プレジデント 2004年9月13日号
日本から持ってきた「プレジデント 2004年9月13日号」を読みました。かなり古いものです。
題名は「上司道 鍛錬道場」
そこには16人の経営者の言葉がありました。
大きく分けると2つのタイプの経営者がいると思いました。
社内で出世して上がってきた経営者と自分で起業した経営者。
社内からの経営者は特に営業、管理、人事等会社の実践面の事に関して書いていました。
「どうしたら売上げを上げるか?」とか「優秀な人材を育てるには?」とかです。
反面起業出身の経営者はどちらかというとマインド面の事を書いていました。
これは読者の今置かれている環境によってどの記事が興味あるかは変わるでしょう。
私は後者のタイプなので興味深く読ませていただきました。
読んだ人はセコム、ドンキホーテ、シダックスの社長さんの話。
どれも興味深い話ばかりである。
特にセコムの飯田さんはためになる話をされていました。
「事業を考える際には誰とも話さない。殆どがインスピレーションである」。
日本では警備会社が無いために、普通であれば欧米へ行き視察するのであるが、セコムの場合はそれをしなかったらしい。見ることにより自分の思考に影響を与えよりよいアイデアが湧かないらしい。とにかく考え抜いてその末にブレークスルーがあるとおっしゃっていました。昨日のエントリーに通じるところがありますね。
この内容に関しては成功したから言えるかもしれませんね。欧米の実情を知っていればよりアイデアを具体的に落とし込めるという事もありますしね。
しかしもうひとつの言葉は結構いい話でした。セコムでは料金を前払いで顧客企業からもらっているらしい。そもそも社会の商習慣になっている「支払いは後」と言う概念がおかしいと飯田さんは言っている。
これは私も同感です。小さい頃は商品を買う際にはお金と交換でした。それが社会人になっていくと信用という名の下に「支払いは月末締めの翌月~日払い」とか後払いになっています。確かに一括で支払ったほうが管理しやすい等のメリットはありますが、基本的には商品を買う際にはお金を同時に払う。そうすれば回収とか余計な労力がかかりません。社会人として働いているとどんどん「社会のルール」に染まっていくときがあります。出来るだけ本質をシンプルに見ていく努力をしていきたいと思います。
そして最後におっしゃっている言葉として
「起業家には知識、知恵(経験)、実行力が必要だ」と言われています。
経験しているだけあり説得力ありますねぇ。
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