2007年5月23日水曜日

市場調査



本日はインタビューへ出かけました。
行った先はバルセロナで一番大きなマンガ+アニメグッズショップ。

ここでの調査目的は2つ。
1つ目はどれ位の客が来店するか
2つ目は実際にお客さんへのアンケート

午後4時半から8時まで3時間半行い、アンケートも20名行え様々な成果がありました。

特にアンケートは色々な点でお客さんの目線を知る事ができるのでとても貴重な経験でした。

例えば価格設定に関してですが、
どれくらいが適正か見極めるのかは難しいです。
会社としては高く売りたいし、ユーザーとしては安く買いたい。
しかしその適正価格と言うのが分からない。
ユーザーの欲しい価格帯より上だと高いというイメージがつき買う人数が減るし、
その価格帯より低いと本来はもう少し高い値で売ることができたはずで得る事が
できた利益を失ったとも見れます。

パートナーと話し合っても結局2人の経験でしか分かりません。

その点インタビューは効果的。
100人にインタビューすればどのくらいの価格帯で一番買う人がいるかを認識できます。
2人だとどっちが基準か分かりません。それ故に自分が当たり前、相手がおかしいと思ってしまいます。その中で自分のポジションも客観的に見ることが出来ます。

まだ20人のインタービューだけでしたが、得るものは多かったです。
このインタビューは100人まで行ってより精度の高いものにしていきたいと思っています。

2007年5月16日水曜日

1歩前進、5歩後退

今週から午後には色々とリサーチを始めている。
思った以上に実際に調べてみると予定通りにいかない。

例えば会社を作るにしても色々と制約がある。
「外国人(この場合は自分)は株主になれるが、事業主にすぐにはなれない。」とか、

そして昨日自分のビザの状況に関し弁護士と話したところ、再度申請しないといけない事が発覚。
正式にビザが取得できるまで数ヶ月。長ければ半年かかる。

と言うことで事業プランが後ろ倒しになりました。

何事も思ったとおりに行きません。
特に外国人がビジネスを始めようとするとこういった問題もあるのですね。

逆に考える、準備する時間ができたと前向きに考えます。

今回の事を知ったということで1歩前進、しかし今回の話で予定が後ろ倒しになったという事で5歩後退です。

2007年5月15日火曜日

会社名確定!

MANGA ROOMの名前が承認されました。

よって会社名は
MANGA ROOM S.L.

S.Lとは「Sociedad Limitada」の略で日本語で有限会社の意味です。
スペインでこの会社名を使えるのは私たちのみです。

以前も説明しましたが「我々のビジネスが分かりやすい名前にしたい」という事でしたので満足です。

しかし問題が・・・。
申請者の私の名前が間違っているのです。
日本であれば確実に確認するところなのに・・・・。
と言うことで訂正してもらいます。

今後は資本金の振込、登記簿の作成に入ります。

2007年5月4日金曜日

フルタイムからパートタイムへ

 今日スペインの会社の社長にパートタイムへの変更の旨を伝えました。

まあ日本の直属の上司がOKしたので問題はないのですが、やはり人によって考え方が違うのでどのように説明しようか悩みました。結局は別件で呼ばれたので、その際に話しました。

午前中は今の会社でのパートタイム、午後は自分のビジネスという感じで『二束のわらじ生活』を再来週からやります。

スペインの社長はどうにか今の会社と接点があるように考えて、自分も全てに入れるように提案してくれました。出来るだけ関連つければ、今の会社との関係も上手くいくのでいいと思います。
しかしあまり関係ばかり考えていると「無駄」が出てしまいますのでここは公正に見極めたいと思います。

2007年5月3日木曜日

起業宣言

皆様(と言っても見ている人そんなにいないと思いますが)

本日重大な決心をしました。


『会社を立ち上げます!』(2007年5月1日)

 「アイデアを作り上げ、それを検証する」段階から、「実際に起業」する段階にステップアップしました。
大きな違いは『責任』を背負うという事です。
今までは空いている時間を使い、色々な可能性を検討していた段階でした。
言う事はただ、何でも思った事をプランとして書いていた時期です。

 しかし会社を立ち上げればお金もかかります。
税金も払わねばなりません。
社員を雇えば生活を保障しないといけません。
最悪倒産した場合にはその結果が自分に返ってきます。

ということで『責任』というものが重くのしかかります。

 一応自分なりにも準備をしていました。
お金の件、店の件、法律の件。全てクリアではありませんがスピードが大事なので見切りスタートします。

 中でも勇気がいったのは、私の勤めている会社(日本の親会社)への報告です。
現在のフルタイムからパートタイムに変更してもらい、兼業の許可を得るという作業です。
まだ店舗の立ち上げまで時間がかかる身としては無給期間がある点、しかも海外というのはとても厳しいです。
個人の希望通りに行かない可能性もあり返事しだいでは、退社(クビ)の道もありえます。

 しかし隠していく事もいけないので正直に報告しました。結果的には賛成していただき、何かあればサポートもするという言葉をいただきました。
会社の管理する側になると部下が離れていったり、独立したりするとあまりいい気持ちしたりしないのですが、私の上司は理解のある方でした。

 と言うことで晴れてすがすがしい気持ちと、重い責任を感じながらやっていこうと思います。 勿論本業も今まで通りしっかりやっていきます。