2008年3月25日火曜日

改装工事始まる

 スペインでのセマナサンタ(聖週間)の連休も終わり、今日から本格的に改装工事が始まった。

朝8時15分に店舗に行き、鍵を渡す。
その後11時に電話会社が電話+インターネット+TVのセッティングに来た。


徐々に動いてきた。





左記の写真が市役所からもらった「工事許可書」である。
改装工事が下手をすると3週間かかることもあるので4月17日にバルセロナで行われる「Salon del comic」と同時期の開店はかなり微妙。まあダメでもビラを配りに行きます。

2008年3月19日水曜日

改装工事の準備

今は改装準備が多い。

まずは大まかな改装。
設計士に言われた要改装の点。
・トイレを身体障害者向けにする。
・床がデコボコしているのでそれを直す。
・トイレへの通路が狭いので広げる。
これに関してはM氏のサポートで大体の相場が分かったので大きな見込みの価格差が無くOK。
来週から工事をはじめることになる。

その工事を終えた後、半分のアニメグッズゾーンは床の板を取り付ける。
この見積もりを今日もらった。今月までのセールで30%程度のディスカウントである。また来月同じ特価にするかもしれないがこれには魅かれる。

今のところスケジュール的には予定の4月中旬まではぎりぎり。
まあ予定通りにいかないのでいろいろな意味でさまざまな想定シナリオを考えていく必要がある。

また最近のパートナーとの話し合い。
今まで意見が反することが多かった。これはひとえにコミュニケーション不足で自分の思っている事を相手が理解してもらえないだけであったと気がついた。今日すべてをさらけ出し説明したら理解したようで、より同じ方向を見れたような気がした。

2008年3月15日土曜日

電話+インターネット申し込み

今日はインターネットの申し込み。
一応スペインでは大手と呼ばれているテレフォニカに申し込みに行くと、オフィスが閉まっている。
警報装置の故障で開くまで1時間かかるとの事。

どこかで暇つぶして、戻ってきてまた待つのも面倒なので入り口で待つことに。

その間にオフィスの女性が来たので質問することに、
「通常電話取り付けるのに90ユーロ、それが今は電話、インターネット、テレビ付で70ユーロ!しかもこのオファーは今日まで」と言われてこのオファーに飛び乗ってしまった。
上記の内容だとインターネットは3Mまでなので、これを10Mに変更。

2週間以内に工事に来るとの事。

午後にはまたお店に戻り、レイアウトを検討。
検討の結果受付の位置を変更することに。

そしてその後お店に行き再度どんな展示棚を購入するか、床の貼り付け工事の見積もりのお願いを行う。来週はセマナサンタに入り、休むお店が多くなるのでちょっと動きが鈍ってしまう。

2008年3月14日金曜日

住民集会参加

ちょうど今週に住民集会の知らせあがった。
自己紹介も兼ねて参加する事にした。

集まったのは15人。女性が9名、男性が6名。ほとんどが年配の方。スペイン人パートナーが遅れて来た+他の案件で抜けたので一人で話を聞く。

しかし、この話がカタラン語。何を言っているのかわからない。かろうじて建物の改装をするかを話しているようである。

スペイン人の集まりに初めて参加したが、皆が自分の意見を主張し話が前に進まない。隣にいる年配の男性は終始うなずいている。でよく見るとうなずいているのではなく、年の為に震えているのであった。

話はほとんど女性がいろいろと言い合っている。最初順番に話しているのが、ヒートアップすると各自が大声で言い合う。そして仲介者が話を止めてまた順番に話すもヒートアップ・・・・の繰り返し。

こんな感じで20時に始まった会合も終わったのが22時過ぎ。
話も分からないでの2時間、立ちっぱなしははっきり言って疲れたし意味が無かった。
今後はパートナーに任せるとしよう。

2008年3月11日火曜日

賃貸契約

本日物件の賃貸契約をしてきました。

今日も初めて知ること満載でした。
まずは午前中に銀行に行ってAval Bancarioの申請。
先週の金曜日に月曜日までとお願いし「それにしても急すぎるね」とちょっと苦笑いされながらも何とかOK。

Aval Bancarioの紙ができている。
それをもってNotario(公証役場)に行き、サインをする必要があるとの事。
次に通帳、小切手をもらう。小切手ははじめてみた。
その後個人的に生命保険への勧誘を受けるも、情報をもらうだけで流す。
隣にあるNotarioに行き、サイン。これでこのAval Bancarioの紙がちゃんと公式の文書として効力を発揮するらしい。

その後午後には金曜日に話をした大家・不動産屋と合流。
賃貸契約書の前払い家賃が「4ヶ月」と言ったのに「3ヶ月」になっている。ラッキー!
何も言わずにサイン。相手も3ヶ月と理解しているのか何も言わない。

そして前家賃、保証金、不動産手数料を立て続けに小切手を使って払う。
銀行口座からその分のお金がドドッっと引かれるのである。

それと引き換えに鍵をもらう。

これでやっと自分たちの物件になったのだ。
これからの我々のホームグラウンド。ここで頑張るつもり。勿論ここをステップに更に大きなとこへ行くのが目標。

ここ最近お金が減っていくことばかり。勿論開店していないので入金は無く、出金があるのが当たり前。結構いろいろと気になる。結構不安になる事もここ最近ある。

世界で商売している人って少なからずそんな気持ちを持っているんだと実感。
そう考えてみると家の目の前にあるパキスタン人のやっているお店の人も大きく感じてしまう。

2008年3月7日金曜日

契約書にも山あり(その後)

 さて実際大家さん、不動産と一緒に交渉の場に行きました。
先方はテーブルの向こう側、中間に不動産屋の人。

まずは淡々と受け入れられない内容に関して報告する。
(1)契約期間:5年→最低10年、最長15年を希望
(2)解約告示期間:6ヶ月前→2ヶ月前を希望
(3)Aval Bancario:6か月分→2か月分を希望
が大きな両者の主張の違い。

先方の大家の人は出張でその妹が参加。
上記の希望を大家のお兄さんに電話で確認。
(1)は7年にして、それ以降は1年毎変更可能にする。
  また大家は1年前に退去の予告をする。
(2)はOK
(3)4ヶ月希望

当方は(1),(2)に関しては了承。
しかし(3)のAval Bancarioは使えないお金なのでできるだけ少なくしたい。
当方の主張は2ヶ月の保証金もあるしそれ以外にAval Bancarioは2ヶ月、合計4ヶ月なので十分。
相手もこれに関しては引かない。
相手の主張としては会社が解散した場合、裁判に1年かかるのでそれでは不十分。

そこでこちらから出した案として数ヶ月分の家賃を先払いする分、Aval Bancarioを3ヶ月にしてくださいという内容。
家賃はいずれにしても払うのでまとめて先にお金を渡し、Aval Bancarioを減額してもらう。
Aval Bancarioというのは銀行に置いておくお金で賃貸契約を解消しない限り、使うことができないお金。要は自分のお金として口座にあるが自分の業務に使えないお金である。 これは極力少なくしたい。

これで相手も納得し3ヶ月で握手。

この交渉の間、相手は何度もお兄さん宛に電話をして内容を確認していた。
初の交渉もそこそこ見込んでいたラインに落ち着けることができた。
一応事前にパートナーと話し合っていたのでスムーズに話ができた。

それにしても日本の契約書って性善説で書かれていると思った。疲れた~。

2008年3月6日木曜日

契約書にも山あり

日本にいるときは大きな会社にいたので契約書も法務部門に頼んでチェックしてもらってた。また作成に関してもある程度の雛形を使っていて、あまり気を使っていなかった。

今回物件の賃貸契約書が現地の不動産から送られてきた。
それを弁護士と一緒にレビューをして分かったのだが、かなり相手に有利な条件にしてある。

例えば契約の最長期間、普通は10年程度なのに5年。
貸主は短い契約にして、その時に条件を変えたい。

また保証金に関してもそうであった。
普通に保証金が2ヶ月あるのだが、それ以外にAval Bancarioといって銀行の預金のある額をその不動産宛に保障するお金が必要。この内容が6ヶ月。よって保証金にプラスして8ヶ月の保証金になる。
 スペインの法律上、2ヶ月の保証金は認められているがAval Bancarioは認めていないがスペインの慣習でよく行われている。今回の問題はこのAval Bancarioが6ヶ月ということである。今回はその日にちを少なくしたいのである。

その他も含めて、弁護士がいないと分からない不平等条約を結ばされそうになってしまった。

昔日本で仕事していた際に「書類は書く側」になれというのを思い出した。
書く側になれば自分の意図を出せるし、優位に立てるからである。
確かにそうだなと思った。