2007年4月4日水曜日

ビジネスへの考え方

 ここ最近はスペイン人パートナーと色々と話しをしてお互いにイメージを統一するように心がけています。

値段の設定をとってもお互いの考えていることが全く違うことに気がつきます。

 私はサービスに質を置き価格競争をしないように差別化を持って行きたいと思っています。
 しかしパートナーはどちらかと言うとユーザーよりの考えて(というか今でのユーザーですが)、現在の通常の店舗の価格は高すぎるので半値以下で売りたいと値段設定をする。

 私はどちらの考え方もあると思うが1点のポイントを彼に話した。

「利益をベースに考えよう」と
会社は如何に頑張って売上げ上げても赤字だと意味ありません。

仮に今現在の客を100人、売価を600円、商品原価200円としましょう。

今彼曰く「600円というのは値段設定が高い。 下げればもっとお客さんが増えるはずだ」と。
確かに300円にすれば、600円だった頃よりも多くのお客さんが来ると思われます。

しかし600円で100人いたときの利益を得るためには300円に値下げした場合は何人の客が来ないと同等の利益にならないでしょうか?

600円の際
1商品あたりの利益:600円-200円=400円
 400円*100人=40,000円

300円の際
1商品あたりの利益:300円-200円=100円
売価を半額に下げると利益が1/4に下がります。

では40,000の利益を得るためには
40,000円/100円=400人

600円で100人と半額の300円の場合400人に売れれば同じ利益を確保できます。
そうなると4倍の商品を納入する輸送、人件費、在庫等のコストも発生します。

 私は出資している立場であり、株主に責任をもつ経営者サイドの見方で考えている。また今までのビジネス経験上、価格戦略で安くするという戦略で薄利多売・仕事は多いが利益が無いという嫌な経験を過去にしたからかもしれない。

一方パートナーはユーザーの立場に立った「こうあってほしい価格」を表現したのかも知れない。

勿論どちらかが当たりというのはありません。
実際は半額に売ればもっとマーケットが広がって4倍以上の集客が見込めるかもしれません。


こんな感じで喧々諤々と話し合っています。

*上記の内容は自分の理屈が正しいということを言いたいのではなく、立場・経験によって物事の見方が違うんだなということの一例です。

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