2008年3月6日木曜日

契約書にも山あり

日本にいるときは大きな会社にいたので契約書も法務部門に頼んでチェックしてもらってた。また作成に関してもある程度の雛形を使っていて、あまり気を使っていなかった。

今回物件の賃貸契約書が現地の不動産から送られてきた。
それを弁護士と一緒にレビューをして分かったのだが、かなり相手に有利な条件にしてある。

例えば契約の最長期間、普通は10年程度なのに5年。
貸主は短い契約にして、その時に条件を変えたい。

また保証金に関してもそうであった。
普通に保証金が2ヶ月あるのだが、それ以外にAval Bancarioといって銀行の預金のある額をその不動産宛に保障するお金が必要。この内容が6ヶ月。よって保証金にプラスして8ヶ月の保証金になる。
 スペインの法律上、2ヶ月の保証金は認められているがAval Bancarioは認めていないがスペインの慣習でよく行われている。今回の問題はこのAval Bancarioが6ヶ月ということである。今回はその日にちを少なくしたいのである。

その他も含めて、弁護士がいないと分からない不平等条約を結ばされそうになってしまった。

昔日本で仕事していた際に「書類は書く側」になれというのを思い出した。
書く側になれば自分の意図を出せるし、優位に立てるからである。
確かにそうだなと思った。

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