2008年7月16日水曜日

起業相談

 今日はバルセロナで将来的にビジネスをしたいという方がきて自分の回答できる範囲で相談にのりました。

スペインという国ゆえに国が変わればいろいろな事が異なっています。
ことその国でビジネスを行うという事はより多くその問題にあたってしまいます。

そういう点で、私が経験したビジネスを行ってきた今までの経緯を説明するとともに、できる範囲でのアドバイスを行いました。今になって振り返ってみると1年前では分からなかった事がいっぱいあったなと思いました。これはビジネスをはじめて得る経験です。やはり「経験」は大事な財産です。


今後このように「バルセロナでビジネスをやりたい」という方が多く増えていく事を願いますし、私としても何かサポートできればと思います。(今は自分のお店の運営で精一杯ですが・・・)

2008年7月14日月曜日

日本からのお客さん

日本の方がバルセロナに出張ということでそのついでにスペインのアニメのお店はどのようなものがあるのか知りたいと言う事で訪問してくれた。
 お店を紹介とともに、近くの他のアニメショップを紹介。その道中、スペインでのアニメ状況を説明。

アニメのみならず、バルセロナに来られた日本人の方は「観光ガイド」感覚でお店によってもらえればと思います。スペイン人のスタッフもいますので現地の人が知る「お勧めレストラン」とか知っていますので。

2008年7月13日日曜日

夏休みの恐怖

 スペインではもう学校は夏休みに入っています。その為最近は午前中でもお客さんが来たりしていて売上げも上がって来ました。しかし8月になると会社も休みが多くなり本格的なバケーションにはいります。

 お店をやる身としてはこの夏休みが2つの意味で「怖い」のです。

一つはお客さんが減る事です。やっとお店も知られてきたのですが、バルセロナは夏にはみんなバケーションに行って誰もいなくなるとの事です。これで売上げ減が予想されます。現に今バルセロナの町ではこの時期に多くのお店が閉店セールを行っています。

もう一つはスタッフも夏休みをとる事です。私は日本に以前戻ったので夏休みはなしで勤務しますのであるときは1日一人で対応しなくてはいけないときもあります。また経営の面から見ると夏休み分も給料を払わなくてはいけないという事もあります。ここでの休みの調整を今しているところです。

よって7月、8月を乗り切って新学期の始まる9月、バルセロナ最大のアニメイベントのあるSalon del Mangaのある10月、そしてクリスマスシーズンにかけて売上げを上げる事を目標にしていきたいです。

2008年7月11日金曜日

商品の売れ筋

 開店2が月が経っていろいろと見えてくるものも出てきた。

 毎日の売上げとか売れた商品等も分けてレシートに記憶しているので、データとして分析できるようになった。(まあまだ2ヶ月なのでかなりの上下幅はありますが・・・)それと毎日のお客さんとのコミュニケーションでの感覚で何が売れるのか等も分かってきています。

その内容によって今後の商品納入にもいいヒントになります。

たとえば最近スタッフと話になっている件として、うちのお店に「高額商品」が無い事です。大きな箱の高級なフィギュアとかあれば、飾っているだけでも見栄えがいいと話していました。

この話に関して感情的に考えれば確かに綺麗で大きなフィギュアが飾ってあれば「かっこいいなぁ」と思い、お客さんは足を止めるかもしれません。

しかしこの話も上記のデータも考慮すると判断がよりしやすくなります。今までのお店に来る人の購入単価は高くても50ユーロ位でしょうか?やはり高いものを買うよりも安い数ユーロのものを買う人が圧倒的に多いです。

そこに100ユーロ以上もする高いものを置いても売れるかというとその可能性はそれほど多くないと思います。
ですのでその高額商品を入れるにしても、
飾るとか集客が目的という判断であればOK
販売を目的だと今の状態であればNG
という事が言えます。

そのコストを安いもの購入に使い、高額商品は「取り寄せ」品として受注がある時に購入するというのが現状のやり方かなと思います。

2008年7月8日火曜日

OCSニュース

スペイン在住邦人向けに「OCSニュース」という新聞が毎月1度発行されている。
今月号にMANGAROOMが載った。

ちょうどこのブログを見つけていただいたらしく、マドリッドからバルセロナに別件で取材に来た際にお店に寄ってきた。







その後、このOCSニュースの「La gente」(人)という記事に書くという事で私に焦点をあてて記事を書かれた。






その時は電話でお店のこと、私のこと、スペインでのアニメの人気の事等いろいろと聞かれ、できる限りの事を回答した。




記事はうまくまとめられています。












下記に内容を記載しておきます。(名前等は修正させていただきます。)

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OCS NEWS  2008年7月号 258号 P6
「LA GENTE」
 勤務していた○○(会社名)が売却されるということになり、今までの
キャリアを生かしてスペインで何かをしたいと思った。
ちょうどそんな時に今のパートナーたちと出会い、この5月にバルセロナ
でマンガ喫茶「MANGA ROOM」を立ち上げたO(私の名前)さん。

 日本ではマンガ喫茶は既に市民権を得ている。しかし、マンガ人口が
かなり増加してきているとはいえ、ここスペインでは、マンガを読むため
に喫茶店にいくというコンセプトはまだない。そんな中Oさんは人気の
アニメグッズやコスプレで若いファン層を引きつけながら、彼らにマンガ喫茶
のイメージ付けを行っている。

 「スペインのマンガファンの傾向として、幼い事から親しんだテレビアニメ
の影響が強く、その後日本のマンガに興味を抱く人が多い」とOさんは分析する。
ヨーロッパではフランス、イタリア、ドイツでのマンガファンはよく知られているが、
ここ数年スペインでもかなりのファンが増えてきている。バルセロナで行われて
いる「サロン・デル・マンガ」の入場者も7万人近くになっているというから、ほぼ
フランスと匹敵する程の勢いだ。
 
 「なぜ日本のアニメがこれほど多くテレビ放映されているかというと、放映権が
安いからなのです。アメリカなどの半額近くで契約でき、またアメリカアニメに
比べてストーリー性が好まれているという事があげられます。ごく普通の女の子
が主人公になっている少女マンガは、世界的にも広く人気があります。」と、
この業界のことに関してはどこまでも研究熱心だ。

 現在、バルセロナでアニメグッズを扱っている店は20店舗ほど。しかし、
どこも扱っている商品の値段が高く、彼らより安く仕入れたら、ビジネス
として面白い広がりができるのではないか、店内のグッズの配置など、
パートナーのMさん(スペイン人)、Oさん(スペイン人)と連日試行錯誤が続く。

 現在35歳。彼が育った次代のアニメやマンガと今のものとはかなり時代が
変わってきている。店に訪れる若い世代のアニメファンが何を求めているのか、
テレビやビデオを見ながら日々研究の毎日とか。

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2008年7月5日土曜日

Akihabara@deep イベント参加(2008年7月5日)


MANGAROOMとしてはじめてのイベントに参加しました。
このイベントへの参加は本当に偶然からでした。

2週間前にビラ配りをしに行こうとネットで探したところ、あるアニメのイベントを発見しそこにビラ配りをした。ビラを配るには管理者の承認が必要と思い話したところ今回のイベントもやるということで参加させてもらうことにした。

そして今回のイベントは公園にある役所の公民館のようなところを貸しきっての「アニメ・マンガ・ゲーム・カラオケ・コスプレ・コンサート等など」のイベント。参加者も200人は来ているのではないかと思う。




こんな感じの屋外。















ここでカラオケ・コンサート・コスプレイベントがありました。

さて私たちのお店はこんな感じでした。



最初はどれくらいのイベントの大きさか分からなかったため商材も少量しかもっていかなかったのですが、イベント会場が大きく・お客さんも多いことから急遽お店に戻り商材を大量もってきました。

その為に、結構今日は売れました。

以前も書きましたが、日本の事に関するイベントをスペイン人が企画し、多くのスペイン人が楽しんでいるのを見て、日本人として誇りを感じました。
 このイベントに参加した日本人は私のみ。この状況を多くの日本人に知ってもらえればよりよかったと思います。

この「日本の新しい文化」を好きになっている彼らに少しでも協力できるようにしたいと思ってます。(お金での協力はちょっと厳しいですが・・・)

11時から9時までのイベントに終始参加しました。
場所が公園でよく埃が舞っていたので、終わったときには商品が砂まみれになっていました。

2008年7月4日金曜日

お店の旗

お店はバルセロナのサンツ駅から徒歩1分です。

しかしお店が大通り(Calle Numancia)から入った小さな道(Calle Robrenyo)なのですごく分かりにくいのです。そこで大通り(Calle Numancia)から分かるようにということで旗をつけました。(1つ目の写真)
2つめの写真はCalle Numanciaからの写真です。分かりにくいかもしれませんが実際に見れば旗に「MANGAROOM」と書いているのは分かります。黄緑色の旗です。















実はこの旗も条例では付けてはいけないとの事です。
しかし、近所が誰も通報しなければ警察も黙認するらしいのです。

その為に大きさもそれほど大きいのにはできなく縦50cm 横70cmのものにしました。

2008年7月3日木曜日

初ゲスト参加

 今週末の土曜日にAkihabara @ deep (http://akihabara.brigadasos.org/)というアニメのイベントに参加すると過去の記事で書きました。

今日はそのイベントの告知という事での発表会にゲストとして招待されました。
場所はFNACというバルセロナの中心のカタルーニャ広場にあるデパートの1Fのイベント会場で行われました。

今回のイベントは日本に関連したもののイベントで
・アニメ、マンガ
・カラオケ
・ビデオゲーム
・将棋・碁・マージャン
・メイドカフェ
・日本の歌のコンサート
・日本のアニメ、映画の放映会


等すべてが日本づくめである。
これだけのイベントをする程日本文化(特にアニメ、マンガ)が根付いている事を実感。日本人として誇りを感じます。さてこのイベントで私は「アキハバラ」について日本人として簡単に説明しました。スペイン語に多少の不安はありましたが、いざ話してみると知っている日本の事なので問題なく話せました。(用意していた内容以上に話してしまいました。)

その後、スペインのバンドによる日本の歌のミニコンサート(4曲ほど)。



歌っている女の子の日本語の発音がパーフェクト。外国の人が日本語の歌をしかも海外で歌っているのにかなり感動してしまいました。

また写真左の男性はスペインと日本のハーフで日本語で最初に挨拶されました。
土曜日のコンサートでも歌うようです。

全体的にスペイン人がこれだけ日本の事に興味を持ってくれた事に関してかなりびっくりしているのが反面、その当事者の日本の方のサポートが無いという残念です。

私たちでできるだけの協力をし、この「日本ブーム」をさらに大きくしていければと微力ながら決意しました。

2008年7月1日火曜日

7月の決意

7月になりました。

お店も5月5日の開店から6月は初めて1ヶ月通して売り上げをみる事ができました。

5月の最初に比べるとお客さんもぼちぼち来だしてきたので、ちょっと一安心。

とはいっても気が抜けないので今日もバルセロの郊外の日本語学科があるというUAB(Universidad Autonomo Barcelona)へ行って一人でビラ貼り。

学校の正面の壁の上に一列に貼ってきました。
それにしてもかなり暑かったです。



さて、それ以外に6月中にお店の状況を話し合い重大な決断をしました。
今まで3人でお店にいる事にしたのですが、7月からは2人体制にしました。
私は常時いるのですが、パートナーのマルク、オスカルには週3日の勤務にしました。
一番の理由はコストです。
今のお店の状態では常時3人いる必要がありません。
またその分給料もかかります。
その為にパートナーと話し合い、現状を話し理解してもらいました。
それなりに反応は厳しかったですが、会社のためと言うことで最終的には合意してもらいました。
という事でまずはコストカットをしできるだけ無駄の無いところから初めてより早く黒字化できる事を目標にしました。
元々友人という事もあり結構厳しい決断でした。

2008年6月30日月曜日

スペイン人の日本文化への関心

バルセロナにも日本のお店があるらしいが、そんなにない。
日本の物が欲しい・日本に興味があると言うことで、うちの店を訪ねてくる人も最近は増えてきた。

先週は将棋、囲碁が欲しいという事で将棋を買ってきた人。

またそれ以外にも折り紙に興味があるというお客さんが来たので、「鶴」の折り紙の折り方教える。
自分も分からないのでインターネットを見ながら教えることに。(冷や汗・・・)
彼らも不器用ながらできた鶴をみて喜んでいた。

また教えている日本語も結構コツが分かってきた。
代理でやっていた生徒にも「代理ではなくこのまま続けて欲しい」と言われたのは、個人的にはうれしかった。

日本人という事で自分のテリトリー以外の事も自分でやらないといけない。
たとえば「囲碁」も自分は知らないが、言われればやるしかない。

とにかく今のMANGAROOMは個人の力=お店(会社)の力なのでできる限りやっていこうと思う。

2008年6月29日日曜日

お取り寄せの内容

 以前に日本からのお取り寄せが結構人気あると書きました。

メインはアニメのコスプレだったりするんですが、一応お店は日本のものは何でも取り寄せますという謳い文句なのでいろいろなものを要求する人がきます。

その中で一番面白いのは「炊飯器」です。
日本のご飯が好きで炊飯器を取り寄せて欲しいというのです。

それ以外にも
・将棋
・囲碁
・クナイ
・太極拳のTシャツ
等など結構こっちとしても新たな発見があります。

2008年6月27日金曜日

日本語発表会

 昨日はお店を通常より早めに閉めてバルセロナにある別の日本語教室の発表会に参加。
本当は欧州選手権のスペインVSロシアを見たかったのですが、こっちが先約なので泣く泣く参加。

でも結果的には行って正解。

日本語を学んでいるスペイン人による劇、歌、コント等の発表会。皆必死に日本語を話しているのを見て結構楽しませてもらった。その後は生徒との歓談。日本語で話せる気軽さがあったが、いつの間にか話すのはスペイン語に変わっていた。
この教室も10年以上もやってて、最初は本当に10人くらいしか来なかったらしい。しかし長い時間をかけて今日のような生徒30人位、日本人の観覧車30人位も来るようになったのだと痛感。

やはりウチのお店も同じだが、人に来てもらうには時間がかかる。ゆっくり、そして急いでいけるところは急いで行きたい。

そしてスペインも勝って、次はドイツとの決勝戦!

2008年6月26日木曜日

不意のお客さん

 仕事も終わり、お店でおとといにやったパーティーで残った食べ物でオスカルと夕食を取ろうとした時に私の電話が鳴った。

 電話の主は日本からスペインに旅行しているという私の知人の知人からであった。
彼女は3日前にヨーロッパ選手権のスペイン代表戦の試合をテレビで見、2日前のサンフアン(夏至の日)のパーティーにお店に来たKさんである。

 電話で話を聞くとニースに行く飛行機に乗り遅れてしまったらしい。
ということでお店に戻ってその後ニース行きのあらゆる方法を考える。もう12時近いのでホテルに関しても空きを確認する。

飛行機は直前の為か料金がめちゃくちゃ高い。
それ以外にバスも検討したが、安いが11時間もかかる。
またサンツ駅が近いので歩いて行くことに。すると駅も12時半でしまっている。

駅横にバスの案内所があるので念の為に聞いてみると、ニース行きは無いが途中のアビニョン行きはあるとの事。しかも夜中の1時半に。
という事でホテル代も飛行機代も必要の無いこのバスにする事になった。

仕事が9時半過ぎに終わり、のんびりした時間からこの1時半まではかなりバタバタした。
それにしてもサンツ駅に近いのが功を奏したのかバスを見つけることができた。

今後このように日本人の観光客の予期せぬ時にインターネットを提供したり、ホテル・飛行機等の手配等のお手伝いができるのではないかと思う。

まあそれにしても彼女のバスを見送ってホッと一安心。

2008年6月25日水曜日

日本お取り寄せ

 今までこのブログの立ち居地を考えていましたが、まあアクセスが少ないので自分の為の備忘録になれば、またたまたまこのブログにたどり着いた方から「へ~ スペインのアニメ事情ってこうなんだ」と思っていただければと思いできるだけ思った事を書こうかなと思います。

その時の新鮮な気持ちを書き記しておくのは自分にとっても重要かなと思っています。

さて前置きが長くなりましたが、ウチの売りとして好評なのが「日本からの取り寄せ」です。アニメ・マンガと言えば本家は日本。スペインで売っているグッズも殆どが日本から来たものです。

よってスペイン人の中で「欲しいんだけど、スペイン国内のお店では売ってない。でも日本から買うのができない」という人から取り寄せを頼まれる事が多くなってきました。
 彼らにとってやはりインターネットで購入できるとしてもまだ日本から購入するのには壁があるのだなと思いました。そこに我々の提供するサービスがあります。これは開店当初あまり考えていませんでしたが結構需要があります。

これが他のお店にできない一人ひとりのニーズに対応した私達のアドバンテージだと思います。

 日本→スペインの配送代金(結構かかるんです)を節約する為に、日本から来る友人に持ってきてもらったりしてますが、そうコンスタントに知り合いが来るわけではないので通常の発送をしなくてはいけないですね。(企業がやっているので当たり前ですが・・)

 それとお客さんが前金を払うのでお客さんにきちんとしたサービスを提供する義務が発生します。
納期通りに納入できなかったり、商品が要求していたものと違うとか、商品の状態が悪いとか様々なリスクも考えないといけない事もあります。

2008年6月23日月曜日

プロモーションビデオ

 先週ふとしたことから知り合った人がもともと映像関連の編集をしているということでお店のプロモーションビデオを作ろうという事になった。そのビデオの撮影の為に常連のお客さんに出てもらう事にした。

いつも遊びに来る中学生の女の子達。

コスプレをただで着せる事を条件にビデオ撮影に来てもらう。

その他にも小学生のダニエルにもマンガを読んでいるお客さんになってもらい撮影。

撮影もいろいろととって、それを編集してくれてYOUTUBEに載せる予定です。

お店のグッズゾーン、マンガゾーンから彼女達のダンス、日本語教室の内容を入れました。これを数十秒のプロモーションにしてもらいます。


YOUTUBEに載せるので、そっちからのアクセスも期待しています。そこでお客さんにお店を知ってもらえればと思っています。

撮影に協力してくれたChikaさん。ありがとうございました。
完成したらこのブログ上で皆さんに連絡します。

2008年6月21日土曜日

バルセロナでのアニメイベント

 今私達に必要なものはプロモーションです。
よりターゲットの人に知ってもらう→来客者増→売り上げ増。

 その為に現在足を使った原始的でかつ効果的な「ビラまき」というゲリラ的戦略を使っています。

週末にバルセロナの大手のアニメショップの周辺で、そのお店から出てきた人(アニメに興味のある人)にピンポイントでビラを渡します。 町で闇雲にビラをまくよりもこれは効果的でウチのお店まで電車で移動しなくてはいけないにも関わらず、ビラをもらいその後来るお客さんもいます。

 またそれ以外にはアニメイベントでのビラまきも効果的です。
もともとアニメのイベントはバルセロナでは年に4つ程度しかないと思ってたのですがある事を偶然知りオスカルとそのイベントに土曜日(6月21日)に行ってきました。

この写真がそのイベントです。
XI JORNADAMSというイベントです。(スイマセン。遠くからしか写真取れませんでした・・)
http://www.adames.org/forum/viewtopic.php?t=8526
スペインのアニメ好きのサークル「ADAM」にて運営された今回が第一回目のイベントのようで参加者も40~50人程度という小柄なイベントでした。
 参加者同士は皆知り合いのようでコスプレをしていました。そこに30歳台の我々がいたのでかなり浮いていたのは言うまでもありません。

ここでのビラ配りを行い、いろいろと聞き込みをすると別のところでもイベントがあるという情報をゲット。直ぐに移動しました。

2つ目のイベントは「Cosmis Party」といってこれも今回が初めてのイベントのようです。
http://brigadasos.org/foro/viewtopic.php?f=25&t=422

こちらもイベント内容は上記と同じでパラパラなんかも踊っていました。

また日本のコメディの上映があったのですが字幕無しで意味も分からず見ているスペイン人が印象的でした。多分アクションとかの面白さで笑うのでしょう。

ここではビラ配り以外に企画している人と話をさせてもらいました。
聞くところによるとほぼ毎週アニメのイベントを企画しているとの事で、私自身もそんなにアニメのイベントがあるのかとびっくりしました。

そこで7月3日にFNACという大きなデパートでのアニメの展示会
そして7月5日あるアニメ イベント アキハバラ@deep (http://brigadasos.org/)というイベントがあるようです。

ここの団体の方からこのイベントへの参加、協力等より深い話をさせていただきました。 またプロジェクターを借りてMANGAROOMでアニメの試写会を行う等直ぐにできそうなアイデアも出てきました。

当初のビラを配る目的から、それだけでなくイベントを運営する人と知り合うことになり彼らと一緒にコラボレーションすることができるようになりそうです。1日いろいろと動きかなり疲れましたが、よりスペインのアニメサークルの深くに入って行けた気がしたとても充実した日になりました。

2008年6月20日金曜日

夏休み

 今週に入ってから何かよく分からないですが、近所の中学生5人の女の子がよく遊びに来ます。
昨日からはお店に居ついてたたみの上でのんびりとくつろいでいたりしています。

こっちとしても人が中にいると、他の人も入りやすいので大歓迎。
コスプレを試着してもらったり、その服を着て近所にビラ配りしてもらったりといい意味で働いてもらってます。それ以外にも毎日来るダニエル(11歳)とそのお父さん。いつも夕方に来て9時までいます。 子供はいつも何か買っていくし、日本語の教室もやっています。(私が教えています)

まずは地道に地元の人から受け入れられる事がとても重要と感じています。

聞くと今週から夏休みに入ったようです。
どおりでいつも以上にお客さんの入りが多いなと感じてました。

この期間を利用し、PRも含めいろいろとアクセルを踏んでいこうと思います。

それと日本の方向けに下記のサービスを始めました。
・マンガ喫茶
・簡単スペイン語教室
・掲示板
・何でも屋

詳しくは下記の日本語サイトをご参照ください。
http://www.mangaroom.es/japones.htm

2008年6月17日火曜日

海外起業での欠点

海外で起業していての欠点は同じ事をやる同士がいない為、状況が分からないことです。

日本であれば交流会とか友人を通して話しながら業界が分かったり、動向が分かりますが私のように海外にいると「井の中の蛙」になってしまいます。その為モチベーションを維持するのも結構大変です。
一番は相談する相手がいないことでしょうか?

そこで自分でのモチベーションをあげる手段としてはネットを活用していることです。
ネットで同じような起業した人のブログ読んだり、起業した人向けのメールマガジンを読んだりしています。

最近読んだメールニュースでは
「お金を稼ぐ能力は落ちることは無い」といった感じの内容のものでした。
会社であれば働くのを辞めると給料が無くなります。
それイコール会社の看板を背負ってお金を稼いでいた事なのです。

しかし起業するというのは自分の看板で稼ぎます。
その為、そこで稼いだお金=自分の価値になるというのです。
よって多少の落ちはあるにしても、会社を辞めて無給になるというような稼ぐことが0になるということは無いということです。

より収入を得たい場合は少しでも最高売上げをあげる事だとも書いてありました。
人間の脳では実際に出た結果(最高売上)をインプットし、基準とするためにそれ以上の売上げを出そうと無意識に考えるらしいです。

上記の事が科学的にあっているのかは分かりません。
しかしそれでいいと思っています。自分にとってよりいいモチベーションになっていますので。

ということで売上げも毎回徐々に上がってきています。
すこしづつですが歯車が噛み合って、動き出したのを感じています。

とは言いながらもこれから夏休みに入ってお客さんが減るだろうとか不安要素はありますが・・・

開店1ヶ月

1ヶ月が経った。日本への一時帰国等ありいろいろとばたばたしていてとにかくお店中心の生活になった。これは願っていた事なので体力的にきついが、精神的には今まで無いほどの充実感を感じている。

 この1ヶ月の感想としては「マンガ喫茶」が思ったより、スペイン人に認識されていないこと。
日本人であれば誰もが「マンガ喫茶」というと直ぐにどのようなものかイメージできる。
しかしスペイン人はその概念を理解してもらうことからはじめる。よって買ったほうが高いと分かってもマンガを買う人の方が多い。今後はこのイメージを変えることが我々の目標である。

 その為、現在売上げの主力はアニメグッズの販売。
「売れるかな?」と適当に買って来たものが売れたりして、いまだに何が売れるか分からない。
お客さんも売上げも日増しに上がってきている。勿論まだまだプロモーションは必要であるが・・・。

その他日本語教えたり、毎日遊びに来る親子をかまったりでいつの間にか閉店時間になる。

2008年6月15日日曜日

日本語教師

ばたばたしていました。

 この日本から戻ってきた1週間。時差ぼけがあるのか、働きすぎなのかちょっと疲れが出てきたので気をつけたいところです。

 まあそのおかげで早く寝ているので規則正しい生活ができていい効果をだしているかも。

 そんななか今回は日本語の先生をやることになりました。別に女の先生がいるのですが、生徒がどうしても都合が合わないとの事でやる事になりました。
 「経験がない」とか言っている場合ではなく、とにかくやる事にしました。一応準備をして挑んだんですが、まあ時間の使い方がまだまだよく分からなかったというのが印象です。

今後もう少し事前にどうやっていくかを考えていこうと思います。

それ以外にもバルセロナで一番のマンガの店の前でビラ配りととにかくできる事をやっています。

2008年6月10日火曜日

日本滞在が一転スペインへ

 先日日本滞在が長引いたと言った数日後にビザができたとの事。
通常数ヶ月が今回は短くなって2週間と聞いていたのが、今回はそれが1週間と思った以上の速さにびっくり。スペインのオペレーションにしては遅れることはあっても、早くなる事は考えていなかった。

 ということで直ぐにスペイン帰国への段取りを決め、昨日(日曜日)に帰ってきました。

早速今日からお店に行きミーティング。
不在の3週間の状況を確認。
やっと一ヶ月経ったので状況も見えてきた。

よかった点は継続、ダメだった点はテコ入れをする事に。
メンバーが少ない分、できる事は明日から行うことに。

午後からは友人が今のお店の状況に関して分析し、プレゼンテーションを行ってくれた。
これにはいろいろとヒントが出てきたので、今後生かしたい。

2008年6月2日月曜日

帰国のはずが・・・

 先週帰国のはずがビザを申請している間はパスポートを大使館に預けなくてはいけないと言う事が最終日に判明。

 ということで現在日本の実家でビザを待っています。

予定では2週間でビザが下りるとの事。
今はその時間を使い、商材の買い付けを行い、現地とはメールでやり取りしています。

それにしても気持ちがはやってしまいますが、これは待つしかありません。

2008年5月26日月曜日

日本滞在

現在日本滞在中です。

この期間を使いいろいろと忙しい毎日です。
まずは商材の購入。

この2週間で足りなかったモノ・お客さんの欲しいモノが多少分かりました。
それを重点に今探しています。

それ以外にも旧知、新知の方との食事等、この滞在期間を有意義に使っています。
(お世話になった方、ありがとうございます。)

六本木のスペイン大使館に20枚程度のビラを置いてきました。
興味あるか方は是非ビラを取ってきてください。(スペイン語ですいません)

2008年5月15日木曜日

一時帰国

 私の労働ビザの申請の為、急遽日本へ一時帰国する事になりました。
来週の月曜日に日本に戻り10日程度滞在し、申請を済ませまたスペインに戻ります。

勿論この期間に商品の仕入れもしたいと思います。

2008年5月14日水曜日

要望リスト

現在お客さんの要望リストを作成しています。

最近多いのはマンガを買いたいというお客さんです。
先週までは売ることは考えていなかったのですが、お客さんの要望が多いため今週から売ることにしました。マンガ喫茶兼マンガ屋さんになりました。
売れてしまったマンガに関しては週に一回発注して補充するという方式を取る事にしました。

それ以外には「日本語教室」に参加したいお客さん
これは6月からやります。
最悪、私が講師デビューします。

また日本から商品を取り寄せてもらいたいという要望も多いです。

この1週間だけでもこれだけの要望が出てきました。
どんどん要望リストを積み重ねて行き、今まで考えていなかった需要を発掘したいと思います。
お店もやっと形らしくなってきました。

2008年5月11日日曜日

毎日がトライ&エラー 2

前のエントリーで書いた内容で足りないものがありました。


それは「価格」を見せる事です。

まず店の前を通るお客さんは店内に入るのには抵抗感があります。

そこでウィンドウからどんなものがあるのかを見ます。


そこでは自分の欲しいものがあるか、
そして「いくらなのか」をみます。

自分もそうでした。最初は値段から見ます。
しかしその事を忘れ商品の豊富さをアピールしようと数多くおきました。
なんだかんだ言っても値段が一番重要なのです。そこを見落としていました。
値段が他店よりも安いという自負がありましたが、それをお店前を通る人に伝えていなかったのです。

そこで値段を分かるように値段表をつけるようにしました。
また値段も分かりやすいように商品にラベルを付け、
赤ラベル:3€
オレンジラベル:4€
緑ラベル:5€
黄色ラベル:6€
といった感じで色で分かるようにしました。
まあ運が悪いことにこの金・土は大雨の為に多くのお客さんは来ませんでしたが、それでも土曜日はいつも以上にお客さんが買っていったようでした。

またマンガ本の棚も到着し、入り口から見れる場所に配置しました。
これでお客さんがアニメグッズ→マンガ→椅子→座ってマンガを読む
といったように行ってくれればプランどうりです。
さて実際はどうなるでしょうか?

2008年5月9日金曜日

毎日がトライ&エラー

 実際にお店を開店して見えてくるものが多くあります。

お客さんがお店に来ても直ぐ出て行ってしまう。

さて何が問題なのだろうか?

いろいろと理由はあると思います。
商品が少ない。
誰もいないから入りにくい。
店員が見ているから。
等々・・・・。

実際にお店をやってみるとその点が分かってきます。
最初から目的あるお客さんは直接店員に聞きます。

どんなものか見たい人はふらっと入ってそのまま出て行きます。

まずウチの弱点を皆で話し合いました。

(1)広い割には商品が少ない(実際は多いんですが少なく見える)
(2)ウィンドーから見えるのがせいぜい2m先。商品を奥に置いている。
(3)一番大事なマンガを奥の隠れている所に置いてしまっている。
 (当初はレイアウト上マンガは奥の方がいいと思っていました)

という点が出ました。
(1)これは時間をかけて商品を置くしかありません。
(2)勝負はウィンドー際に多くの商品を置き、興味を持たせることです。
 またこのウィンドーにもう少しお店の説明をつけてもいいのではないかとも思っています。

(3)マンガを売りにしている当店として、マンガがどこにあるのか分からないのは致命的です。
これは早急に対処し、入って分かる位置にマンガの棚を設置します。
それと同時に来週には多くのマンガが搬入予定です。

上記の問題点はお店のレイアウト。
それ以外にもお客さんの絶対数が少ないので、それを多くするプロモーションも考えないといけません。
結局いいコンセプトでもターゲットのお客さんがその存在を知らないと意味ないですから。

これは最重要事項として今スタッフと話しています。

2008年5月8日木曜日

3日が過ぎ

 お店はアニメグッズゾーンとマンガを読めるゾーンに分かれています。

しかしマンガの発注が遅れ、置いてあるマンガが予定の30%程度で実質開店休業状態。その為今月中はプロモーションとして最初の30分無料にしまいした。

結果的に売上げのメインがアニメグッズゾーンになります。
このゾーンもまだ商品を置けきれていないので結構スペースがあり、一見するとちょっと寂しい感じがしてしまいます。

でもこうやって3日しか経っていないにもかかわらずいろいろと勉強になりました。

そして本日100ユーロ以上もするコスプレを買ってもらい初の大台にもいきましたし、マンガ喫茶のゾーンでもお客さんから初めてお金をいただきました。

現在スペイン人のパートナーマルク以外にオスカルも株主兼社員として参加して3人体制でいろいろ喧々諤々話ながら学んでいます。

2008年5月6日火曜日

開店しました。

私は週末にスペイン人と飲みに行くとよく「シンデレロ」と呼ばれています。

シンデレラの男版です。(スペインでは末尾にoが付くと男性名詞になります。)
12時前になると家に帰ってしまうからです。
 その私がこの1週間は午前様です。
そう、全く予定通りに行かないのです。
それでも時間は過ぎ去っていきました。
毎日帰りが夜遅く、朝は早起き。まさかスペインでやるとは思いませんでした。
まあ自分の事だから苦痛に全くなりませんでした。

昨日の身内を集めたオープニングパーティーでもあまり商品を置くことも、マンガを整理することもできませんでした。
結局中途半端でのオープンになりました。
また月曜日、連休明けでお客さんも午前中には誰も来ません・・・。
ある意味改装に専念できましたが、やはりお客さんが来ないのも不安です。
そんな中待望の「第一号」が来ました!

最初のお客さんは女の子でDeath noteのプロマイドをご購入。
ありがとうございました。
結局7名のお客さんがご購入。

入場客はトータル30人程度でしょうか。

個人的には準備のできなかった事を悔やんでいます。
しかし長い中の初日。しかもまだ我々のお店を知られていないので前向きに考えていきたいと思います。

まずは今週、そして今月という単位で様子を見ていきたいと思います。

お店の外観















入り口からの店内
















アニメグッズのゾーンです。まだまだ置きます。

2008年5月3日土曜日

あと3日

もう開店へのカウントダウンが始まっている。
買い物もできるのも今日と明日のみ。
明日は土曜日なので今日で全て確認したいところ。

ということで昨日はいろいろと家具の取り付けで11時位までお店に残り、
帰宅後に何が必要かのリストを作成。

今朝早くから買い物に出かけた。

倉庫を覆う、布。(どんなのものかは完成した時に写真で説明します。)
お客さん向けの小さいもの用の袋。

そして重要なキャッシュレジスター。
一つ目のお店に行くと火曜日にしかできないと言われ、一時は手書きの伝票を書かなくてはいけないかと頭をよぎったが、別の店にあったので買う事に。

午後には家具をつける。まだスペースがあるのでスペイン人パートナー達は家具を買いに。
私は店舗に残り建築士の書類にサイン。

今夕方9時過ぎ。

この時点で家にあるアニメグッズのお店への搬入ができてない。今日も12時過ぎの帰宅はほぼ確実だろう・・・。

まあスペイン人パートナーがモチベーションが高いので助かっています。
(自分ひとりだったらかなりのプレッシャーにやられていますね。)

2008年5月1日木曜日

マンガ本

2つ目の懸案がマンガ本の納入。

改装準備とかに気を取られて、マンガ本の納入が遅れ先週になってしまった。
よってまだ納入するマンガが無いのである。
このままではマンガなしの「マンガ喫茶」になってしまう。


1つの業者は何とか間に合って、昨日到着:200冊
でもう一つの大きい業者(800冊相当)との連絡が遅い。 結局開店当日の納入は無理になってしまった。


そこで以前見かけたマンガ屋を思い出した。
そのお店はボードゲームメインのお店でマンガを安売りにだしていたのである。
早速そこに行き、「多くまとめて買うので安くしてくれ」と交渉。
通常33% OFFのものが300冊程度買ったので40%OFFになった。
しかし、揃っていないものが多く別途買い揃えないといけない。

それ以外に日本語のマンガ等が200冊程度。

結局開店当事は700冊程度でのスタート。
本来はベストとはいえないが、無いよりはましな状況まで戻した。

開店後にどんどん揃えていこうと思う。

やはり、ここでスペインでのオペレーションの遅さを感じ(というより基準を日本のオペレーションにしたのがいけなかった)、
そして自分の目算でスケジュールが決まらないということ、
その為に早めに段取りをし、余裕を持っていかないといけないということ、
最後は自分で責任取らないといけないと更に実感。

この責任というのもいろいろとある。
例えば仮にマンガ本が全く来なければ

・コストはかかるが通常のマンガ屋に行き、マンガを買い占める。
 (これは時間優先の代わり、卸価格で変えないため予定よりコストが発生する)

・お客さんに謝り、次回無料等のクーポン券を渡して次回までに本を揃える。
 (お客さんのお店に対してのイメージが悪くなる。掲示板とかで悪くかかれる可能性がある)

等他のオプションも考えざるおえない。
いずれにしてもちゃんと予定通り納入していればかからないコストが発生してしまうことになります。

あと開店まで4日。
まだ買い足りないものがあるのではないかという不安が常に付きまとうが・・・。

2008年4月30日水曜日

扉が・・・・2

扉の話のその後をご報告。

結局扉の工場で1つのみを切ってもらい、同時に新規に扉を作ってもらう見積もりを出してもらいました。

今までのものは外部に取っ手がなく、内部から開けないと開かない。
その為その理由でスペイン人パートナーは自由に開閉できる扉が欲しいといっていた。

そこで無くなった扉の見積もりと同様に、新規に2つで外部からも開けられる扉をだしてもらいました。
この新規2つ扉の見積もりが今まで取った見積もりよりも半額以下だったのでした。

今回我々の行った場所は実際に扉を作る工場。今までパートナーが見積もりを取っていたところは扉も店。ということで中間業者がなくダイレクトに話ができたのでこれだけ安い価格になったのでしょう。

「不幸中の幸い」ということで新規2枚の発注をしました。

・・・それでも2週間位かかるので、オープンは扉無しになりそうです。

それと本の納入に関してもちょっと問題があって。これは次回お話します。

日本のニュースに取り上げてもらいました

アニメ関連のニュースを配信する日本最大級のアニメ総合サイト「アニメアニメ」http://animeanime.jp/index.html

ここのニュースにバルセロナマンガ喫茶を取り上げてもらいました。
http://animeanime.jp/news/archives/2008/04/55_1.html

実は取り上げてもらったというより、私がメールしてニュースに取り上げてもらえるようにお願いしたのです。
すると早速ニュースとして記事になっていました。しかも内容が私の伝えていない事まで書かれている。スペイン語のページを翻訳して読まれたのでしょう。 それにしてもスゴイ!

これで少しでも日本からの人に興味を持ってもらえればと思います。

扉が・・・・

先日懸案になっている事項。

扉の件。

部屋の中に木の床を付けた為に床が高くなり、扉の下を切らないといけません。
そこでパートナーが「そうだったら別の新しいのを買うよ」と言っていろいろと探していました。
最初は自動ドア、次には通常のドア。 結局今週になって扉の値段が高く買わない事になってしまいまいました。

その為、急遽扉の下を切ってもらう業者を探しに。

普通のドアのお店に行くも鉄の部分はできないとの事で、鉄を切断する工場を紹介してもらい行くことに。

すると切ってくれるとの事。

時間が無いので自分達が持っていくという事にした。
これが悪夢の始まり。

扉は2つ。
かなり重いが調子に乗って2人で2つ同時に持っていこうとした。

しかし、途中でどうしても重くて一つ道に置いてきました。
一つでも重いので「誰も持っていかないよな」と思いながら・・・。

一つ工場に置いて、もう一つを取りにいったら・・・な・な・な・な・なんと置いていた扉がなくなっていました。

何度も探しましたが、、無いです。

盗まれました。
置いておいたのが軽率でしたが、まさか日中に持っていかれるとは・・・。

オープンは扉は1つのみになりそうです。

2008年4月28日月曜日

あと1週間

 もう開店まで1週間。
5月5日オープンにした4月上旬では余裕があると思っていたが、かなり準備が厳しい状況。
5月1日がメーデーなので会社によっては金曜日も休みにしてしまうので、今週は実質水曜日までに揃わないと厳しい。

今の懸案事項

・飲物の業者がまだ決まってない。
・マンガがまだ購入できてない。
・入り口を取り替えるのであるが、まだその日程も決まってない。

どれも商品の納入等含めるともう既に発注していないと届かないものが多い。

本当にプランと段取りが必要だと痛感しました。それと同時に過去を悔やんでもなんともならないので何ができるかを考えています。

2008年4月26日土曜日

内装も徐々に


今日商品を置くテーブル等が来ました。












 
そしてPCコーナーの机もできてます。












やっとお店らしくなってきました。
今は開店1週間前なので何をするにも納期を重要視してやってます。
 時間があればコストを見る余裕があるのですが、時間が無いと、仕方なくできる業者(高い業者)を選んだり、業者の言いなりになってしまいます。
 一応十分準備をしているつもりでもギリギリのプレッシャーというのはお金が思ったよりも出てしまうので気をつけないといけません。
今急にいろいろとやる事ができてそう感じました。

2008年4月24日木曜日

看板できました。



看板が来ました。
どうですか?

ただいま急ピッチで改装中!

2008年4月22日火曜日

心がけていること

開店に向けてばたばたしてきた。
またいろいろとトラブルとかも起きる事も多くなってきた。

そこで自分自身心かけている事は下記の事

・常に話し合い事前にコンセンサスを得る。
 これは以前「ホウ・レン・ソウ 」で書きました。

・過去の事を追求しない。
 得てして何か問題が起きると、「誰々のせいだ」とか「お前があれしなかったのがいけなかった」と過去の行動に対して責任追及をします。また自分は犯人になりたくないために自己の正当性を訴えます。その結果お互い喧嘩になりやな気分になります。
 過去の事は変わりません。よって人の責任にしても嫌な気分だけが残り相手に拒否感を持ってしまいます。私は例え他人のした間違えでも過去の事は追及しないように心がけようとしています。そしてそれ以上に「じゃあ今後何をすればいいのか」を考えるようにしています。

  といいながらたまに「お前のせいだ」といわれると、キレてしまう時もありますけど。

・最後は自分がリカバーするしかない。

仕事でも好きな仕事もあれば嫌な仕事もあります。
その点嫌な仕事があっても会社にとってベストな選択であればやらなくてはいけません。
このような誰もやりたくない仕事は自分がリカバリーするしかないです。

やはり仕事になるとお金とか人間関係が厳しくぶつかり合うところなので皆にいい顔できないですし、
その点結構スペイン語で厳しい事を言う事に慣れてきた自分がいたりします。

2008年4月20日日曜日

Salon del Comic Barcelona 2008




 











今週からバルセロナでSalon del Comicが行われた。
このイベントはアニメ、漫画のイベントでバルセロナでも規模が秋の「Salon del Manga」と同じ位大きなものである。

メインターゲットがこの期間に来るので、ここでどれだけ告知できるかがとても重要である。
そこでこの期間にビラをまく作戦を取った(まあ、作戦とまではいえないが・・・)


初日の木曜日は運が悪いことにビラが遅くでき、しかも土砂降り。行くことできず・・・。

2日目の金曜日は昼にお店に寄らないといけなかったので、午前中1時間半、午後4時間、合計5時間半のビラまき。しかも午前中は雨が降って人の入りがよくなかった。

勝負はこの土日。
土曜日には会場の30分前の9時半に着き、並んでいる列に渡す。

その後会場に続々と入ってくる人に渡しまくる。いろいろと助っ人も来てくれて、もって行った1箱が5時過ぎに配布終了。

ちなみに会場はこんな感じでした。














あとは明日の日曜日のみ。
明日も1箱完配を目指します。

それにしても1日中立っているって疲れますね。

2008年4月18日金曜日

突然の雨

 ビラができないという事で朝のんびりしようとするも早に電話が鳴る。
ビラが結局朝一にできたとの事。

取りに行くも、珍しくバルセロナは大雨。
結局、ビラ配りは断念。明日からにしよう。

その後店舗に行き、今日でペンキ塗りが終わるとの事で確認に。
パートナーは天井の一部が塗られていないと言っている。
しかし、昔の話では具体的にどこまでという話合いがされていないと言う事で結局自分達でペンキ塗り。ちょっとしただけなのにかなり疲れる。

夕方には弁護士に合い、外国人を雇う場合はどうしたらいいのか聞く。結構いろいろと大変そうである。


次の工程は床。
いつも複数の見積もりを取る。
今回は我々の新規の株主もいろいろと尽力して探してきてくれるがいまいちレスポンスが悪い。
他の見積もりは先週にでていて、彼の見積もりだけを待っていた。
「月曜日までできる」と聞いていたので待ってもでない。
もう今日で木曜日、ズルズル延ばされる。もう待てないということで結局他の業者にした。
結局待っていた4日間、無駄になってしまった。

選ぶ立場としては値段や実績も重要だ。
同じ事にしても安ければそれに越したことはないし、
過去の経験があれば信用できる。

しかし、それよりもうちの欲しいタイミングに提供できるサービスが重要ではないかと思った。

これは今度うちがサービスする側になっても重要な事。
欲しいものが欲しいタイミングで手に入ること。
これって簡単なようで難しい。

2008年4月16日水曜日

トラブル発生

トラブル(1)
先週までのトイレの改装工事の為に隣で水道が壊れたとの事。
→実際に行ってみると、水道が壊れたのではなく、壁が壊れて剥がれ落ちた。
  業者に対応してもらう。

トラブル(2)
明日からはじまるSalon del Comic用のビラが今日までにできるはずが、明日の午後になるとの事。
3日でできるという話が結局5日かかることになる。
→プッシュしたが、早まらなさそう。
 結局あさってからのビラまきかな。

何事も余裕を持つのが必要と思い数日みるのだが、それでもこうなってしまう。 
今床工事をお願いしているのだが、これも懸念材料。

5月5日のオープンはできるのか?(やります!)

新規出資者?(2)

前回スペイン人のあらたな出資者候補に説明した旨を連絡しました。
バルセロナ 起業計画: 初のスペイン人への説明

昨日、彼から正式にOKの返事が来た。
今後は額をどれくらいにするかとか細かい話し合いはするが、彼も株主の1員として我々の船に乗ることになった。

彼の出資に関していろいろと振り返ってみた。

自分のやりたいビジネスだったら、自分で出資するのは当然。
自分の子供がやりたいビジネスだったら、親は一番の理解者であり出資することもありえる。
友人のやりたいビジネスで、自分も似たような意気込みがあればその友人に出資することもありえる。

しかし、今回の件は出資者は厳密に言うと友人の親。
私と両親が会ったのは1回のみ。親から見たら私はほぼ赤の他人。

そんな私の事を信用してくれて、自分の息子ではなく、息子の友人に出資する事の同意した親に感謝したい。(勿論、結果的に友人が株主となるので彼の親は息子にお金をだしたということになるが)
逆にほぼ他人からの出資という事で大きな責任を背負うことになった。

これでちょっとは資金に余裕ができると思いきや、税務署に払うお金がある事が発覚。
何かといろいろなところでお金がかかるんですね。ビジネスって。

2008年4月13日日曜日

デザイナー

起業の最初のステージではお金もコネも無いので何かするにしても自分で動かないと何もできません。
今感じる自分の壁はデザイン関連です。

会社のロゴから始まり、ウェブサイト、袋、看板、ビラなどのクリエイティブなものは外注するお金がもったいないので、経験が無いながらも自分でやっています。

ウェブサイトもまずはソフトの操作を覚えていく。分からない事があるとそこで止まってしまう。壁にぶつかると一つの事でも1時間以上かかる事もある。ソフトも日本語、英語、スペイン語のものがあり操作も言葉が違うので慣れるのに時間がかかる。

そうこう試行錯誤して何とか自分でそこそこ使いこなせるようになった。
スペイン人のパートナーもできない私が努力しているのを見てか、いろいろとアイデアを出してくれた。(勿論スペイン語のネイティブチェックも)

結局全てのデザイン関連を自分たちでできることができた。
-看板
-ロゴ入り袋
-ビラ
-サイト

ちなみに下記がお店のビラになります。(イラストはさすがに作成していません。)










デザインの才能の無いと自覚していた自分を「初めて自分を褒めたい」と思いました(笑)。

2008年4月12日土曜日

ホウ・レン・ソウ

 以前にスペイン人パートナーと意見の食い違いで喧嘩をしたと書いたことがありました。
その後の関係はといいますと、まあよい方向に行っていると思います。

 一番の要因として挙げられるのが「報告・連絡・相談」のホウ・レン・ソウを私が徹底するようになったからです。前は予算は自分の中で決めていたために彼がお金の事を考えずに欲しいものを買おうとした事があり、お金に関しても隠さず全て話すようにしました。

 それ以外にも何でも相談する事にしました。お客さんのところに行くのも必ず2人で行くことにします。以前私一人で行った際に彼の思った事と違う結果になったようで意見が食い違いました。2人でいけばその時に話は決まるので問題は起きません。自分で結果が決まってても必ず聞くようにしています。

お互い常に話し合う事により昔以上に信頼できる間柄になっているような気がします。

まあ同じ家(厳密には彼の家にルームシェアさせてもらってる)にいるのでいやがおうにも顔を合わせないといけないですが、今はそれが吉と出ていまと思いますね。(まあ今後どうなるか分かりませんが)

2008年4月9日水曜日

初のスペイン人への説明

 ビジネスプランの説明に行って来ました。
相手はパートナーの友人であり、彼の親が実際にお金を出すとの事で親への説明でした。

急遽、日本語の資料を英語に変換し(スペイン語はかなり時間かかるので)プリントアウトしいざ出陣。

相手の親の家に着くと家のリフォームをしたばかりのようで、部屋の説明に30分つき合わせられる。パートナーと顔を見合わせ「今日はお家自慢を聞きに来たのかな?」と思ってしまった。

その語もいろいろと家族の人が話していて結局席に着いたのが1時間後。
相手も友人、両親、友人の姉の家族全員の参加。相手の両親は年配の方でとても優しそうで落ち着いた感じの方。

持ってきた資料を1枚ずつ資料は英語で、説明はスペイン語。
1枚ずついろいろなコメントが飛び交いなかなか最後まで終わらない。
また友人のお姉さんもデザイン・広告の仕事をしているようでいろいろといい意見をもらう。

15ページあるビジネスプランもパートナーのサポートもあって言いたいことは全て言えたと思う。

初めてのスペイン人への私たちのビジネスの説明。
まだ形が見える前だし、日本人にとっては理解しやすいかもしれないがこっちの人、特に年配の人にとっては、マンガという理解しがたいものなので、どれ位私たちのアイデアに賛同してもらえたかは分かりません。
いずれにしてもいい経験になりました。返事は後日もらう事になりました。

6時半に先方の家に着いたのが、出たのが9時半。

とにかく疲れました。

2008年4月6日日曜日

新規出資者?

 実際に動いていくといろいろなところで繋がりができてくる。

その中で知り合いが我々のビジネスに興味を持ち出資したいとの旨をもらった。

お金を出資するということはそのビジネスに関し「面白いね」と単に興味を抱レベルではない。
 自分の大事なお金を他人に預けるということなのでそれなりに我々のビジネスの将来を感じているという事と同時に、我々に対しても信頼しているという証である。
現地のスペイン人からそのような話がある事自体が大きな意味を持っていると思う。

という事で来週の火曜日にビジネスプランを説明しにいきます。

また、こちらとしても全ての人に出資ウェルカムというわけではありません。
考え方が合わなければこちらとしても断ることもあります。

まずはじっくり話し合ってみたいと思います。

2008年4月2日水曜日

看板発注

改装以外にもやることは盛りだくさん。

床の貼付け、椅子・机・展示棚の搬入から細かなことで言うと警備会社のセンサーの設置とかいろいろあります。簡単と思ってたお店の運営もいろいろとやる事があるということが分かりました。(それと同時にお金もかかるって事ですね)


今日はお店の顔「看板」の発注に行きました。
看板はこんなデザインです。





店のイメージカラーの黄緑色に「MANGAROOM」の文字。
このデザインは全て私たちで作りました。フォントも100以上ある候補から選びました。
我ながら上出来と思います。

デザインを作るのは正直初めての素人でした。この作成過程で多くの事を勉強しました。
ソフトウェアを操作することは勿論ですが、それ以外にさまざまなソフトで見れるようにするやり方とかバージョンによって読み取れないデータがあったりとか苦労が多かったです。
発注しようとしてもお店のPCでは私のデータが読み取れなく、家に戻り別のソフトで作り直したりもしました。 でもこの苦労は経験として次回はより効率的にできるようになると思います。

またお店探しも一苦労。
商品購入の基本として「相見積もり」を取ることです。 1店舗だけだとその価格が相場なのか分かりません。比較する事により相場も分かるし、コストもかけなくてよくなるのです。
その為には多くのお店を回らないといけません。3月に足を使って町中の看板の店に行き、3店舗に見積もりを取り、今回はベストプライスを出してくれた所に決めました。


看板は実はもうデザインがひとつあります。上記のデザインが左。それと右の看板があります。それは後日紹介します。


そして看板以外にショッピングバッグ(ビニール袋)もお店のロゴ入りで発注しました。
看板も袋も2週間後くらいにできるとの事。
楽しみです。

2008年3月25日火曜日

改装工事始まる

 スペインでのセマナサンタ(聖週間)の連休も終わり、今日から本格的に改装工事が始まった。

朝8時15分に店舗に行き、鍵を渡す。
その後11時に電話会社が電話+インターネット+TVのセッティングに来た。


徐々に動いてきた。





左記の写真が市役所からもらった「工事許可書」である。
改装工事が下手をすると3週間かかることもあるので4月17日にバルセロナで行われる「Salon del comic」と同時期の開店はかなり微妙。まあダメでもビラを配りに行きます。

2008年3月19日水曜日

改装工事の準備

今は改装準備が多い。

まずは大まかな改装。
設計士に言われた要改装の点。
・トイレを身体障害者向けにする。
・床がデコボコしているのでそれを直す。
・トイレへの通路が狭いので広げる。
これに関してはM氏のサポートで大体の相場が分かったので大きな見込みの価格差が無くOK。
来週から工事をはじめることになる。

その工事を終えた後、半分のアニメグッズゾーンは床の板を取り付ける。
この見積もりを今日もらった。今月までのセールで30%程度のディスカウントである。また来月同じ特価にするかもしれないがこれには魅かれる。

今のところスケジュール的には予定の4月中旬まではぎりぎり。
まあ予定通りにいかないのでいろいろな意味でさまざまな想定シナリオを考えていく必要がある。

また最近のパートナーとの話し合い。
今まで意見が反することが多かった。これはひとえにコミュニケーション不足で自分の思っている事を相手が理解してもらえないだけであったと気がついた。今日すべてをさらけ出し説明したら理解したようで、より同じ方向を見れたような気がした。

2008年3月15日土曜日

電話+インターネット申し込み

今日はインターネットの申し込み。
一応スペインでは大手と呼ばれているテレフォニカに申し込みに行くと、オフィスが閉まっている。
警報装置の故障で開くまで1時間かかるとの事。

どこかで暇つぶして、戻ってきてまた待つのも面倒なので入り口で待つことに。

その間にオフィスの女性が来たので質問することに、
「通常電話取り付けるのに90ユーロ、それが今は電話、インターネット、テレビ付で70ユーロ!しかもこのオファーは今日まで」と言われてこのオファーに飛び乗ってしまった。
上記の内容だとインターネットは3Mまでなので、これを10Mに変更。

2週間以内に工事に来るとの事。

午後にはまたお店に戻り、レイアウトを検討。
検討の結果受付の位置を変更することに。

そしてその後お店に行き再度どんな展示棚を購入するか、床の貼り付け工事の見積もりのお願いを行う。来週はセマナサンタに入り、休むお店が多くなるのでちょっと動きが鈍ってしまう。

2008年3月14日金曜日

住民集会参加

ちょうど今週に住民集会の知らせあがった。
自己紹介も兼ねて参加する事にした。

集まったのは15人。女性が9名、男性が6名。ほとんどが年配の方。スペイン人パートナーが遅れて来た+他の案件で抜けたので一人で話を聞く。

しかし、この話がカタラン語。何を言っているのかわからない。かろうじて建物の改装をするかを話しているようである。

スペイン人の集まりに初めて参加したが、皆が自分の意見を主張し話が前に進まない。隣にいる年配の男性は終始うなずいている。でよく見るとうなずいているのではなく、年の為に震えているのであった。

話はほとんど女性がいろいろと言い合っている。最初順番に話しているのが、ヒートアップすると各自が大声で言い合う。そして仲介者が話を止めてまた順番に話すもヒートアップ・・・・の繰り返し。

こんな感じで20時に始まった会合も終わったのが22時過ぎ。
話も分からないでの2時間、立ちっぱなしははっきり言って疲れたし意味が無かった。
今後はパートナーに任せるとしよう。

2008年3月11日火曜日

賃貸契約

本日物件の賃貸契約をしてきました。

今日も初めて知ること満載でした。
まずは午前中に銀行に行ってAval Bancarioの申請。
先週の金曜日に月曜日までとお願いし「それにしても急すぎるね」とちょっと苦笑いされながらも何とかOK。

Aval Bancarioの紙ができている。
それをもってNotario(公証役場)に行き、サインをする必要があるとの事。
次に通帳、小切手をもらう。小切手ははじめてみた。
その後個人的に生命保険への勧誘を受けるも、情報をもらうだけで流す。
隣にあるNotarioに行き、サイン。これでこのAval Bancarioの紙がちゃんと公式の文書として効力を発揮するらしい。

その後午後には金曜日に話をした大家・不動産屋と合流。
賃貸契約書の前払い家賃が「4ヶ月」と言ったのに「3ヶ月」になっている。ラッキー!
何も言わずにサイン。相手も3ヶ月と理解しているのか何も言わない。

そして前家賃、保証金、不動産手数料を立て続けに小切手を使って払う。
銀行口座からその分のお金がドドッっと引かれるのである。

それと引き換えに鍵をもらう。

これでやっと自分たちの物件になったのだ。
これからの我々のホームグラウンド。ここで頑張るつもり。勿論ここをステップに更に大きなとこへ行くのが目標。

ここ最近お金が減っていくことばかり。勿論開店していないので入金は無く、出金があるのが当たり前。結構いろいろと気になる。結構不安になる事もここ最近ある。

世界で商売している人って少なからずそんな気持ちを持っているんだと実感。
そう考えてみると家の目の前にあるパキスタン人のやっているお店の人も大きく感じてしまう。

2008年3月7日金曜日

契約書にも山あり(その後)

 さて実際大家さん、不動産と一緒に交渉の場に行きました。
先方はテーブルの向こう側、中間に不動産屋の人。

まずは淡々と受け入れられない内容に関して報告する。
(1)契約期間:5年→最低10年、最長15年を希望
(2)解約告示期間:6ヶ月前→2ヶ月前を希望
(3)Aval Bancario:6か月分→2か月分を希望
が大きな両者の主張の違い。

先方の大家の人は出張でその妹が参加。
上記の希望を大家のお兄さんに電話で確認。
(1)は7年にして、それ以降は1年毎変更可能にする。
  また大家は1年前に退去の予告をする。
(2)はOK
(3)4ヶ月希望

当方は(1),(2)に関しては了承。
しかし(3)のAval Bancarioは使えないお金なのでできるだけ少なくしたい。
当方の主張は2ヶ月の保証金もあるしそれ以外にAval Bancarioは2ヶ月、合計4ヶ月なので十分。
相手もこれに関しては引かない。
相手の主張としては会社が解散した場合、裁判に1年かかるのでそれでは不十分。

そこでこちらから出した案として数ヶ月分の家賃を先払いする分、Aval Bancarioを3ヶ月にしてくださいという内容。
家賃はいずれにしても払うのでまとめて先にお金を渡し、Aval Bancarioを減額してもらう。
Aval Bancarioというのは銀行に置いておくお金で賃貸契約を解消しない限り、使うことができないお金。要は自分のお金として口座にあるが自分の業務に使えないお金である。 これは極力少なくしたい。

これで相手も納得し3ヶ月で握手。

この交渉の間、相手は何度もお兄さん宛に電話をして内容を確認していた。
初の交渉もそこそこ見込んでいたラインに落ち着けることができた。
一応事前にパートナーと話し合っていたのでスムーズに話ができた。

それにしても日本の契約書って性善説で書かれていると思った。疲れた~。

2008年3月6日木曜日

契約書にも山あり

日本にいるときは大きな会社にいたので契約書も法務部門に頼んでチェックしてもらってた。また作成に関してもある程度の雛形を使っていて、あまり気を使っていなかった。

今回物件の賃貸契約書が現地の不動産から送られてきた。
それを弁護士と一緒にレビューをして分かったのだが、かなり相手に有利な条件にしてある。

例えば契約の最長期間、普通は10年程度なのに5年。
貸主は短い契約にして、その時に条件を変えたい。

また保証金に関してもそうであった。
普通に保証金が2ヶ月あるのだが、それ以外にAval Bancarioといって銀行の預金のある額をその不動産宛に保障するお金が必要。この内容が6ヶ月。よって保証金にプラスして8ヶ月の保証金になる。
 スペインの法律上、2ヶ月の保証金は認められているがAval Bancarioは認めていないがスペインの慣習でよく行われている。今回の問題はこのAval Bancarioが6ヶ月ということである。今回はその日にちを少なくしたいのである。

その他も含めて、弁護士がいないと分からない不平等条約を結ばされそうになってしまった。

昔日本で仕事していた際に「書類は書く側」になれというのを思い出した。
書く側になれば自分の意図を出せるし、優位に立てるからである。
確かにそうだなと思った。

2008年2月28日木曜日

改装業者との交渉

まずは今回は改装業者との交渉。

スペイン人パートナーとは前日にしっかり話していたため理解してくれた。
また今回に関しては彼は聞いているのみで自分が業者とで交渉を行った。

結果的には必要最低限の工事を予算以内でできるようになった。

今回の改装に関しては2人とも専門ではないのでどれくらいかかるか分からない。
そのため全て丸投げしてしまう可能性が高かった。

それとM氏との話で、「できること」・「できないこと」に関しての見極めができたのが大きい。

デザインを作成しお店に行き大体の購入商品の目安はついたので予算もかなり現実的になってきました。


それと今日銀行に行ってオンラインバンキングの登録、会社のクレジットカードの申請を行いました。

2008年2月24日日曜日

喧々諤々

 本日物件を改装業者も含めて話しました。
先日も書いたように物件の立地、大きさもあるので是非この物件にしたいと思っています。

そんな中、ちょっとした問題が起きました。
それはスペイン人パートナーと。

今まではお互い理想を語り合っていたので、笑いながら話し合っていました。
しかしこれからはお金も絡んでくるのでやりたいのもとできるものの差が出てしまいます。

私は資金計画をして、それなりに予算を検討しているのでできれば改装は抑えたい。
それをスペイン人パートナーはなんでもかんでもやりたい事ばかりをいう。
改装業者が言ったことを鵜呑みにする。またできない部分があれば皆でやろうと言っても「自分はできない」と拒否する。長い間お互いの意見が噛み合わない口論になりました。

 ・・・ちょっと愚痴になりました。

この問題は自分は現実(予算)で考え、パートナーは理想で考え話し合う。
そこで資金計画の実情を全て話して改装に使える予算を説明しました。
彼から見たら私は「お金が無いからダメ」とガミガミ言うお母さんのように見えるかもしれません。
でも一番重要なのは計画に基づいて予算を計上し、その予算内で実行することです。
「お金、お金」と言っていますが、お金が一番重要なのです。
いくらいい改装をしてもお金が続かず開店と同時に資金ショートしたら意味がありません。


またここではたまたまバルセロナで会って、この内装等をサポートしてもらっている
建築志望のM氏のサポートが大きく感じます。

 私もパートナーも改装に関しては素人。基本的には何もできないので
すぺて改装業者の言いなりになってしまう。
その点M氏は日本での現場経験もあるので、できない事・できる事がわかります。
彼の経験、意見によって堂々巡りの意見の言い合いも彼の仲裁により何とか同意の
ポイントまで来ることができました。(基本的には私の言い分を理解してもらったと言う事です)

今後のプロセスとして
・デザイン案を作成
・デザイン案に基づき必要な内装をピックアップ
・改装業者の見積もりにて、必要であれば自分たちでやる部分も検討
・上記の予算を計算
・今ある予算の範囲内に抑えるやり方を考え抜く

今ぎりぎりのところで話しているのでお互いのイメージに違うものに関しては
お互い譲歩しません。
今後もこのような事が続くと思います。

2008年2月23日土曜日

物件 見学2

今まで物件探しでは基本的に決める基準があります。

立地:
立地にも2つの意味があります。
    1つ目は地理的な意味。市街なのか郊外なのか。
     郊外であればわざわざ来る必要のあるものになります。
    2つ目は駅、バス等の公共施設からのアクセス。
     駅から分かりやすい位置か、近いかもポイントになります。
     それとその道自体の人通りもあります。

状況、設備:
    内装が必要か、機材は使えるものがあるか。
    壁・床の張替えが必要であればその分の費用がかかります。
    その他トイレ、エアコン等も無ければ入れる必要があります。
   
     機材に関しても、前に似たような業種のお店で残していたものが
    使えればその分買う必要はありません。

大きさ:
    漫画喫茶をするうえである程度のスペースは必要です。
    また大きければ拡張性もありますが、家賃がかかります。
    逆に小さいとお客さんが多く来ても対処できず潜在機会をなくしてしまいます。
     


そして一番重要なのが家賃
    これは毎月払うものなので重要です。
    やはり状態のいいものはそれなりに家賃が高いですし、状態が悪いものは
    家賃は安いです。

ピンチの後にはチャンスあり。
落胆する間も無く物件探しをしてまた見つけました。
















上記の条件で言うと立地(市街+駅からのアクセス)の面では十分です。
バルセロナで一番大きなサンツ駅から徒歩5分のところです。
ちょっと大通りから入った道を歩いて30m程度なので少々分かりにくい場所に
ありますが、この手のお客さんはもともと場所を分かって来るのでそれほど問題
ないと考えております。
また家賃も何とか予算の範囲内です。

 立地はいいですが、その分内装はかなりやる必要があります。

上記の写真ののっぺらのところを少ない予算でどこまで見栄えのよいものにするかが
今後の課題です。

一番の問題が予算。
床・壁・トイレの全交換、エアコンの導入等理想を言えばきりが無く、予算は既にオーバー。

そこに関して今スペイン人パートナーと半ば喧嘩になりながらも解決法を模索しています。
お金を使って解決できるのは馬鹿でもできます。
それを頭を使って無い予算内で理想に近づけるようにしていきたいと思います。

2008年2月20日水曜日

物件 見学 その後

 今回の物件を最終的な確認としてスペイン人パートナーの友人で市役所勤務で
建築基準に関して詳しい人を連れてきました。

そして分かった事は天井の高さが2.5m以上必要との事でした。
2Fの天井が2.37mしかなく結果的にこの物件をあきらめる事になりました。


今までずっとこの物件で考えていましたので、かなり残念です。

まあ気持ちを入れ替えて新しい物件を探そうと思います。

2008年2月17日日曜日

物件 見学

スペイン人のパートナーも長い日本への旅行も終わり帰ってきた。

これで準備に関してはアクセルを入れる事ができる。

早速、前々から気に入っていた物件を見に行きました。















今回はバルセロナで建築の勉強をしているMさんも一緒にお供してもらう。
彼とはここ最近知り合ったのだが、やはり建築を勉強しているだけあって
内装デザインに関してのアイデアを出してもらい、自分のイメージ以上になった。
しかも同時にお金のかからないやり方もあり、やはり専門家は違うなと痛感。


写真が今回行った物件。
もともとはバイクのヘルメット、ウェアのお店だったようである。

左が入り口で階段があり階段があり右上に見える2階へと通じている。
1階をアニメグッズショップ、2階をマンガ喫茶にできる感じである。
スペイン人のパートナーもOKであとは月曜日に専門家を交えて意見を聞いてから決める。


今回決めたポイントとしては

・店が大通りに面しているので分かりやすい。
 →バルセロナの街は路地が碁盤の目のようになっているのでどの道も角も同じに見えてしまう。   
  その点この道は大通りなの見つけるのが分かりやすい。また毎年4月に行われるアニメの
展示会の会場は目と鼻の先です。この際の来場者を連れてこれる事ができます。


・2Fのショーウィンドーが広いので中を見せることができる。
 →大半のお店が入り口が小さく奥長の形態をしています。
  今回の物件は入り口以外にも2Fがガラス張りになっているので、中が見えることもできるし
  ポスター等を張りお店の告知もできます。また窓が大きければ光が入ってきますし。


・内装の必要性が少ない
 →資本が少ないわが社としてはとにかくお金をかけない方法を考えております。
  1Fには昔のバイク屋のお店で使っていたショーウィンドウがあるのでそれを流用できそうです。
  また床もできており、壁も自分たちでペンキを塗ればできそうな程度です。
  
・東向き
 →昔から多少考えていたのは「できれば東向きの物件がいいな」と。
  バルセロナの夏はそれなりに暑いです。しかも午後になると日が高くなりより暑くなります。
  店舗としては西向きの物件ですとこの太陽の日差しを受けるので必然とエアコンの消費量
  が高くなります。この点東向きであればこれに比べればエアコンの消費量が低いのではな
  いかと見積もっています。冬はこっちは寒くないので暖房もそれほど要らないでしょう。



1年間いろいろと物件を見てきましたが、その中ではさまざまなよい条件がそろった物件と思います。

月曜日に見て、その後契約書は弁護士に確認してもらった後に契約する運びになるとおもいます。

2008年2月9日土曜日

やってはいけない事集

 起業する際に、最初は大きくなる事や儲かる事を考えて楽しい事が思い浮かびます。
しかし現実が近くになると逆に不安な点が多くよぎります。

商品が納入できなかったら、
お客さんが来なかったら、
他店舗よりも競争力がなかったら、
悪いうわさをつけられたら、
資金がショートしたら、、、、そして倒産したら・・・・・。

今までは成功者の本を読み漁り、その成功のエッセンスをつかもうとしていました。
しかしながら彼らは失敗した何万人の社長の上にたつ運のいい人だと痛感しました。
日本では起業し2年後にも残っているのは2割しかないとの事。

そこで現在は逆に失敗の事例の本をよみ「やるべきこと」よりも「やってはいけないこと」の
エッセンスをつかもうと考えました。

そこで日本で取り寄せた本が
「カッコ悪く起業した人が成功する」(光文社:鈴木健介氏著)を読んでいます。


今回はそのやってはいけないリストについて○×をつけたいと思います。
(内容、理由等はは本を読んでみてみてください。)
今回は○はOK、×はNGという印です。

(1)過去の実績や職歴にこだわる:○
(2)好きなことや得意な分野にこだわる:×
(3)趣味の延長で考える:△
(4)安易な他力本願のフランチャイズ加盟:○
(5)商品あり、資金あり、客なしの状態での起業:×
(6)景気活性期の起業:×
(7)現状回避からの起業:○
(8)退路を断って立ち向かう起業:×
(9)フォーマットに基づいて作った事業計画書に全てを託す:○
(10)自分以外の人を保証人にする:○
(11)不動産などを担保にする:○
(12)「何々業だから」と職種イメージで所在地を決める:○

この本には他の章もありますが起業前の項目は以上になります。
(5)に関しては確かに客がいれば商品も納入できるしお金も入ります。しかし私たちのビジネス形態の性質上小売なので0から客つくりしていく必要があります。
 しかし本当に必要なのは「商品」でも「お金」でもなく「客」なんだという意味が分かります。お客さん重視の対応を今回更に痛感しました。

2008年1月31日木曜日

起業家インタビュー 製品化

 2007年8月に日本に帰国した際に受けた起業家インタービュー が商材化された。

その製品サンプルが私に送られてきた。当時の意見をうまい具合に編集している。

なんと200名の応募があり、その中の7名になったのは誇るべき事。
しかし、インタビューではダメだしが多く、ちょっと気分が悪かった。

今考えるとこの時がいい契機になったのかもしれない。

 その時までは理想で動いており、お店にしても綺麗で立派なものにしたいと思っていた。
しかし、今は逆にどうやってサバイブしていくかを考えるようになり、収益につながらない
ものは極力排除するようになった。

 今までビジネスをやっている人が新規にお店をやっているのであればそれまでの経験
売り上げ予想が立つが、自分は初めての経験。そのため売り上げ予想が全く立たない。

そういう意味では最初は少な初期投資ではじめるのが鉄則。
そこでうまくいけばさらに投資できるのである。

昔は大企業とかベンチャー企業の成功ストーリーを読むのが好きであった。
しかし、彼らはほんの一握りの人。
起業し2年以内には80%の会社がなくなってしまうらしい。
それから言えば成功するほうが普通ではない。

 今は失敗する会社の本を読んで、「何をすると失敗するのか?」「何をしてはいけないか?」
をとても知りたくなっている。そこから得るものの方がとても多い。

起業家インタビューを受けてから自分を客観的に、そしてシビアに見れるようになった。
自分にとってはそれが一番の収穫だと思う。

2008年1月23日水曜日

先人へのインタビュー

 お店を始める際に一番参考になるのは既にやっている人の話。
しかも日本の商品をスペインで売っているという同じ形態のお店がバルセロナにあるとのこと。
運営しているのはスペインの方と結婚した日本人の女性の方。

 知り合いを通じて紹介してもらい、お店に関しての話を聞いてきました。
経緯、日本からの輸入の仕方、改装、店舗運営等。

今まで自分がわからなかった事柄が聞くことによってよりクリアに。

そして経験者ならではの心得を頂く。

本当にいろいろと親身になって話してもらってうれしかったです。
ありがとうございました。

2008年1月10日木曜日

サイト

お店同様「顔」として重要なのがお店のサイトです。

インターネットのこの世の中、ウェブが一番重要なプロモーションツールのひとつであります。
私もレストランとかお店とか情報を探すときはいつも最初にウェブで探します。
逆に聞いたことがあるけどウェブで見つからない場合はあきらめて、ウェブにある情報を利用します。
ということでサイトの重要性はユーザーである自分も認識しています。

早いうちから準備をしようと思って現在検討中です。
プロに任せると、クオリティはプロレベル。しかしそれなりの費用が発生します。
それもピンキリですが下手すると1ページでとても額がかかることもあります。

一度友人を通じて見積もりを取りましたが、思った額以上というのが相場のようです。


そこで自分で作成することにしました。


一応Macromediaのfireworks(画像作成),dreamweaver(サイト作成),flash(Flash作成)のセットは持っています。
しかし、操作がちんぷんかんぷんです。
この冬休みにサイト作成の勉強をしています。

今はまずは有名なサイトを検証し、いいデザインの構成を見ています。

2008年1月3日木曜日

新年明けました

2008年を迎えました。

今年は勝負の年であります。
スペインに新規の形態のビジネスを展開し、新しい需要を喚起し、少しでも多くの「日本のマンガ・アニメ」好きを作りたいと思っています。

ビジネスをやる上で重要なものは何でしょうか?
お金、アイデア、ビジネスプラン、ネットワーク等いろいろとあると思います。

その中で特に一番重要なものとして「人」と思っています。

アニメ、マンガのお店はスペインでも既にあります。
そしていくら私たちのビジネスが新規性があるといっても、まねすればどこでも出来ます。

そこで競合との差別化する点としては人と思っています。

人にも2つの意味があります。

1つ目はビジネスを創造する頭を持った人。
常に様々な需要を見据えながら人より半歩先のビジネスを常に展開するアイデアを持つ人。

2つ目は知識のある人。
アニメ・マンガのお店の商品はアニメ・マンガです。
入店してくる客に対して説明でき、顧客の希望を応えることの出来る人が必要です。
簡単に言えば「どれだけアニメ・マンガを知っているか」です。

私のことで言うと私はマンガオタクではなく普通のレベルでした。
中学時代までには週刊少年ジャンプ、マガジン等を読む普通のマンガ少年でした。
でもそれ以降はあまり見ていないので最近の人気アニメ・マンガは知りません。

そしてこのビジネスをはじめる事を決め、勉強する事にしました。

まあ簡単言えばアニメを見ることなんですがね

最近は動画サイトで簡単にアニメが見れます。
今までそれで殆どのアニメを見て知識として蓄積しています。
Naruto,Bleach等メジャーなものからGundum Seed/destiny、さらには
今日本の深夜で放映されているアニメも基本的には観ています。

ここ1年でかなりのアニメをインプットしました。

そしてこの冬の宿題は「One Piece」を見ることです。
合計330話あります。

1話25分ですので8250分。137時間です。
最初はあまり面白く無いと思っていたこのアニメも見ているうちに引き込まれ、
今は毎日見るのが楽しくなっています。

今現在で250話を見ました。

追伸:1月5日時点で現在まで放映しているOne Piece(336話)はすべて見ました。
1999年から約8年間のアニメを3週間で見たことになります。

2007年12月29日土曜日

年末の大掃除

 もう早いもので2007年も終わります。



我々もやっと会社設立が終わり、2008年から本格的に事業を進めていこうと思っています。

今日は部屋の大掃除。



と言うことで今まで日本から送ってきてもらった商品をまとめる事にしました。

今までは中身の商品はごちゃごちゃだったので、今回はアニメの各ジャンル/タイトルに分けることにしました。















この写真が全てのダンボールから出した商品です。

「ごみ御殿」のように見えます。


大き目のダンボールで16個あるもので商品数は小さいものも含めると5000点以上あるでしょうか?
これが今ある会社の唯一の資産です。
これを元手に大きくしていきたいと思います。


同居人の手伝いもあって、3時間かけて各商品郡に分けることができました。
その後掃除をして部屋もついでにきれいになりました。

2007年12月14日金曜日

ID番号取得

スペインの会社にはそれぞれのID番号が授与されます。
それをNIF(Numero de Identificacion fiscal)といいます。
何かある際にこの番号は会社の番号として必要になります。
本日それを取得しました。

ここまでの会社の設立をまとめると

(1)銀行に資本金を入金し証明書をもらう(誰がいくら入れたかも記入してもらう)
(2)上記の証明書を基に弁護士が定款を作成し、Notario(公証役場)に行きサイン
(3)NIF作成用の資料の記入、代表者のサインが必要→NIFができる

いままではここまででです。

次回は上記の書類を銀行に提出し、口座を動かせるようにします。

2007年12月3日月曜日

会社設立

本日NOTARIO(公証役場)へ行き、会社登記簿にサインを行いました。
これでスペインにて唯一の「MANGA ROOM」ができました。

設立者、株主はスペイン在住の私とスペイン人パートナーの2名。

サインはほんの少しの時間であっという間に終わりました。

2007年12月3日が創立記念日。「123」なので分かりやすいです。
今回は登記簿の作成のみで事業活動は2008年4月1日になります。

それまでにいろいろと準備できるものをする予定です。

2007年11月27日火曜日

銀行口座開設!

 会社の銀行口座を開設しました。

 銀行はスペインでも大手のBBVA。まあどの銀行も大差ないのですが、スペイン最大の銀行+多くの支店があるので決めました。

まずは口座を開くという事で、有限会社(Sociedad Limitada)の最低資本金が3,006か3,007ユーロ以上とのことで3,008ユーロでの設立をしました。

この証明書を弁護士に渡して会社の定款を作成します。

今までは弁護士に相談等でまだ私的な範囲でしたが、今回の銀行口座開設によりスペイン国内に公式に足を踏み入れたという事になりました。

2007年11月21日水曜日

前進します

 2月に熱い気持ちで書いたこのブログも時間とともにちょっとトーンダウン。
私自身本業の方でもいろいろとあり、また海外特有の労働許可問題で焦る気持ちを抑えながら地道に歩んできました。

結果的には来春のオープンを目標にする事にしました。

そこで今年中に書類上の会社の設立を行う事にしました。
早速以前お願いしていた弁護士に話しに行き、次回のステップを聞きに行きました。

既に会社名のスペイン国内での重複は無いので(2007年5月15日参照)、
次回は資本金の振込みからです。

2007年11月11日日曜日

Salon del Manga 2007参加

2007年11月1日~4日までバルセロナでアニメ、マンガの展示会「Salon del Manga 2007 Barcelona」が開催されました。

参加したのは初日。この日は休日でもあり多くの学生が開館2時間前から並ぶ。
今回は初のコスプレでの参加。2日目に参加すれば入場料無料であった。

昨年まで2日間での開催が今年は期間を4日に延ばすほど人気が出てきた。

「聖闘士聖矢」の主題歌を歌う人も日本から参加。



上記がその時のビデオです。
今年も大盛況で、ますますアニメ人気の上昇を感じる事が出来ました。

2007年10月16日火曜日

再開

 バルセロナに戻り、またこのビジネスの準備の再開をしました。

まずはリーガルな面として弁護士とコンタクトを取り会社設立に向けての準備。
その他店舗運営に必要なライセンスの取得。

そしてメンバーと話し合いどの時点でのスタートがいいのか?

また並行して重要なのは店舗候補の検討。

昨日早速店舗候補を見てきました。
感想としては夏前に見た物件に比べると物件の価格が安くなってきた感じです。
不動産屋に聞くと今まで売り物件だったのもが売れなくなり、賃貸に変わってきている
ようです。

またこちらでもマンガのお店が新規に開店するという話を聞きました。
こっちに住んでいる中国人の会社でスペインのアニメに詳しい人でライバルになりえます。
(と言ってもこっちがまだ何もしてないので・・・)

内部要因と外部要因を検討しながら準備していきたいと思います。

2007年10月5日金曜日

いざ バルセロナへ

長い日本滞在も終わり、バルセロナへ戻ります。
日本滞在長すぎでした。(笑)

日本に戻った事で更に多くのビジネスの種も拾う事も出来ましたし、準備もできました。
特に日本の問屋を回っていろいろと見ることが出来たのでは本当に収穫でした。


そして、この帰国で何よりも変わったのは「気持ち」です。

今は昔以上に気持ちが固まりました。実際に動き出し、お金をかけてモノを買っていくうちに
引けない状態にしています。

さてこれからはこの「理想」に対し理不尽な「現実」が出てくると思います。

めげそうになった時にこの気持ちを思い起こし奮起したいと思います。

2007年9月27日木曜日

第一回経営陣会議in Japan

スペイン人のパートナーが今日本に遊びに来て、ウチに泊まっています。
スペインでは彼の家でシェアしているので逆のバージョンみたいなものですね。

さて、今まで彼とビジネスに関しては具体的に話していませんでした。
具体的に数字を含めないで話しているとお互いの考えるビジネスの規模も異なってきます。
ある人は大きく売上げが見込めるので大きな店舗にすべきだと。
またある人は売上げが小さいのであまりコストをかけない店舗にすべきだと。

今回がいいタイミングなので話し合いました。と言うことで初めての経営者会議ですね。

結論としては最初はあまりリスクかけないように出来るだけコストをかけない方向で行こうと同意できました。今回は数字のシュミレーションも含めて話したので納得できる議論ができた。

10月にバルセロナに戻ってこのシュミレーションにあう店舗探しをしようと思う。
ちなみに商材は十分すぎるほど調達しました。種類ではスペインのどのお店にも負けないくらいです。

2007年9月13日木曜日

インタビュ-2

以前参加したコミケで会った同人誌を書いている人にインタビューを行いました。
今回は第二弾でドラゴンボールを題材に書いている人です。

この方の絵は本当に鳥山明そっくりで、しかも書いている内容がパロディーなのでスペインでも受け入れられるかなと思いコミケの際に名刺を渡して連絡先をうかがいました。

そして今日会ってじっくりと話を伺いました。

通常同人誌を描く人って結構小さい頃から絵を書いていて応募したりしていてアニメ、マンガをかなりチェックしている人と思っていました。
 しかし今回インタビューした人はイラスト等は書いていたものの本を描く様になるようになったのはここ数年で、最近のアニメ、マンガにもそれ程あるわけでもなくドラゴンボール一筋に描いているようです。最近は北斗の拳が気に入っているらしいです。

 ドラゴンボールはスペインでも人気のマンガなのでイラストだけでも直ぐに販売できそうです。また今後の展開としてオリジナルキャラクターの作成もお願いしました。

こんな感じで独自の作家さん(もしくは卵)をスペインで活躍してもらう場を提供していきたいですね。

2007年8月30日木曜日

インタビュー1

 先週のコミケで知り合った同人作家さんに今日インタビューをしてきました。

この方は実は過去にある出版社からの連載寸前にまでなった程の実力の持ち主。
しかもコスプレも力が入っており、中国のコスプレのイベントでは中国の主催者から招待されて行ったらしいかなりの本格的。

 そこでどのようにアニメが好きになり、マンガを描くようになり、コスプレをするようになったのかを聞きながら色々とヒントを得ることができました。特に女性の人の話は聞いた事がいままでなかったので女性の心理を知るいい機会でした。

 インタビューの後には彼女がイラストを描いているという「男装執事(バトラー)カフェ」なる所へ行ってみることに。
「いらっしゃいませ。Master」と男性っぽい格好をした女性に挨拶をされ店に。
本当に秋葉原は色々な店があるなと実感。

今日は本当にお世話になり4時間近く話してしまった。その分色々と収穫があった日になりました。

2007年8月19日日曜日

コミックマーケット72参加

 日本のサブカルチャーの総決算「コミックマーケット72」に初参加。
いやー それにしてもかなり衝撃的な印象でした。

とにかくこの写真を見てください。
10時開園で朝早くだと必ず並ぶので初めての人は12時頃にいった方がいいと言われて12時に行ったのですが、それでもこんなに並んでいました。この日は金曜日だった事もあり若い人の参加が多かったような。男女比は半々くらいでしょうか?
とにかく今日はもう暑くて暑くて大変でした。まさに死闘でした。なかでは熱気でエアコンも効かず汗ダクダクの会場となっていました。

30分経ってやっと入場でき、案内をしてくれるNさんと合流。
Nさんは同じ会社でこっち方面の業務をやっているので助かりました。
これが会場です。(ちょっと写真がぼけてスイマセン)


このコミックマーケットに関して簡単に説明しますと、
今回で72回目で年二回開催(夏、冬)の同人誌の即売会です。

前回の71回では参加サークルは3万5千、入場者数は3日間で44万人、コスプレ参加は1万人以上といなっています。

もうこれだけの数になると何を買っていいかわかりません。
ある程度のエキスパートになると事前に発売されるコミケのカタログを購入し、自分の好きな作家を行く前に探しておいてそこに行くようです。大体売れる同人誌の場合購入者も数冊まとめて買うようです(自分用、保存用、友人用、交換用等)。

その他コスプレのイベントも併設されていたり、また別の運営会社が近くのビルでもコスプレのイベントが行われていました。



そこでは100人以上のコスプレヤーが思い思いのコスプレを楽しんでいました。
やはり、日本ではこの分野ではかなり発展していると思いました。コスプレも単にきるだけではなく、如何にキレイに、如何に役になりきるかと思っているコスプレイヤーが多かった気がします。
 さて、今回のコミケでは色々と収穫がありましたがその中でも数人同人誌の作家の方とコンタクトを取らせてもらい、スペイン展開の話もしました。スペインでも同人誌が売れるか分かりませんが、色々とトライしてみたいと思います。

2007年8月13日月曜日

ビジネスは簡単な事から

 以前のエントリーでビジネスは小さなものから始めようと考えた際に一番簡単なのが「インターネット」を使ってのビジネス。

 本を作ろうとすると最低数十~数百万円のコストがかかり、売れ残りのリスクがあります。 で実際は思ったほど売れず赤字になってしまう可能性もかなり大。
 その反面、インターネットはデータなので在庫のリスクがいらないし、複製にもお金がかかりません。またインターネットは世界どこからでもアクセスできるので売上げも物理的な場所のある店と違って限度がありません。よってインターネットを使えるビジネスは色々とチャレンジしたいと思っています。 とにかく簡単なこと・リスクの低い事から始めようと思います。

 今回は同人誌のオンライン販売している会社へ行き、スペイン展開の方向性に関して話してきました。今後テストを行いスペイン語版の展開が出来そうであればやるという結論に至りました。その後別のサブカルチャーを知る人と話をする中で同人誌のみならず、イラスト・コスプレ等のデータのスペイン展開も出来るのではないかと言うアイデアをもらいました。

 また今週末の日本最大のイベントの「コミック マーケット」ではワザワザ取材用のパスをいただく事ができたので勉強してきます。

 こうやってたまたま滞在しなくてはいけない日本では思った以上に偶然に色々な事を得ることができました。この偶然は偶然ではなく「自分に与えられた道」なのだと思いポジティブに考えていこうと思います。数日前に言われた某コンサルタントからのケチも浮き足立っている自分を戒めるものだと思うようになりました。

2007年8月12日日曜日

聖地巡礼

 一応東京でアニメオタクの三大聖地と呼ばれる、秋葉原、池袋、中野に行ってきました。

とにかくお店、商品の多さにビックリしました。
秋葉原はアニメグッズからメイドカフェまで多岐に渡ったビジネス形態。
池袋は「乙女ロード」に象徴されるように女性向けのお店。
中野は中野ブロードウェイ自体がアニメグッズのデパートそのもの。

特に目が付いたのが「レンタルショーケース」屋。
家にあるいらないアニメグッズをお店のショーケースを月借りして代行販売してもらうシステム。
お店としても場所毎の賃貸料のみで、商品を流通する必要が無いので結構いいビジネスモデルだと思います。これスペインで出来ないか検討してみます。

 今週はおもちゃの問屋にも行ってきたので流通商品の幅が広がってきました。ここでは問屋の価格で仕入れることが出来るのでいいルートが出来ました。
 またアニメグッズに限らず、日本に関連したという事で他の商品も一応展開を考えていろいろと問屋を回ってきました。

2007年8月6日月曜日

有名コンサルタントとのインタビュー

 著名な経営コンサルタントへのインタビューに参加してきました。
150名以上の参加の中から選ばれた7名。その中に私がいました。
これから起業する人、起業をすでにしている人が自分の悩みをぶつけるという内容を録音しCDとして教材にするようです。私にとっては無料で色々聞けるし、日本にも帰国していたのでいい機会でした。

 私のインタビューですが、ちょっとショックな内容です。と言うのは私の起業に関してはあまりいい言い方をしなかったからです。

「今の時期の起業は辞めたほうがいい」と面と向かって言われたのです。

また理由がまた腑に落ちないのです。

この有名はコンサルタントは今まで4000名以上の企業のトップの方に会っています。その中で「同じような人なのにある人は成功し、ある人は失敗する」事を感じたらしいのです。またビジネスモデルは完璧にも関わらずうまくビジネスがまわらないという事例もあったようです。
 そこで目をつけたのが運気らしいのです。である理論にあわせて過去の事例を入れていくと殆どがそのサイクルに合致するらしいのです。
詳しくは省略しますが、そのサイクルから言うと今の私の時期は起業の時期ではないとの事。3年待った方がいいとの事です。

ビジネスモデルにケチつけられたり、理論が破綻している等でダメと言われるのはいいのですが、運とか占いのようなもので言われるのが全く理解できないのです。「他人事だと思って」と半分怒りも覚えました。

しかし、やります!
人の意見、しかも占いのようなもので自分の人生を左右されたくありません。

但し、この話を聞いたのはいいチャンスです。
最初から大きなリスクをかけてやると、失うものも多いです。
よってお金をかけないで売上げ・利益を上げる仕組みを色々と考えていこうという考え方になりました。
確かに鉛筆なめながら予測している売上げも本当に予想通りに来るのか分からないのが事実です。

とにかく安全に、安全に始めていこうと思う気持ちも出てきました。最初からジャンボジェットを飛ばそうとするのではなく、小さなセスナから飛ばそうという事です。

そしてこれから3年間失敗するのが当然と思い、金銭的成功以外のものを得ようと思います。それは人脈であったり、経験であったり、やってみないと得ることのできないものです。そうすれば思った以上に成功しても浮き足立つ事無くやっていけますからね。

そういった長期的な視野で物事を再度検討し、ビジネスプランの再構築を行おうと思います。

2007年8月1日水曜日

ビジネスのネタ

 色々と本を読んでいると結構ビジネスをするにも重要な事が書かれています。
その中で一番、当たり前で重要な事として「ビジネスのネタ」選びです。
選ぶ商品がどのようなものかによってその後のビジネスを簡単にするか、難しくするのか決まるのです。

ある人は携帯電話を無料で配って数万円のバックマージンをもらう。
またある人は競争の激しいプロバイダーの回線を打って数百円の利益をもらう。
一方あまり苦労せずにお金を稼ぐ。方や残業、お願い等精一杯働いてもお金を稼げない。
後者の冠しては「下りのエスカレーターに乗る」と言われています。いくら上に進もうとしても上れない。

ここまでなってくると経営者の経営能力でカバーできる範囲ではありません。
経営者の能力特に企業を始める身としては「何もしなくても売れるビジネス」仕組みを見つける、構築する事が重要です。その点、自分のやるビジネスは日本であれば厳しいが、スペインでは十分魅力のあるビジネスと思っています。詳しい理由は今回は省きます。

 しかし、そうは言っても商品にはサイクルと言うもの、競合の出現等で急に環境が変化してしまう場合があります。その為に既に考えうるネタの発掘にも取り掛かってます。(まだビジネス始めていないので、もうかよと言う方もいると思いますが・・・)

ビジネスはアニメ・マンガを軸足に派生するものも展開を考えています。
とにかく何がスペインのマーケットに受け入れられるのかを知りたいのです。実際スペイン国内ではまだまだマンガ・アニメグッズの販売のみでその他の展開をしていません。

 そこでそれ以外のビジネスの為を発掘してスペインでの展開を考えています。これは日本人であることの利点ですが、色々とアイデアが出ます(と言うか今日本で流行っている事を検討すればいいだけです。)難点としてはこの狭い業界ではその分野の人と知り合うのがとても難しいのですが、なんと身近に頼りになる人がいました。そして思っていた以上に色々と上手くまとめられそうなのです。

今日はその専門家に2時間かけてヒアリングしてスペインでの展開の方向性も見えてきました。

2007年7月31日火曜日

出資者

日本に戻り、昔の仕事の関係の人と飲みに行ました。
昔自分の属した会社が合弁で立ち上げたベンチャー企業の親会社の担当者(私)と、当時VCの担当者として一緒に仕事していただけありお互い気心が知れている。

 と言うことでビジネスプランの詳細の説明無しで、出資してくれる事になった。

最初のラウンドの出資者に求める事は
「ビジネスの将来、メンバーに賛同してもらえる」人です。

出資するには勿論色々な目的があります。
一番シンプルなのは出資に対してリターンを要求する事です。

しかし新規立ち上げするので本当にビジネスが立ち上がるか分かりません。(勿論やる側は成功を信じていきますが)その為、ビジネスとしてみてリターンを要求する出資者は思ったように結果が出来ない出資先を不信になり、両者の関係がギクシャクしてしまいます。

 と言うことで、最初の出資者には「ビジネス目的ではなく我々のチャレンジ・夢に対して純粋に応援してもらえる人」にします。勿論、損するつもりはありません。なぜなら一番出資をするのは自分なのですから。逆に何も無い自分達に出資してもらえるので是非そんな人に多くの恩返しをするつもりです。

今回の出資者は以前ベンチャーキャピタルや大手企業の財務部門で働いていた人なので無料でビジネスプランに関してのコンサルティングをしてもらえます。

 それ以外にもスペインでの知り合いが、私の話を聞いて是非コンタクトを取りたいとメールが来ました。彼はサラゴサでアニメ・マンガのオンラインショップをやっているので更に広がるかしれません。

2007年7月24日火曜日

ビジネスの幅

今回の日本一時帰国は予期せぬものでした。
しかし、ちょうどいい機会なので色々とやろうと思っていました。

 今までは海外にいたために活動はネットを通してに限られていましたが、この日本滞在がいいチャンスです。前述したように町に出て、色々な店に回り日本の状況を見ることはとてもためになりました。

 それと同様に今後可能性のあるビジネスへのコンタクトもできればと思っていました。今回はちょうどタイミングよく私の検討したい分野の会社数社とコンタクトが取れたので話を伺ってみようと思っています。本当に運がいいです。


 またちょうどある有名なビジネスコンサルタントに自分のビジネスに関してインタビューをできるという企画が8月頭にあり、ダメもとで申し込んだところ選ばれました。
 通常はコンサルタントを雇うとお金もかかりますが、今回の企画に乗ることでお金がかかりません。またそのコンサルタントの方は業界では有名で、しかもインタビューの内容を教材にするとの事で宣伝にもなります。

 少しずつですが前進している感じです。

とは言うものの本来のビザの更新の問題がまだ前進していないのが問題なのですが・・・・。

2007年7月12日木曜日

日本視察

日本に戻っています。

空いた時間を使いアニメグッズショップをまわっています。
今までこのような場所には行っていなかったのでどんなものか分かりませんでしたが、
今回いくことによって様々な発見がありました。

1.同人誌
同人誌がこれほど日本で市民権を得ているとは思いませんでした。
本の数でいえばオリジナルよりも多いし、様々な同人作家がいました。
女性向けにはBoys Love(男性同士の恋愛)、男性向けには18禁のマンガが
置かれています。このターゲットに向けての趣向は本当に分かりやすいです。

2.アニメグッズ
アニメグッズに関しては日本でも数も種類も豊富なので価格も安いと思っていきましたが、
逆に予想以上に高いのにビックリしました。
 1体100円程度と思っていましたが、200円、300円はザラです。
中には小さいフィギュアなのに1000円もするものもあります。

調べていく中で分かったのは商品のプレミアがついているようです。
いつのときのどのバージョンのものかで値段も変わるようです。

その結果お店で買う商品は高いということが分かりました。
仕入先を再度検討しなければなりません。

3.その他
お店には思った以上に女性が多かったです。
彼女達のお目当てはフィギュアとかグッズではなく、同人誌。

本来は男が多いと思っていた「アニメ、マンガ」業界。
スペインでも女性が今後の鍵を握ると思いました。

「女性向け」:要チェックです!


また色々とお店に入って入念に調査をしていますが、これってはたから見ると
私の事きっと「オタク仲間」と思われるでしょう。
だってじっくり商品を見ていますので。 しかも同人誌とか18禁のPCゲームとかコアなものもじっくり見ています・・・・。

とにかくこの日本滞在でいろいろなヒントを探っていこうと思います。

2007年7月3日火曜日

メンバー

 新規にサポートしてもらえるメンバーも加入しました。今回の新規メンバーは今までに我々既存のメンバーには無かった経験・知識があるので更に幅が広がりました。
 また話す中で


実は一度日本に帰国する事になりました。
この機会を利用して、日本の状況を更に詳しく調べていこうと思っています。

2007年6月20日水曜日

頭(考え)から体(実行)へ

ご無沙汰しています。
もう6月になりましたね。


現在の進捗としては、
今まで調べる事が多かったのですが、今後は検証のフェーズに入ろうとしています。
理論上では正しくても実際にやってみると問題が発生する事ってありますよね。

時間がある今のうちに色々と検証しているのです。


分かりやすい例としては、商品の輸入です。

日本で買った商品をスペインに輸入するのですが、今までは業者から見積もりを取ったりしていました。そこで大体のコストイメージを持つ事ができました。

 しかし商品の流通なのでコスト以外にも時間、商品の到着状態等も事前に知っておく必要があります。

「1週間で届くといわれていたが、数週間かかった」
とか
「商品の箱が開けられていて、一部の商品は使い物にならない」
とか
「商品が紛失してしまった」

等の問題は実際にやってみないと分かりません。


と言うことで商品を実際に送ってみて、どうなるか確認してみました。
一概に自分達でやれば安いコストでできる反面問題があった場合のリスクは自分持ちです。
逆に業者に頼めば煩雑な手続き、商品のリスクは持ってもらえる分、コストがかかります。
通関で止められても業者が対応してくれますので、ワザワザ通関まで行くコスト・時間がかかりません。

まずは手始めに自分達で国際郵便でやってみました。

日本にいる親に商品を送ってもらいました。
3箱を送ってもらったうち、1箱が税関で止まってしまいました。
話によると税関がランダムで箱を空け、問題であると見られたものに関してはモノを止めてしまうようです。

バルセロナの場合、税関までの公共の交通手段が無くタクシーにしてもお金がかかります。
またワザワザ取りにいくのでその人の半日が無駄になります。

【これが店を開店した後に想定します。】

コスト的には:
国際郵便料金+税金以外に商品を取りに行く交通費、その分1名足りないので他のスタッフ分の給料と余計なお金がかかってしまいます。

 もし業者に頼めば、税関とのやり取り+商品を指定先まで送ってもらえます。

と言うことで勿論重視する点ははコストですが、上記のリスクも勘案しないといけない事が今回の件で分かりました。

他の面に関しても色々な意味でシュミレーションが必要だと思います。

2007年5月23日水曜日

市場調査



本日はインタビューへ出かけました。
行った先はバルセロナで一番大きなマンガ+アニメグッズショップ。

ここでの調査目的は2つ。
1つ目はどれ位の客が来店するか
2つ目は実際にお客さんへのアンケート

午後4時半から8時まで3時間半行い、アンケートも20名行え様々な成果がありました。

特にアンケートは色々な点でお客さんの目線を知る事ができるのでとても貴重な経験でした。

例えば価格設定に関してですが、
どれくらいが適正か見極めるのかは難しいです。
会社としては高く売りたいし、ユーザーとしては安く買いたい。
しかしその適正価格と言うのが分からない。
ユーザーの欲しい価格帯より上だと高いというイメージがつき買う人数が減るし、
その価格帯より低いと本来はもう少し高い値で売ることができたはずで得る事が
できた利益を失ったとも見れます。

パートナーと話し合っても結局2人の経験でしか分かりません。

その点インタビューは効果的。
100人にインタビューすればどのくらいの価格帯で一番買う人がいるかを認識できます。
2人だとどっちが基準か分かりません。それ故に自分が当たり前、相手がおかしいと思ってしまいます。その中で自分のポジションも客観的に見ることが出来ます。

まだ20人のインタービューだけでしたが、得るものは多かったです。
このインタビューは100人まで行ってより精度の高いものにしていきたいと思っています。

2007年5月16日水曜日

1歩前進、5歩後退

今週から午後には色々とリサーチを始めている。
思った以上に実際に調べてみると予定通りにいかない。

例えば会社を作るにしても色々と制約がある。
「外国人(この場合は自分)は株主になれるが、事業主にすぐにはなれない。」とか、

そして昨日自分のビザの状況に関し弁護士と話したところ、再度申請しないといけない事が発覚。
正式にビザが取得できるまで数ヶ月。長ければ半年かかる。

と言うことで事業プランが後ろ倒しになりました。

何事も思ったとおりに行きません。
特に外国人がビジネスを始めようとするとこういった問題もあるのですね。

逆に考える、準備する時間ができたと前向きに考えます。

今回の事を知ったということで1歩前進、しかし今回の話で予定が後ろ倒しになったという事で5歩後退です。

2007年5月15日火曜日

会社名確定!

MANGA ROOMの名前が承認されました。

よって会社名は
MANGA ROOM S.L.

S.Lとは「Sociedad Limitada」の略で日本語で有限会社の意味です。
スペインでこの会社名を使えるのは私たちのみです。

以前も説明しましたが「我々のビジネスが分かりやすい名前にしたい」という事でしたので満足です。

しかし問題が・・・。
申請者の私の名前が間違っているのです。
日本であれば確実に確認するところなのに・・・・。
と言うことで訂正してもらいます。

今後は資本金の振込、登記簿の作成に入ります。

2007年5月4日金曜日

フルタイムからパートタイムへ

 今日スペインの会社の社長にパートタイムへの変更の旨を伝えました。

まあ日本の直属の上司がOKしたので問題はないのですが、やはり人によって考え方が違うのでどのように説明しようか悩みました。結局は別件で呼ばれたので、その際に話しました。

午前中は今の会社でのパートタイム、午後は自分のビジネスという感じで『二束のわらじ生活』を再来週からやります。

スペインの社長はどうにか今の会社と接点があるように考えて、自分も全てに入れるように提案してくれました。出来るだけ関連つければ、今の会社との関係も上手くいくのでいいと思います。
しかしあまり関係ばかり考えていると「無駄」が出てしまいますのでここは公正に見極めたいと思います。

2007年5月3日木曜日

起業宣言

皆様(と言っても見ている人そんなにいないと思いますが)

本日重大な決心をしました。


『会社を立ち上げます!』(2007年5月1日)

 「アイデアを作り上げ、それを検証する」段階から、「実際に起業」する段階にステップアップしました。
大きな違いは『責任』を背負うという事です。
今までは空いている時間を使い、色々な可能性を検討していた段階でした。
言う事はただ、何でも思った事をプランとして書いていた時期です。

 しかし会社を立ち上げればお金もかかります。
税金も払わねばなりません。
社員を雇えば生活を保障しないといけません。
最悪倒産した場合にはその結果が自分に返ってきます。

ということで『責任』というものが重くのしかかります。

 一応自分なりにも準備をしていました。
お金の件、店の件、法律の件。全てクリアではありませんがスピードが大事なので見切りスタートします。

 中でも勇気がいったのは、私の勤めている会社(日本の親会社)への報告です。
現在のフルタイムからパートタイムに変更してもらい、兼業の許可を得るという作業です。
まだ店舗の立ち上げまで時間がかかる身としては無給期間がある点、しかも海外というのはとても厳しいです。
個人の希望通りに行かない可能性もあり返事しだいでは、退社(クビ)の道もありえます。

 しかし隠していく事もいけないので正直に報告しました。結果的には賛成していただき、何かあればサポートもするという言葉をいただきました。
会社の管理する側になると部下が離れていったり、独立したりするとあまりいい気持ちしたりしないのですが、私の上司は理解のある方でした。

 と言うことで晴れてすがすがしい気持ちと、重い責任を感じながらやっていこうと思います。 勿論本業も今まで通りしっかりやっていきます。

2007年4月27日金曜日

名前

現在名前を考えています。
名前って結構考えますよね。一生使うものですから。

いちおう名前のコンセプトを考えました。

(1)名前からビジネスを連想しやすい
-->意味不明な名前だとどんな仕事しているのか説明するのに手間がかかります。
  その点、関連のある名前であれば説明しなくてもどんな事をしているか分かりやすいです。例えばOOネットという会社であれば「インターネットの会社か?」と分かりますよね。

(2)日本に関連したビジネスなので日本発祥の言葉を入れたい
 -->私たち日本人のするビジネスです。また業務も日本の文化アニメ・マンガのビジネスです。出来れば日本語の言葉も入れたいです。

(3)分かりやすく短い名前
 -->覚えやすい、分かりやすい名前も重要です。ウェブサイトで探す際にも名前が分かっていれば検索しやすいです。


上記のコンセプトから下記の5つの候補を出しました。

・MANGA ROOM
・MANGA KISSA
・MANGA SHOW
・ZIPANG
・USUZUMI

上の3つは「MANGA」というもう世界語になった日本語を入れました。この事で上記の全てのポイントを網羅しています。
 4つ目の「ZIPANG」は日本とスペイン(南蛮)の歴史に合わせマルコポーロが「黄金の国 ZIPANG」と日本の事を言った内容からとりました。
 最後のUSUZUMIと言うのは樹齢1500年もする「薄墨(うすずみ)桜」からとりました。
4つ目、5つ目は(1)のポイントが抜けていますが日本に関連したビジネスと言う事で接点はあります。また上記3つは将来マンガ以外のビジネスにした際使いにくい名前であるのも確かです。

2007年4月23日月曜日

Salon del Comic Barcelona





2007年4月19日(木)~22日(日)までの4日間、バルセロナのスペイン広場にあるFeria de Barcelonaにてコミックの展示会「Salon de Comic」が行われました。



ブースは40~50はありました。
出版社、アニメグッズの卸、DVD販売会社、アニメグッズのお店などなどです。
多くは日本のマンガ、アニメ関連のグッズを売っている店が多かったです。


行った日が初日の夕方だったためそれ程入場者数は多くありませんでしたが、土日になると入場券購入の為に長蛇の列ができたという事です。

今回の目的は、出版社の確認及び挨拶でした。
まだいつビジネスをするかは分からないのですが、この業者の方とは必ず仕事をしますのでこの機会に挨拶し名刺をもらいました。(我々は名刺を持っていませんが・・・)一応今回挨拶しておくだけで、次回からよりスムーズに仕事が進むのではと思っています。
スペインでの大手のマンガの出版社は
・NORMA Editorial
鋼の錬金術師、ケロロ軍曹、ガンダム、フルーツバスケット、金色のガッシュベル等

・Glenat(集英社系が多いです)
ナルト、Death Note、Bleach、キャプテン翼、聖闘士聖矢、犬夜叉、ふしぎ遊戯等

・IVREA
SLAM DUNK、DN Angel、ハングリーハート、バガボンド

・PLANETA DeAGOSTINI
ドラゴンボール、ドラえもん、クレヨンしんちゃん、名探偵コナン、風の谷のナウシカ、ワンピース、遊戯王、I's、X、CLANP(作者)系

出版社はそれぞれのタイトルで日本の出版元にスペイン語版の版権を買う感じですね。Glenatが集英社系が多いですね。その反面同じ集英社のドラゴンボールはPLANETA、SLAM DUNKはIVREAが持っていますね。

 マンガ本等は出版社からの直接の販売は少ないようで大手の流通代理店を通しての販売を行っているようです。まあ今回はそれを知っただけでも収穫です。


追伸:このSalon del Mangaは入場者が10万人を越え過去最高の入場者になったようです。

2007年4月18日水曜日

プレジデント 2004年9月13日号

日本から持ってきた「プレジデント 2004年9月13日号」を読みました。かなり古いものです。

題名は「上司道 鍛錬道場」
そこには16人の経営者の言葉がありました。

大きく分けると2つのタイプの経営者がいると思いました。

社内で出世して上がってきた経営者と自分で起業した経営者。

社内からの経営者は特に営業、管理、人事等会社の実践面の事に関して書いていました。
「どうしたら売上げを上げるか?」とか「優秀な人材を育てるには?」とかです。
反面起業出身の経営者はどちらかというとマインド面の事を書いていました。

これは読者の今置かれている環境によってどの記事が興味あるかは変わるでしょう。

私は後者のタイプなので興味深く読ませていただきました。
読んだ人はセコム、ドンキホーテ、シダックスの社長さんの話。

どれも興味深い話ばかりである。
特にセコムの飯田さんはためになる話をされていました。
「事業を考える際には誰とも話さない。殆どがインスピレーションである」。
 日本では警備会社が無いために、普通であれば欧米へ行き視察するのであるが、セコムの場合はそれをしなかったらしい。見ることにより自分の思考に影響を与えよりよいアイデアが湧かないらしい。とにかく考え抜いてその末にブレークスルーがあるとおっしゃっていました。昨日のエントリーに通じるところがありますね。
 この内容に関しては成功したから言えるかもしれませんね。欧米の実情を知っていればよりアイデアを具体的に落とし込めるという事もありますしね。

しかしもうひとつの言葉は結構いい話でした。セコムでは料金を前払いで顧客企業からもらっているらしい。そもそも社会の商習慣になっている「支払いは後」と言う概念がおかしいと飯田さんは言っている。

これは私も同感です。小さい頃は商品を買う際にはお金と交換でした。それが社会人になっていくと信用という名の下に「支払いは月末締めの翌月~日払い」とか後払いになっています。確かに一括で支払ったほうが管理しやすい等のメリットはありますが、基本的には商品を買う際にはお金を同時に払う。そうすれば回収とか余計な労力がかかりません。社会人として働いているとどんどん「社会のルール」に染まっていくときがあります。出来るだけ本質をシンプルに見ていく努力をしていきたいと思います。

そして最後におっしゃっている言葉として
「起業家には知識、知恵(経験)、実行力が必要だ」と言われています。
経験しているだけあり説得力ありますねぇ。

2007年4月17日火曜日

起業に際して思う事

 今回の起業と言う考えはある種ポッと出たアイデアでした。
1年前には考えていなかったアイデアでした。
そう考えると、この起業というのは一過性のものであると思われるかもしれません。

 しかし、それまでの準備を立てていたためにチャンスを感じ、実行できるレベルになっていたからこそ本気で思うようになったのだと思っています。

 昔、お坊さんの言っていたことでとても心に残る事があります。
『昔、後に名手と言われるような墓石を彫る人がいました。彼の若い頃墓を彫る事が上手くありませんでした。何年も修行しても、どれだけ頑張っても上手くなりません。そこで悩みながらも修行を続けました。そうやっている時にふと上手く彫れるようになった時が来たらしいです。』
お坊さん曰く
『これは運が良かったからではありません。ここに来るまで色々と修行し、準備しかからこそ最後にコツが分かるようになって墓彫りの極意を会得できたのです』と。

ちゃんと準備してはじめてチャンスを嗅ぐ事ができるようになり、その波に乗ることもできるのです。


『スペインで起業』

スペインに来る際2年半前には考えてもいませんでした。
理由として、
スペインで働く事が難しい。(私の行った学校で日本人でスペインで就職と言う前例はありませんでした)
スペイン語もビジネスレベルではありません。
それ以上に何をしたいのかも分かりません。

 しかし、そんな中でも準備をしていました。上記のお坊さんの話が頭にあったのかもしれません。
『準備あってチャンスを得る』。
何もしていなければ自分の力量不足を理由にチャンスが来てもそのまま見送ってしまいます。それどころかチャンスすらも感じないかもしれません。

スペインでビジネスする際に最低限必要なもの。
それは「スペイン語」と「ビジネスの基本である経営学」の勉強。

学校を卒業後運よくスペインで働けました。
運によるところが多いですがここまでで色々な準備、経験を得ることができ、そして今回の起業を思いついたという事です。

正直言って「スペイン語」もビジネスレベルには程遠い状態です。
ビジネスの経験も自分で会社を運営すると言う事に関して言えば素人です。

しかし何とか手を伸ばせばやれそうなところにいます。
そう思って起業を志しました。

2007年4月16日月曜日

「思考は現実化する」より

今回は備忘録と言う事で、
ナポレオン・ヒル著、「思考は現実化する」という本に以下のような一節があります。

富を築くためにどうしても克服しなければならない16のウィーク・ポイント
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1.自分が何を望んでいるのかわからず、説明もできないこと。

2.理由があろうとなかろうと仕事を翌日に延ばすこと(もっともらしい言い訳をつけて)。

3.知識欲、勉強意欲が欠けていること。

4.優柔不断。いつも正面から対決することを避け、すべてにわたって責任転嫁をすること(これにももっともらしい言い訳がある)。

5.明確な行動を立てることをせず、口実をつくっては言い逃れをすること。

6.自己満足。この病気は治しようがない。この病気にかかっている人には、明日への希望はない。

7.無関心。問題が生じたときに、直面して闘おうとはせず、すぐ安易に妥協しようとする、その態度の根本にあるのはこの無関心である。

8.他人の失敗は厳しく責め立てるが、自分の失敗はなかなか認めようとしない。

9.動機づけをしなかったことからくる熱意の弱さ。またその弱さを原因とする怠け癖。

10.最初の失敗で簡単に挫けてしまうこと。

11.ずさんな計画。目標や願望を紙に書こうとしないため、分析も反省もできない。

12.目の前にアイディアがひらめいても、チャンスが現れても、手を伸ばしてつかまえようとしない怠惰な性格。

13.夢想するだけで何もしないこと。

14.豊かになるために苦労するくらいなら貧乏のままでもいいという態度。このような人は「こうなりたい」「こうしたい」「これが欲しい」という強い意識が欠けているのだ。

15.自ら汗を流そうとはせず、ギャンブルや投機などで近道を探して儲けようとすること。

16.批判を気にする。他人の考えや行動、発言が気になり、批判されることばかりを恐れる結果、行動を起こさない。これはこのリストの中でも最大の敵である。なぜなら、これは目には見えないが、誰もが潜在意識の中に持っているものだからだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

こうやって見ると今まで感じていながら言葉にできなかった感情が表されている。

たまにこれを見直すと自分のステージにより感じ方が違うのではないだろうか?

2007年4月13日金曜日

スペインでの会社の作り方-1

スペインでの会社の作るやり方です。

基本的な必要事項
・資本金
・株主
・設立住所
・設立者
・事業内容
・会社名

基本的には上記ですが、会社の形態・設立者等様々な条件により難易度が変わります。

例えば設立者がスペイン人の場合は問題ありませんが、外国人の場合であると労働ビザの話も入ってくるので複雑になります。

簡単に流れを紹介しますと
・会社名の申請
→確認(他の会社に使われていない事が確定)
・会社の登記

・事業内容の登録
となるようです。

まあ弁護士に任せれば基本的に難しいことがないようです。

2007年4月12日木曜日

目標、努力、結果

自分の人生とは思ったとおりに行くのだろうか?

「意思のあるところに道がある」という諺があるように、目的を持てばその方向にいけると思う人も多いと思う。
私もおおむねこの意見に賛成である。
 やはり自分で「なりたい未来像」をイメージする事により努力する。その結果として思った方向にいける事が多い。

 しかしそれと同時に最後のところは「偶然」と言うのも多々あるなと言うのが経験。

 そんな中この記事に遭遇。
「人生は設計できるものではない」

 自分でもスペインで働きたいという意志があったが、そのタイミングで今の会社を誘ってくれた人と会っていなければ働けなかった。

 今回のビジネスに関しても、まさにそれを実感した。
以前いい物件を見つけたと紹介した。
その後不動産屋に行き話しをしてきた。

当方としては出来れば2ヵ月後から借りたいという計画を説明。それまでに会社の設立、その他ライセンスの申請等が必要で物件を利用できるのは早くても2ヶ月かかるという点からである。

 しかし返って来た答えは「待てません」との事。
結論としてはこの物件を借りるのは非常に難しくなったという事です(2ヶ月先まで空いてればいいですが)。計画通りに行かないということですね。

「人生とは設計できるものではない」という話でしたが、これに加えるならば、「人生を設計し努力し、準備をしてはじめて、運が来た時に乗れる」と言うことではないでしょうか? 

 何事も準備(設計)していないと動ける事もなく運が通り過ぎてしまいます。というかそのチャンスすら見ることが出来ないのではないでしょうか?

 と言うことで今の素晴らしい物件以上のいい物件が2ヵ月後に現れる事を期待しながら、準備を進めていこうと思います。

2007年4月5日木曜日

必要なときにでてくるヒント

 前回のエントリーでパートナーとのビジネス観の違いをご紹介した。
ちょうど次の日に見たメールマガジンでまさに「自分に言っているんじゃないか?」という一文を見た。

「自分の価値観に凝り固まる結果、他人の価値観を否定することがあってはならな
い。異なるもの同士が尊敬して、高めあうからこそ、創造性が生まれる。」

これは「神田昌典365日語録」という1日に1文メールで無料で送られてくる「ビジネスのヒント」集である。

自分の場合、まだまだ自分の価値観が正しいと思いがちである。
特に自分でやる人、成功した人にありがちである。(自分は成功すらしてませんが・・・)
 できるだけ自分の考えも幅広く可能性を持たせて、そしてユーザーを良く知っているパートナーの意見も聞き入れられるようにしていきたい。

2007年4月4日水曜日

ビジネスへの考え方

 ここ最近はスペイン人パートナーと色々と話しをしてお互いにイメージを統一するように心がけています。

値段の設定をとってもお互いの考えていることが全く違うことに気がつきます。

 私はサービスに質を置き価格競争をしないように差別化を持って行きたいと思っています。
 しかしパートナーはどちらかと言うとユーザーよりの考えて(というか今でのユーザーですが)、現在の通常の店舗の価格は高すぎるので半値以下で売りたいと値段設定をする。

 私はどちらの考え方もあると思うが1点のポイントを彼に話した。

「利益をベースに考えよう」と
会社は如何に頑張って売上げ上げても赤字だと意味ありません。

仮に今現在の客を100人、売価を600円、商品原価200円としましょう。

今彼曰く「600円というのは値段設定が高い。 下げればもっとお客さんが増えるはずだ」と。
確かに300円にすれば、600円だった頃よりも多くのお客さんが来ると思われます。

しかし600円で100人いたときの利益を得るためには300円に値下げした場合は何人の客が来ないと同等の利益にならないでしょうか?

600円の際
1商品あたりの利益:600円-200円=400円
 400円*100人=40,000円

300円の際
1商品あたりの利益:300円-200円=100円
売価を半額に下げると利益が1/4に下がります。

では40,000の利益を得るためには
40,000円/100円=400人

600円で100人と半額の300円の場合400人に売れれば同じ利益を確保できます。
そうなると4倍の商品を納入する輸送、人件費、在庫等のコストも発生します。

 私は出資している立場であり、株主に責任をもつ経営者サイドの見方で考えている。また今までのビジネス経験上、価格戦略で安くするという戦略で薄利多売・仕事は多いが利益が無いという嫌な経験を過去にしたからかもしれない。

一方パートナーはユーザーの立場に立った「こうあってほしい価格」を表現したのかも知れない。

勿論どちらかが当たりというのはありません。
実際は半額に売ればもっとマーケットが広がって4倍以上の集客が見込めるかもしれません。


こんな感じで喧々諤々と話し合っています。

*上記の内容は自分の理屈が正しいということを言いたいのではなく、立場・経験によって物事の見方が違うんだなということの一例です。

2007年4月2日月曜日

タイミング・・・その2

バルセロナ 起業計画: タイミング

前回「タイミング」に関して書きました。

 その後冷静に考えました。

結論としては「世の中自分の都合の良いようにまわっていない。自分が世の中の都合に合わせるしかない」です。

内部的な都合は自分で決められます。
しかし外部的な都合(今回では物件)は自分では決められません。

自己都合で準備が整ったときには同じような有利な物件があるか分かりません。

と言うことで外部都合に合わせて自分の計画を再度練り直しです。

天動説ではなく地動説的な発想で。
自己中心的ではなく他人中心的で。
自分は世の中の中心ではなく、単なる歯車だという気持ちで自己を変えます。


・・・とは言ったものの現実は大変です。