが
アニメイベント参加者< ターゲットマーケット <30歳
で 25万人以上1,500万人の範囲にあります。

【他社との差別化要因】
当社の強み、他社との差別化要因です。


低価格
商品を直接日本から納入することにより、競合より魅力があり安い商品を提供する。

読体験
マンガを読む場所を提供しより多くのマンガに触れてもらう。そしてマンガを読むことになりリピーターとしてきてもらう。マンガに触れた後にキャラクターに興味を持ちグッズを購入という循環を目指す。

交流
イベントを開催し同じ興味を持つ人との交流の場を提供。


次に当ビジネスモデルの強みについて紹介します。
【SWOT分析】
SWOT分析により会社の強い・弱み(内部要因)、機会・脅威と言う外部要因に分けれての
分析を紹介します。


Strength(強み)
(1)スペイン初のマンガ喫茶による先行者メリット スペイン初のマンガ喫茶展開によりブランドを確立。

(2)商品流通ルート
 人気のあるアニメのほぼ大半が日本のアニメである。その為アニメグッズも日本より輸入している。スペイン現地企業は言葉、距離の壁の為中国関連の流通卸を利用。その為コストが高くなっている。当ビジネスは日本人スタッフが現地と直接コンタクトし商品を低価格で納入し、スペインの顧客へ現在の他社の提供している価格以下で提供する。この場合でも納入コストが低いため他社よりも高い利益率を維持できる。

(3)マネージメントチーム
 当ビジネスに関してスペインのマーケットの理解と日本国内の商品調達のネットワークが一番重要である。スペイン人パートナーはスペイン国内のアニメ事情に詳しく、アニメ関連団体・TV局とのネットワークがありスペイン人が何を欲しているのかの目利きが出来る。
 また日本人スタッフによりその必要な商品を日本より探し、交渉することが出来る。このスペイン・日本への密接した連携が当社の強い競争力の基となっている。

(4)イベント展開
 当ビジネスはマンガを読むスペースの提供、商品の販売のみではなくアニメ・マンガに触れる場としての提供も目指している。イベントを行うことで日本文化の流布を目的とし多くの日本ファンを作ることも目的と考えている。
 運営予定としては下記の内容を検討している。
・アニメによる日本語講座
・コスプレパーティー
・日本文化紹介
また日本に興味のある顧客が多いので日本関連商品のスペイン国内でのマーケティングリサーチ、アンテナショップ的な運営も考えられる。

Weakness(弱み)
(1)小資本による人員/経験不足
 小資本の立ち上げの為に初期より大きな展開が出来ない点。その為大資本の参入により顧客を奪われる可能性がある。対策としては先行者のメリットを使い、常に新しいサービスを提供していく。
 (例)インターネット設置、ゲーム設置、インターネットゲームの提供等。
 経験不足に関しては、この新規形態に関してはスペインで経験者がいないのでどこでも同じである。
その点では日本でのマンガ喫茶の事例を参考にしながら運営を考えていく。

Opportunity(機会)
(1)日本のアニメ人気上昇 マーケットに関しては「バルセロナのアニメマーケット」にて説明しましたが年をおうごとにアニメ展示会への参加者が増え続けています。この傾向は当分変らないと想定されます。

(2)競合が少ない アニメグッズを提供している店はバルセロナ市内で大手で3店舗です。またマンガ喫茶の展開は皆無です。ここに新形態のビジネスを展開できるチャンスがあります。

(4)コスト(人件費、家賃等)が比較的安い
 日本に比べるとスペインでの人件費、家賃が低い。その為BreakEven pointが低く設定できる。

Threats(脅威)
(1)スペインの商習慣
スペイン固有の制度、文化がある。
例えば夏になると8月はバカンスシーズンで多くの国民が休みを取り、店を閉めてしまう。この際顧客の減少が想定される。また日曜には通常の店は定休と法律で制定されたりしているのでこの固有の商習慣を考慮しなければならない。

(2)限定されたマーケット
 まだまだアニメマーケットは小さく、一般には認知されていない。その為小さいマーケットゆえにどれだけのポテンシャルがあるか分からないのが現状である。


【成長展開】
当ビジネスの目標を下記の3つのタームに分別する事ができる

【1ターム】:店舗運営地盤作り期
新規事業の為に大きな最低限の投資での運営を行う。
1店舗を立ち上げ、自力で黒字を出せる仕組み作りを行う。
そこで運営に関しての成功要因、問題要因等実際のビジネスに立ち向かうことでノウハウを蓄積。

【2ターム】:他都市展開(水平展開)
 上記で得たノウハウを利用し他展開。
・他の都市への展開
・フランチャイズ
・店舗運営コンサルティング
・他店舗への商品卸売り

【3ターム】:他ビジネス(垂直展開)
 これまでの経験、ネットワーク、マーケット理解を通して下記の
・権利ビジネス(コミックス、アニメ、グッズ)
・ビジネスコンサルティング(マーケティング調査)
・日本のアニメ教育機関への研修サポート
・日・スペイン両国のアニメ関連事業交流ビジネス
・他ビジネス展開(本格的飲食店、雑貨店)

売上げ見込み

財務関連の数字は毎回修正しています。

 最初の資本金の計画によりどれ位の規模で行うかも変ってしまうのであくまでも目安と思ってください。よって問い合わせの際に具体的な数字を提出します。

下記の内容は2007年2月時点の見込みです。

条件)
年中無休
開店時間10時~22時(12時間営業)
席:30席
シート利用料:2ユーロ/時




内訳としては
マンガ喫茶:120人/日の来店(シート占有率40%)
アニメグッズ:24名購入(マンガ喫茶来店の20%が1人当たり10ユーロ相当の商品を購入と想定)

上記の場合1日480€の売上げになります。
ここで大体Break even pointになります。

を想定しています。

スケジュール

現状の立ち上げスケジュール。

【目標】
2007年10月末にバルセロナで開催される「Salon del Manga」に合わせて開店。
(2007年12月現在:2008年春以降に変更)
→潜在的な顧客の集まる場所にての告知が有効

全てのスケジュールをそれに合わせ逆算する。

【第1期】:事業プラン作成(~2007年5月)
・市場調査(スペイン国内)
・商材調査(日本国内)
・他店舗調査
・コスト見積もり
・法律関連確認(弁護士、税理士)

→事業計画書、財務計画書作成

【第2期】:出資、会社設立(~2007年8月)
・出資者集め
・事業計画書の決定
・会社設立
・社員募集
・店舗契約
・日本での納入業者開拓

【第3期】:店舗改装(2007年8月~10月)
・店舗改装
・ライセンス取得
・電気、水道、インターネット等の契約
・広告準備
・日本より商材の調達

【第4期】:開店(2007年10月末)
・Salon del Manga出展
・店舗開店

財務計画

財務計画に関しては様々なシナリオによって変化します。
よってこのサイト上では具体的な内容を書くことはできません。
しかし売上げ要素、コスト要素を述べて大体のイメージをつかんでいただければと思います。

【売上げ要素】
(1)マンガ喫茶利用代:1時間2ユーロ
(2)飲食物代金
(3)アニメグッズ購入代

以上がメインになります。
その後店舗の発展によりメイン業務に派生した売上げが発生すると思われます。

【コスト要素】
(1)店舗家賃
(2)仕入れ(マンガ、飲食物、アニメグッズ)
(3)人件費
(4)光熱費
(5)弁護士、会計士、社会保険等その他

その他初期として下記のものがかかります。
-店舗保証金
-改装費
-Webサイト立ち上げ
-機材、家具購入費
など等

マネージメントチーム

私どもマネージメントチームの紹介です。

私どもはバルセロナ現地に在住する日本人とスペイン人のパートナーによる2名からなります。
 
 日本人は日本の一般の企業にて就業し、プロジェクトマネジメント の経験があります。
その後スペインに渡り現地企業にて働いております。 (スペイン語:上級)
 
 スペイン人のパートナーはスペインのアニメ市場を熟知しており8年前にアニメの展示会が初めて行われた時より毎年参加。その為現地でのネットワークを持つ。また毎年日本に来ており、日本の文化にも精通している。 

 役割としては日本人が経営、財務及び日本での商材調達を担当、スペイン人パートナーが実務を担当しスペイン国内の市場調査、営業を行う。

2007年2月23日金曜日

はじめに

このページをはじめてご覧になられた方、初めまして。

私はスペインで起業を考えている者です。


展開するビジネスはもったいぶらずに言います。
『マンガ喫茶+アニメグッズショップ』(予定)
です。


多分皆さんこれを聞いただけではいろいろな質問があると思います。

「マーケットはどうなっている?」

「スペインでアニメ人気あるの?」

「どんな形態のビジネスなのか全くイメージできない」


その前に「そもそもお前誰だ!」と思う方もいると思います(笑)。


その意味で様々な情報に関しては今後のエントリーで記載していこうと思います。


またこのページを公開した理由は「読者の皆さんにサポーターになって欲しい」と言うことです。
アニメ、マンガはもはや世界に誇る日本の文化・重要な産業です。
それはスペインでも例外ではありません。毎日アニメが放送されています。しかも過半数以上が日本のアニメです。

日本人として生まれ、スペインでこのアニメの発展に寄与できればと思ったのが動機です。その為に日本人である皆さんに後押しをしてもらいたいと思っています。



サポートにもいろいろあります。

投資家の方であれば出資としてサポートできます。
企業様であれば現物出資、現地でのアンテナショップとしての活用等できます。
個人の方でも「がんばれのコメント」で応援いただくことができます。


正直言って、ブログを書くことは躊躇しました。

途中で挫折するかもしれません。
アイデアを盗まれるかもしれません。
私の働いている会社にばれるかもしれません。

スペインでの起業は色々な制限がありかなり厳しいのです。


もしかしたら不利な事があるかもしれません。


しかしそれ以上に「アイデアを外に向けることによって得る未知の反響」に期待しています。
今はインターネットの時代。


その願いを込めてこのブログをはじめました。

また本サイトの情報の著作権は全て著者に帰属しますので、無断利用・無断転載はお断りします。
是非その際にはご連絡ください。