2008年2月28日木曜日

改装業者との交渉

まずは今回は改装業者との交渉。

スペイン人パートナーとは前日にしっかり話していたため理解してくれた。
また今回に関しては彼は聞いているのみで自分が業者とで交渉を行った。

結果的には必要最低限の工事を予算以内でできるようになった。

今回の改装に関しては2人とも専門ではないのでどれくらいかかるか分からない。
そのため全て丸投げしてしまう可能性が高かった。

それとM氏との話で、「できること」・「できないこと」に関しての見極めができたのが大きい。

デザインを作成しお店に行き大体の購入商品の目安はついたので予算もかなり現実的になってきました。


それと今日銀行に行ってオンラインバンキングの登録、会社のクレジットカードの申請を行いました。

2008年2月24日日曜日

喧々諤々

 本日物件を改装業者も含めて話しました。
先日も書いたように物件の立地、大きさもあるので是非この物件にしたいと思っています。

そんな中、ちょっとした問題が起きました。
それはスペイン人パートナーと。

今まではお互い理想を語り合っていたので、笑いながら話し合っていました。
しかしこれからはお金も絡んでくるのでやりたいのもとできるものの差が出てしまいます。

私は資金計画をして、それなりに予算を検討しているのでできれば改装は抑えたい。
それをスペイン人パートナーはなんでもかんでもやりたい事ばかりをいう。
改装業者が言ったことを鵜呑みにする。またできない部分があれば皆でやろうと言っても「自分はできない」と拒否する。長い間お互いの意見が噛み合わない口論になりました。

 ・・・ちょっと愚痴になりました。

この問題は自分は現実(予算)で考え、パートナーは理想で考え話し合う。
そこで資金計画の実情を全て話して改装に使える予算を説明しました。
彼から見たら私は「お金が無いからダメ」とガミガミ言うお母さんのように見えるかもしれません。
でも一番重要なのは計画に基づいて予算を計上し、その予算内で実行することです。
「お金、お金」と言っていますが、お金が一番重要なのです。
いくらいい改装をしてもお金が続かず開店と同時に資金ショートしたら意味がありません。


またここではたまたまバルセロナで会って、この内装等をサポートしてもらっている
建築志望のM氏のサポートが大きく感じます。

 私もパートナーも改装に関しては素人。基本的には何もできないので
すぺて改装業者の言いなりになってしまう。
その点M氏は日本での現場経験もあるので、できない事・できる事がわかります。
彼の経験、意見によって堂々巡りの意見の言い合いも彼の仲裁により何とか同意の
ポイントまで来ることができました。(基本的には私の言い分を理解してもらったと言う事です)

今後のプロセスとして
・デザイン案を作成
・デザイン案に基づき必要な内装をピックアップ
・改装業者の見積もりにて、必要であれば自分たちでやる部分も検討
・上記の予算を計算
・今ある予算の範囲内に抑えるやり方を考え抜く

今ぎりぎりのところで話しているのでお互いのイメージに違うものに関しては
お互い譲歩しません。
今後もこのような事が続くと思います。

2008年2月23日土曜日

物件 見学2

今まで物件探しでは基本的に決める基準があります。

立地:
立地にも2つの意味があります。
    1つ目は地理的な意味。市街なのか郊外なのか。
     郊外であればわざわざ来る必要のあるものになります。
    2つ目は駅、バス等の公共施設からのアクセス。
     駅から分かりやすい位置か、近いかもポイントになります。
     それとその道自体の人通りもあります。

状況、設備:
    内装が必要か、機材は使えるものがあるか。
    壁・床の張替えが必要であればその分の費用がかかります。
    その他トイレ、エアコン等も無ければ入れる必要があります。
   
     機材に関しても、前に似たような業種のお店で残していたものが
    使えればその分買う必要はありません。

大きさ:
    漫画喫茶をするうえである程度のスペースは必要です。
    また大きければ拡張性もありますが、家賃がかかります。
    逆に小さいとお客さんが多く来ても対処できず潜在機会をなくしてしまいます。
     


そして一番重要なのが家賃
    これは毎月払うものなので重要です。
    やはり状態のいいものはそれなりに家賃が高いですし、状態が悪いものは
    家賃は安いです。

ピンチの後にはチャンスあり。
落胆する間も無く物件探しをしてまた見つけました。
















上記の条件で言うと立地(市街+駅からのアクセス)の面では十分です。
バルセロナで一番大きなサンツ駅から徒歩5分のところです。
ちょっと大通りから入った道を歩いて30m程度なので少々分かりにくい場所に
ありますが、この手のお客さんはもともと場所を分かって来るのでそれほど問題
ないと考えております。
また家賃も何とか予算の範囲内です。

 立地はいいですが、その分内装はかなりやる必要があります。

上記の写真ののっぺらのところを少ない予算でどこまで見栄えのよいものにするかが
今後の課題です。

一番の問題が予算。
床・壁・トイレの全交換、エアコンの導入等理想を言えばきりが無く、予算は既にオーバー。

そこに関して今スペイン人パートナーと半ば喧嘩になりながらも解決法を模索しています。
お金を使って解決できるのは馬鹿でもできます。
それを頭を使って無い予算内で理想に近づけるようにしていきたいと思います。

2008年2月20日水曜日

物件 見学 その後

 今回の物件を最終的な確認としてスペイン人パートナーの友人で市役所勤務で
建築基準に関して詳しい人を連れてきました。

そして分かった事は天井の高さが2.5m以上必要との事でした。
2Fの天井が2.37mしかなく結果的にこの物件をあきらめる事になりました。


今までずっとこの物件で考えていましたので、かなり残念です。

まあ気持ちを入れ替えて新しい物件を探そうと思います。

2008年2月17日日曜日

物件 見学

スペイン人のパートナーも長い日本への旅行も終わり帰ってきた。

これで準備に関してはアクセルを入れる事ができる。

早速、前々から気に入っていた物件を見に行きました。















今回はバルセロナで建築の勉強をしているMさんも一緒にお供してもらう。
彼とはここ最近知り合ったのだが、やはり建築を勉強しているだけあって
内装デザインに関してのアイデアを出してもらい、自分のイメージ以上になった。
しかも同時にお金のかからないやり方もあり、やはり専門家は違うなと痛感。


写真が今回行った物件。
もともとはバイクのヘルメット、ウェアのお店だったようである。

左が入り口で階段があり階段があり右上に見える2階へと通じている。
1階をアニメグッズショップ、2階をマンガ喫茶にできる感じである。
スペイン人のパートナーもOKであとは月曜日に専門家を交えて意見を聞いてから決める。


今回決めたポイントとしては

・店が大通りに面しているので分かりやすい。
 →バルセロナの街は路地が碁盤の目のようになっているのでどの道も角も同じに見えてしまう。   
  その点この道は大通りなの見つけるのが分かりやすい。また毎年4月に行われるアニメの
展示会の会場は目と鼻の先です。この際の来場者を連れてこれる事ができます。


・2Fのショーウィンドーが広いので中を見せることができる。
 →大半のお店が入り口が小さく奥長の形態をしています。
  今回の物件は入り口以外にも2Fがガラス張りになっているので、中が見えることもできるし
  ポスター等を張りお店の告知もできます。また窓が大きければ光が入ってきますし。


・内装の必要性が少ない
 →資本が少ないわが社としてはとにかくお金をかけない方法を考えております。
  1Fには昔のバイク屋のお店で使っていたショーウィンドウがあるのでそれを流用できそうです。
  また床もできており、壁も自分たちでペンキを塗ればできそうな程度です。
  
・東向き
 →昔から多少考えていたのは「できれば東向きの物件がいいな」と。
  バルセロナの夏はそれなりに暑いです。しかも午後になると日が高くなりより暑くなります。
  店舗としては西向きの物件ですとこの太陽の日差しを受けるので必然とエアコンの消費量
  が高くなります。この点東向きであればこれに比べればエアコンの消費量が低いのではな
  いかと見積もっています。冬はこっちは寒くないので暖房もそれほど要らないでしょう。



1年間いろいろと物件を見てきましたが、その中ではさまざまなよい条件がそろった物件と思います。

月曜日に見て、その後契約書は弁護士に確認してもらった後に契約する運びになるとおもいます。

2008年2月9日土曜日

やってはいけない事集

 起業する際に、最初は大きくなる事や儲かる事を考えて楽しい事が思い浮かびます。
しかし現実が近くになると逆に不安な点が多くよぎります。

商品が納入できなかったら、
お客さんが来なかったら、
他店舗よりも競争力がなかったら、
悪いうわさをつけられたら、
資金がショートしたら、、、、そして倒産したら・・・・・。

今までは成功者の本を読み漁り、その成功のエッセンスをつかもうとしていました。
しかしながら彼らは失敗した何万人の社長の上にたつ運のいい人だと痛感しました。
日本では起業し2年後にも残っているのは2割しかないとの事。

そこで現在は逆に失敗の事例の本をよみ「やるべきこと」よりも「やってはいけないこと」の
エッセンスをつかもうと考えました。

そこで日本で取り寄せた本が
「カッコ悪く起業した人が成功する」(光文社:鈴木健介氏著)を読んでいます。


今回はそのやってはいけないリストについて○×をつけたいと思います。
(内容、理由等はは本を読んでみてみてください。)
今回は○はOK、×はNGという印です。

(1)過去の実績や職歴にこだわる:○
(2)好きなことや得意な分野にこだわる:×
(3)趣味の延長で考える:△
(4)安易な他力本願のフランチャイズ加盟:○
(5)商品あり、資金あり、客なしの状態での起業:×
(6)景気活性期の起業:×
(7)現状回避からの起業:○
(8)退路を断って立ち向かう起業:×
(9)フォーマットに基づいて作った事業計画書に全てを託す:○
(10)自分以外の人を保証人にする:○
(11)不動産などを担保にする:○
(12)「何々業だから」と職種イメージで所在地を決める:○

この本には他の章もありますが起業前の項目は以上になります。
(5)に関しては確かに客がいれば商品も納入できるしお金も入ります。しかし私たちのビジネス形態の性質上小売なので0から客つくりしていく必要があります。
 しかし本当に必要なのは「商品」でも「お金」でもなく「客」なんだという意味が分かります。お客さん重視の対応を今回更に痛感しました。