2008年2月9日土曜日

やってはいけない事集

 起業する際に、最初は大きくなる事や儲かる事を考えて楽しい事が思い浮かびます。
しかし現実が近くになると逆に不安な点が多くよぎります。

商品が納入できなかったら、
お客さんが来なかったら、
他店舗よりも競争力がなかったら、
悪いうわさをつけられたら、
資金がショートしたら、、、、そして倒産したら・・・・・。

今までは成功者の本を読み漁り、その成功のエッセンスをつかもうとしていました。
しかしながら彼らは失敗した何万人の社長の上にたつ運のいい人だと痛感しました。
日本では起業し2年後にも残っているのは2割しかないとの事。

そこで現在は逆に失敗の事例の本をよみ「やるべきこと」よりも「やってはいけないこと」の
エッセンスをつかもうと考えました。

そこで日本で取り寄せた本が
「カッコ悪く起業した人が成功する」(光文社:鈴木健介氏著)を読んでいます。


今回はそのやってはいけないリストについて○×をつけたいと思います。
(内容、理由等はは本を読んでみてみてください。)
今回は○はOK、×はNGという印です。

(1)過去の実績や職歴にこだわる:○
(2)好きなことや得意な分野にこだわる:×
(3)趣味の延長で考える:△
(4)安易な他力本願のフランチャイズ加盟:○
(5)商品あり、資金あり、客なしの状態での起業:×
(6)景気活性期の起業:×
(7)現状回避からの起業:○
(8)退路を断って立ち向かう起業:×
(9)フォーマットに基づいて作った事業計画書に全てを託す:○
(10)自分以外の人を保証人にする:○
(11)不動産などを担保にする:○
(12)「何々業だから」と職種イメージで所在地を決める:○

この本には他の章もありますが起業前の項目は以上になります。
(5)に関しては確かに客がいれば商品も納入できるしお金も入ります。しかし私たちのビジネス形態の性質上小売なので0から客つくりしていく必要があります。
 しかし本当に必要なのは「商品」でも「お金」でもなく「客」なんだという意味が分かります。お客さん重視の対応を今回更に痛感しました。

2 件のコメント:

ken さんのコメント...

こんにちはバルセロナ起業家さん
あなたが○×をつけてくれた「カッコ悪く」の著者鈴木健介です。偶然あなたのブログを見つけました。
マーケットをグローバルに捉えて行動しているのは素晴らしいですね。是非成功させて欲しいです。
バルセロナのアニメフアン数がすなわち客となりますから、チラシやポスターなどこまめな告知を繰り返してくださいね。一度やって反応がないから駄目だと決めつけず、何回も繰り返すことが必要です。
商品をより多く見せる方法も本のなかに書いていますから試行錯誤を繰り返してください。
店に客を呼び込むことや、入った客に興味を持たせるのは、「アニメ」という共通の趣味に、バルセロナの人たちの価値観を加えることが必要ではないでしょうか。続編の「黒字のための56の法則」も参考にして頂く機会があればと思います。
私がバルセロナに遊びにいく頃には、幾つもの支店が広がっていることを祈念します。

bizinbcn さんのコメント...

鈴木様

なんと本の著者の方からコメントをいただくとは思ってもいませんでした。

 本はとても参考になっており、よく参照させてもらっています。特に「お金」があるよりも「客」があるのが重要というのが今は身に染みて感じております。

 今後鈴木様の本を参考にさせていただき、またスペインの事情で変わるところは柔軟に対応していきたいと思います。

是非バルセロナに遊びに来てください。

当ブログ筆者