2007年3月10日土曜日

ヨーロッパでのアジアマンガ情報

 ASIA TIMESに面白い記事が載っていた。
ヨーロッパでのアジアコミックスに関しての状況である。
ここでアジアコミックスと書いてあるが、ほとんどが日本のマンガと考えてよい。

ここ10年での欧州でのアジアのマンガ状況が変化してきたようだ。
日本のアニメは70年代から放送され、繁栄した80年代に見ていたアニメファンを「第一世代」と言うらしい。その世代が日本のマンガを読むようになり90年代にマンガの売上げ部数が急激にのび2003~2005年にピークを迎えた。

 さて何がその理由であろうか?専門家の分析によると

・まずはその発刊の早さらしい。
アメリカの作者は1冊出すのに2年かける。日本の漫画家は数ヶ月で1冊を発行する。
ファンは2年も待てなく、日本の漫画の早い発刊スピードに慣れてきた。

・ファンは長い物語を好む
ドラゴンボールのように毎回新しい物語が毎月出る事に魅力を感じる。

・自分探し
時代に反抗する若者世代の特徴として自分の文化と異なるものに興味を抱く。

GFK Instituteによると2006年のコミック市場は382百万ユーロ(580億円)、4千万部発行。
1799部のコミックスのうち、アメリカ製は239部、アジア製は1418部を占める。

百聞は一見に如かずですが、実際に欧州のマンガショップ行けばどれだけ日本のマンガが多いかビックリします。
上記はバルセロナのマンガショップのマンガの棚ですがほぼ全てが日本のマンガです。

出典:ASIA TIMES Asian comics make Europe anxious
http://atimes.com/atimes/Asian_Economy/IC08Dk01.html 

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