2011年7月5日火曜日

ブログ移転します。

 今まで書いてきたこのブログですが、
エントリーが多くてごちゃごちゃしてきたことと、新しい事をするので心機一転を図って別のブログ
にした方がいいと思い新規に行うホテル関連のブログを別途作成しました。


このブログはMANGAROOMの起業ブログとして残しておこうと思います。

2011年2月28日月曜日

動き出します。

MANGAROOMの閉店から1年ちょっと経ちました。

平行して日本料理を立ち上げ1年半何とか落ち着くようになりました。

そこで新規の商売をやろうと動いていました。
それは「ホテル」運営になります。
今このブログ見ると構想からもう10ヶ月経つんですね。

ホテルといっても大きなものではなく個人経営の10部屋程度のものです。

さて、まずはなぜ「ホテル」なのか?

今まで物販(MANGAROOM)、日本料理屋を続けて色々な事を経験しました。

 MANGAROOMでは好きなことをやってきました。スペインでの日本のコンテンツ「アニメ、マンガ」
を売る事。それは日本人としては誇りに思い、そして得意な分野のものと思いました。
が、同時に物販の厳しさを感じました。

日本から輸入する時点で様々なコストがかかり、スペインでも景気が悪くあまり高いものを買わない。
よって売値も高く出来ない。そこには利益を出す事が難しくなります。
粗利率が非常に低い商売であり薄利多売の商売という事が分かりました。
またスペイン等欧州では日曜日のお店を閉めなくてはいけないという規制、バカンス(夏の1ヶ月)
といった事で売り上げの上下が多く店舗として運営する事の難しさを感じました。
この手の商売は固定費の低いネットショップでないと難しいと思います。

 さて、その次にはじめた日本料理。今の所生活できるようになりある意味落ち着きました。
ついでに料理も覚えたし、まかないがでるので食費も使わなくなりいいことづくめです。
またMANGAROOMで感じた利益率が低い点に関しては、お客さんはある程度見込めますし、
コストも物販に比べるとかなり低いので商売としてもよりよいものになりました。

この商売も落ち着いてきたので、今までの経験上ポイントとして気が付いた事をまとめ
下記のような商売があればやろうと感じていました。

(1)利益率の高い商売
ココまでの商売の鉄則で感じたのが「利益が一番重要」という事。
勿論当たり前なのですが、この当たり前を今までの商売で特に感じました。
コスト以上に売上を上げないと赤字=自分の身銭を切ることになるという事をとても感じたのです。

(2)安定した売り上げがある商売
マンガ等の嗜好品になると季節性に左右される事が多いです。イベントの多い春・秋は売れますが、
夏・冬の売上は厳しいです。そこで毎月安定して売上の上げれる商売が必要です。

(3)少ない人員で出来る商売
小規模の商売で一番かかるコストは何でしょうか?
人件費になります。商売の形態により必要な人員も変わります。
店舗であれば1人でしたが、日本料理屋になると寿司担当、厨房、ウエイター2名と最低4名必要です。
これを少ない人数で出来れば(1)にも通じますがより低いコストでできますし、利益率が高くできます。

上記のポイントを頭に入れながら、またスペインという外国の中で日本人としてできる商売を模索していました。

まずはスペインに住む日本人がやっている商売をリサーチしてました。
多くの人が日本料理屋をやっています。
その次には店舗をやっている人が多いです。

その中で主に日本人向けの宿のサービスをしているところがありました。
最初は宿という事で資金的にもかなり必要という事で見送っていました。

しかし、ちょうどたまたまバルセロナで日本人宿をやっている人に話を聞き、結構可能性のある商売
と感じました。

ここではまだ感覚の段階であり、実際に色々と計算に落とし込む必要がありました。

売上の要素として、どれくらいのお客さんが来るのか?
コスト要素として、物件取得にどれくらいかかるのか?
どのような想定リスクがあるのか等々、これはビジネスプランの作成するのと同じですよね。

今までの商売の経験上コスト要素は事前から分かることが出来ます。
しかし実は難しいのは売上がどれくらい得られるのかです。

MANGAROOMに関してはその売上予想がとても難しかった+失敗しました。
日本ではマンガ喫茶がうまく言ってる=スペインでもうまくいく
ではないのです。

その点ホテルに関しては実際にあるものなので、過去の実績から将来の予測はできます。
これは日本料理屋で実感したのですが、売上ってなぜか月によってもあまり変わらないんですよね。
そこで要はホテルの売上が分かれば、コストが分かるので儲かる商売なのかが分かります。

そこからホテル探し、資金集めをしました。

まずはホテル(こっちではペンション、オスタルといいますが)を売っている所を探しました。
主にネット、口コミで大体の相場を確認しました。

スペインではホテルにはライセンスがあり、そのライセンス取得するのに1年以上かかり
時間的・コスト的にもかかるので、そのライセンスのある宿を買うことが多いです。
その代わりライセンスの権利を買えば、ある設備がそのまま使えるので当日から営業ができます。

昨年の6月辺りから色々と見に行きました。
その中で色々情報を得る事ができ、多くを学ぶ事ができました。

他と比較する事によりライセンスの権利の相場というのも分かり交渉もできるようになりました。
また改装に関してもどれくらいの見積もりが必要か、そしてトータルのコストがいくらになるのか
も算出できるようになりました。
また売上に関しても先方に提出してもらい、シュミレーションする事もできました。

それを基に必要資金を割り出し、資金集めをする事にしました。
今まで見た物件でも10件近く見ました。
そこで比較しながら割高、割安の物件も分かるようになってきました。

その中で立地、価格、設備、状態等様々な点を見た上でよい物件を見つけました。
まだ交渉中なのでその物件はどうなる事やら~。

今後その流れをご紹介します。