2007年2月27日火曜日

バルセロナのアニメマーケット

スペインのマーケット概要の紹介の項目から下記のような結論が考える事が出来ます。

・スペインでは日本のアニメが浸透している。

まずはそれを証明したいと思います。
【視覚編】
まずは百聞は一見に如かずです。以前は動画で紹介しましたが、今回は写真でどれだけ盛況だったかをご紹介します。

2006年11月にバルセロナ郊外で行われた「Salon del Manga」の写真です。

2日間で6万人来たといわれています。

開場1時前でこの行列です。10時開場で14時には入場制限を行ったくらいです。

会場の中はこんな感じで、多くのアニメショップがありました。

コスプレのイベントの際にはステージ周辺は人だかりです。

一応写真でこのイベントの人気を分かっていただけたかと思います。


では次に数字からスペインのアニメマーケットを検証していきましょう。
【数字編】
展開するスペイン、バルセロナではどれくらいのマーケットがあるのでしょうか?


上記の絵を見てください。

(1)4,180万人のスペイン人います。
30歳までの成年が過去にアニメを見たとします。
 (30歳になる友人誰に聞いても小さい頃「ハイジを見た」「聖闘士聖矢」を見たという話は聞きます。子供の頃見ていたマンガで育った世代が既に30代にもなっているのです。)
そうなると大きく言うと
(2)1,500万人の30歳以下のスペイン人が潜在的な顧客になります。
しかし30歳以下のスペイン人皆が好きなわけではありません。
6万人の入場のあるマンガのイベントはバルセロナでは年に4回あります。これに参加する人はコアなアニメファンと言ってもいいでしょう。
よってコアなアニメファンは
(3)6万人*4回=6万人~25万人のコアなアニメファンがいます。
  (当然25万人は述べ人口なので実際には6万~25万人なります。)
コアな中でもコスプレに参加する人はもっとコアです。コアコアファンとでも呼びましょうか(笑)
(4)300人~1,200人のアニメコアコアファン
よってまとめますと
(a)1500万人の潜在的顧客がある
(b)6万~25万人の可能性の高いファンがいる
(c)300~1,200人程度のオタクレベルのファンがいる
実際に顧客として考えられる範囲としては(b)の25万人になるでしょうか?

バルセロナには以前に説明しましたが、アニメグッズを売っている大手は3店舗しかありません。
さて商品を売るにしてもこの3店舗が何を売っているのか見極めなくてはいけません。
次回はその3店舗の売っているものについて見ていきましょう。

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