2008年3月7日金曜日

契約書にも山あり(その後)

 さて実際大家さん、不動産と一緒に交渉の場に行きました。
先方はテーブルの向こう側、中間に不動産屋の人。

まずは淡々と受け入れられない内容に関して報告する。
(1)契約期間:5年→最低10年、最長15年を希望
(2)解約告示期間:6ヶ月前→2ヶ月前を希望
(3)Aval Bancario:6か月分→2か月分を希望
が大きな両者の主張の違い。

先方の大家の人は出張でその妹が参加。
上記の希望を大家のお兄さんに電話で確認。
(1)は7年にして、それ以降は1年毎変更可能にする。
  また大家は1年前に退去の予告をする。
(2)はOK
(3)4ヶ月希望

当方は(1),(2)に関しては了承。
しかし(3)のAval Bancarioは使えないお金なのでできるだけ少なくしたい。
当方の主張は2ヶ月の保証金もあるしそれ以外にAval Bancarioは2ヶ月、合計4ヶ月なので十分。
相手もこれに関しては引かない。
相手の主張としては会社が解散した場合、裁判に1年かかるのでそれでは不十分。

そこでこちらから出した案として数ヶ月分の家賃を先払いする分、Aval Bancarioを3ヶ月にしてくださいという内容。
家賃はいずれにしても払うのでまとめて先にお金を渡し、Aval Bancarioを減額してもらう。
Aval Bancarioというのは銀行に置いておくお金で賃貸契約を解消しない限り、使うことができないお金。要は自分のお金として口座にあるが自分の業務に使えないお金である。 これは極力少なくしたい。

これで相手も納得し3ヶ月で握手。

この交渉の間、相手は何度もお兄さん宛に電話をして内容を確認していた。
初の交渉もそこそこ見込んでいたラインに落ち着けることができた。
一応事前にパートナーと話し合っていたのでスムーズに話ができた。

それにしても日本の契約書って性善説で書かれていると思った。疲れた~。

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