2008年9月6日土曜日

スペインでのイベントの位置づけ

お店が開店してから7月に1回、9月の今回に1回イベントに参加させてもらった。その経験からスペイン人の日本に対しての印象を説明していきたいと思う。

 スペインにも昔ながらの夏祭りがある。バルセロナで有名なのは8月にあったグラシア地区や、先週お店のある地区であるサンツ地区での夏祭り。この手の祭りは老若男女が来る。家族できたり恋人同士で来たりするごく普通のお祭りである。

 しかし、若者がやる祭りの代名詞がアニメ、マンガ、TVゲームのイベントのような気がする。
そのコンテンツのど真ん中が「日本」なのである。アニメ・マンガは日本のものばかり。カラオケは日本語で歌う方がかっこいいらしい。コスプレなんかも日本のマンガのキャラクターだし。イベントで聞くと皆口をそろえて「日本に行ってみたい」というし(じゃないとこのようなイベントには来ないと思うが・・)、スペインでこれ以上に他の国の文化に関して熱狂的なイベントがあるのを聞いたことが無い。

 しかもこのようなイベントを主催するのは会社ではなく個人だったり、サークルがやるのである。7月のイベントの主催者はなんと18歳だし、この9月のイベントの主催者は21歳。若いながらも行動力あるなとおじさんとしては感心することばかり。(Salon del Mangaのような大きな規模は団体が行っているが)

スペインに来る日本人の中ではアニメ・マンガ等を「オタク」というくくりで毛嫌いする人もいる。しかし、世界に百数十国ある中で日本の文化に興味を持ってもらっているというのはかなりありがたい事。

毎年確実にイベントの数が増えている。是非この流れを恒常的なものにしていければと思う。

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