2007年3月30日金曜日

タイミング

何でもタイミングと言うものがあります。
ビジネスでもタイミングがあります。

本当は十分に準備してから出発したいのですが、実際の世の中では万全の体制でいけない場合の方が多いのではないでしょうか?
今回はタイミングを痛感した事をご紹介します。

 ここ最近店舗物件をスペイン人のパートナーと見てまわっています。
2月からはじめて、10件以上の物件は見たでしょうか?

そうなると大体の相場と言うものが分かります。

サイト等での情報は床面積と値段と写真しか載っていないのが多いです。
まずは床面積に比例して値段が高い。次にキレイさに比例して値段が更に高い。
これはバルセロナでも同じで「掘り出し物件」を見つけるというのはかなり難しいです。

で基本的に物件は汚いので改装(リフォーム)はどこも必要。
結構この改装が高くついたりするんです。日本でも数百万円しますしね・・・・。

 で昨日見たところはまさにベストの店舗物件でした。
理由として

(1)駅から近い:徒歩数分の距離(店舗はロケーションが重要です)
(2)広い:2階構成になっている
(3)外見:ショーウインドーになっているので外から中が見やすい
(4)内装:基本的にそのまま使えるレベルのキレイさ

今回の件では特に(4)の改装をしなくても使える店です。
勿論我々のビジネスに適した内装にする必要はあるにしても床や壁を全て張り替える必要がありません。また電気、照明等もそのまま使えます。壁の色を変えたければそれは我々だけでできます。


でその反対に難点として
(5)家賃が高い:大きい分、キレイな分高い
(6)時期が早い:現在は秋の開店を考えていたので大家さんが秋まで待ってくれない

(5)の家賃に関してですが我々のレンジよりも高いのですが、相場観から言ってもお買い得の物件です。そして問題は(6)です。これが我々の始める前月であれば即決するのですがまだ4~5ヶ月あります。前倒しして開店を早めるにしても資金が用意できません・・・。

どうしようか迷っています。
このようなお得な物件は次にいつ来るか分かりません。今まで10件以上見た感覚で言うと改装無しでできる店舗は多分今後無いと思われます。


ベストなタイミングでビジネスが上手くいくことって難しいです。
逆にこのタイミングでどう決断するか、判断するかがビジネスには必要なのかもしれません。

と言うことでもしかしたら来月には開店するかもしれません(笑)

2007年3月16日金曜日

起業する前に自問すべき10の質問

起業する前に自問すべき10の質問というサイトがありました。
http://www.popxpop.com/archives/2007/03/10_6.html

 さて、自分で私の事業プランに関しての検証をしてみたいと思います。
今回は簡単に「YES」 「NO」で答えます。

(1)紙とクレヨンだけを使ってあなたのアイディアを他の人に説明できますか?
YES

(2)あなたのマーケティング戦略を一つの文章で定義できますか?
YES

(3)あなたのサービスを買ってくれるような人を6人以上知っていますか?その人たちのことをあなたは十分に知っていますか?
NO

(4)もし誰かがあなたのアイデアを今日盗んだとしても、あなたはそのビジネスを続けますか?
YES

(5)あなたが予想している2倍の費用、3倍の時間がかかったとしてもあなたはそれをやりたいですか?
YES

(6)状況によっては訪問販売してでも売る気がありますか?
YES

(7)メディアにとりあげてもらえるようなアイデアですか?メディアの人に話をしてみましたか?
最初の質問、YES。2番目の質問、NO。

(8)ビジネスのあらゆる場面で物事をちゃんと評価して、助けてくれる助言者はいますか?
NO

(9)たとえ失敗したとしても、損失を補うことができますか?
YES

(10)あなたはこのような言葉を信じていませんか?「これはみんな欲しがるよ!」「競合はいないね。」「誰も思いつかなかったよ!」・・・
YES,NO

あくまでも主観的な回答なので、もしかしたら不足しているかもしれません。

この文章の最後にこう書かれています。
『たとえ上記の問いでうまく答えられなかったとしても問題ありません。問題がはっきりしたことであなたは一歩前進したのですから・・・。』

準備不足として(3)のリサーチ、(8)のアドバイザー不足、(10)の過信、調査不足。これは今後の糧にしていきたいと思います。

2007年3月10日土曜日

ヨーロッパでのアジアマンガ情報

 ASIA TIMESに面白い記事が載っていた。
ヨーロッパでのアジアコミックスに関しての状況である。
ここでアジアコミックスと書いてあるが、ほとんどが日本のマンガと考えてよい。

ここ10年での欧州でのアジアのマンガ状況が変化してきたようだ。
日本のアニメは70年代から放送され、繁栄した80年代に見ていたアニメファンを「第一世代」と言うらしい。その世代が日本のマンガを読むようになり90年代にマンガの売上げ部数が急激にのび2003~2005年にピークを迎えた。

 さて何がその理由であろうか?専門家の分析によると

・まずはその発刊の早さらしい。
アメリカの作者は1冊出すのに2年かける。日本の漫画家は数ヶ月で1冊を発行する。
ファンは2年も待てなく、日本の漫画の早い発刊スピードに慣れてきた。

・ファンは長い物語を好む
ドラゴンボールのように毎回新しい物語が毎月出る事に魅力を感じる。

・自分探し
時代に反抗する若者世代の特徴として自分の文化と異なるものに興味を抱く。

GFK Instituteによると2006年のコミック市場は382百万ユーロ(580億円)、4千万部発行。
1799部のコミックスのうち、アメリカ製は239部、アジア製は1418部を占める。

百聞は一見に如かずですが、実際に欧州のマンガショップ行けばどれだけ日本のマンガが多いかビックリします。
上記はバルセロナのマンガショップのマンガの棚ですがほぼ全てが日本のマンガです。

出典:ASIA TIMES Asian comics make Europe anxious
http://atimes.com/atimes/Asian_Economy/IC08Dk01.html 

2007年3月9日金曜日

バルセロナでの店舗

現在スペイン人のパートナーと店舗の相場を調べています。

 今の目的としては「どれ位の店舗がどれ位の家賃なのか」を調べるためにです。またどのような店舗の形態が多いのかも知ることとして重要です。

今までの調査で分かったことで物件に3つの形態があります。

(1)Se Vende(販売物件) 
 販売している物件です。これは多くのお金が必要となります。よってこの形態は却下です。

(2)Se Alquilar(賃貸物件) 
 月々の家賃タイプです。これは日本では一番メジャーな形態ではないでしょうか?スペインでもこれを探しているのですが、実際飲食店に関してはこれがあまり多くないのです。
どんなのが多いかと言うと下記に載せました「Se Traspaso」です。これが厄介なのです。

(3)Se traspaso(営業権譲渡) 
 これは飲食店のライセンス込みの営業権も含めた賃貸です。最初に数百万円のお金を払い、しかも毎月の家賃も支払います。大体100㎡のバータイプのところでも最初のお金が300~500万円するのがザラです。これは日本には無い形態なので最初は理解に苦しみました。

 すぐに飲食店を始める際にはSe traspasoがいいのですが、ネックは最初の金額です。勿論中にはSe Alquilar(賃貸物件)でも飲食店があります。しかしその場合は毎月の賃料が多少高めになっています。


 と言うことでSe Alquilar(賃貸物件)をメインに現在検討中です。Se traspasoでは回収までの期間があまりにも長すぎます。

よって形態によっては喫茶店よりも厨房を必要としない簡素なタイプも含めて店舗像を検討しています。

2007年3月6日火曜日

EXPO MANGA 2007 MADRID



2007年3月1週の週末にマドリッドにて『EXPO MANGA 2007』が開催された。

参加者は前年比140%増の1万3千人以上が入場。
写真のようにアニメキャラクターの衣装を着ての参加もあり、盛り上がった。
イベントには30団体50店舗が参加。

また各賞の発表も行われた。
投票はオンラインで1月1日から2月20日まで行われました。投票総数、得票数は不明です。

【EXPOMANGA 2007 各賞】
(1)スペインベストマンガ
-Death note
-鋼の錬金術師
-NANA

(2)スペインベストアニメ
-めぞん一刻
-千年女優
-Ghost in the shell

(3)ベストメディア
-Animangaweb(インターネットページ)
-Cuatrosfera (チャンネル「Cuatro」のテレビ番組)
-Minami (雑誌)

(4)2006年ベストアニメ
-鋼の錬金術師
-Naruto
-聖闘士星矢

(5)2006年日本人作者のベストマンガ
-Death Note
-美鳥の日々
-NANA


【EXPOMANGA2007 最多得票賞】

(1)2006年好きなアニメシリーズ
-鋼の錬金術師
-Naruto
-NANA

(2)2006年好きなOVA
-きまぐれオレンジロード
-るろうに剣心
-Spirit of Wonder

(3)2006年好きな映画
-ハウルの動く城
-千年女優
-ツバサクロニカル

(4)2007年待ち遠しいマンガ
-ドラゴンクエスト
-銀魂
-ジャングルはいつもハレのちグゥ

(5)2007年待ち遠しいアニメ
-Bleach
-Death Note
-NANA

(6)2006年好きな女性主人公
-春日野美鳥 (美鳥の日々)
-小松奈々 (NANA)
-大崎ナナ (NANA)

(7)2006年好きな男性主人公
-黒崎一護 (Bleach)
-沢村正治 (美鳥の日々)
-べジータ (ドラゴンボール)

(8)2006年好きな漫画家
-井上和郎(美鳥の日々)
-谷口ジロー(追跡者)
-鳥山明(ドラゴンボール)

Source:http://www.amigosdelcomic.com/


「美鳥の日々」というマンガは初めて聞きました。
日本ではそれ程人気はないが、スペインではすごい人気があるマンガがあったりしますね。
ただ、最近はネットからも情報を取れる事もあり世界的に人気のあるマンガと言うのが
似通っている傾向もあります。