2007年10月16日火曜日

再開

 バルセロナに戻り、またこのビジネスの準備の再開をしました。

まずはリーガルな面として弁護士とコンタクトを取り会社設立に向けての準備。
その他店舗運営に必要なライセンスの取得。

そしてメンバーと話し合いどの時点でのスタートがいいのか?

また並行して重要なのは店舗候補の検討。

昨日早速店舗候補を見てきました。
感想としては夏前に見た物件に比べると物件の価格が安くなってきた感じです。
不動産屋に聞くと今まで売り物件だったのもが売れなくなり、賃貸に変わってきている
ようです。

またこちらでもマンガのお店が新規に開店するという話を聞きました。
こっちに住んでいる中国人の会社でスペインのアニメに詳しい人でライバルになりえます。
(と言ってもこっちがまだ何もしてないので・・・)

内部要因と外部要因を検討しながら準備していきたいと思います。

2007年10月5日金曜日

いざ バルセロナへ

長い日本滞在も終わり、バルセロナへ戻ります。
日本滞在長すぎでした。(笑)

日本に戻った事で更に多くのビジネスの種も拾う事も出来ましたし、準備もできました。
特に日本の問屋を回っていろいろと見ることが出来たのでは本当に収穫でした。


そして、この帰国で何よりも変わったのは「気持ち」です。

今は昔以上に気持ちが固まりました。実際に動き出し、お金をかけてモノを買っていくうちに
引けない状態にしています。

さてこれからはこの「理想」に対し理不尽な「現実」が出てくると思います。

めげそうになった時にこの気持ちを思い起こし奮起したいと思います。

2007年9月27日木曜日

第一回経営陣会議in Japan

スペイン人のパートナーが今日本に遊びに来て、ウチに泊まっています。
スペインでは彼の家でシェアしているので逆のバージョンみたいなものですね。

さて、今まで彼とビジネスに関しては具体的に話していませんでした。
具体的に数字を含めないで話しているとお互いの考えるビジネスの規模も異なってきます。
ある人は大きく売上げが見込めるので大きな店舗にすべきだと。
またある人は売上げが小さいのであまりコストをかけない店舗にすべきだと。

今回がいいタイミングなので話し合いました。と言うことで初めての経営者会議ですね。

結論としては最初はあまりリスクかけないように出来るだけコストをかけない方向で行こうと同意できました。今回は数字のシュミレーションも含めて話したので納得できる議論ができた。

10月にバルセロナに戻ってこのシュミレーションにあう店舗探しをしようと思う。
ちなみに商材は十分すぎるほど調達しました。種類ではスペインのどのお店にも負けないくらいです。

2007年9月13日木曜日

インタビュ-2

以前参加したコミケで会った同人誌を書いている人にインタビューを行いました。
今回は第二弾でドラゴンボールを題材に書いている人です。

この方の絵は本当に鳥山明そっくりで、しかも書いている内容がパロディーなのでスペインでも受け入れられるかなと思いコミケの際に名刺を渡して連絡先をうかがいました。

そして今日会ってじっくりと話を伺いました。

通常同人誌を描く人って結構小さい頃から絵を書いていて応募したりしていてアニメ、マンガをかなりチェックしている人と思っていました。
 しかし今回インタビューした人はイラスト等は書いていたものの本を描く様になるようになったのはここ数年で、最近のアニメ、マンガにもそれ程あるわけでもなくドラゴンボール一筋に描いているようです。最近は北斗の拳が気に入っているらしいです。

 ドラゴンボールはスペインでも人気のマンガなのでイラストだけでも直ぐに販売できそうです。また今後の展開としてオリジナルキャラクターの作成もお願いしました。

こんな感じで独自の作家さん(もしくは卵)をスペインで活躍してもらう場を提供していきたいですね。

2007年8月30日木曜日

インタビュー1

 先週のコミケで知り合った同人作家さんに今日インタビューをしてきました。

この方は実は過去にある出版社からの連載寸前にまでなった程の実力の持ち主。
しかもコスプレも力が入っており、中国のコスプレのイベントでは中国の主催者から招待されて行ったらしいかなりの本格的。

 そこでどのようにアニメが好きになり、マンガを描くようになり、コスプレをするようになったのかを聞きながら色々とヒントを得ることができました。特に女性の人の話は聞いた事がいままでなかったので女性の心理を知るいい機会でした。

 インタビューの後には彼女がイラストを描いているという「男装執事(バトラー)カフェ」なる所へ行ってみることに。
「いらっしゃいませ。Master」と男性っぽい格好をした女性に挨拶をされ店に。
本当に秋葉原は色々な店があるなと実感。

今日は本当にお世話になり4時間近く話してしまった。その分色々と収穫があった日になりました。

2007年8月19日日曜日

コミックマーケット72参加

 日本のサブカルチャーの総決算「コミックマーケット72」に初参加。
いやー それにしてもかなり衝撃的な印象でした。

とにかくこの写真を見てください。
10時開園で朝早くだと必ず並ぶので初めての人は12時頃にいった方がいいと言われて12時に行ったのですが、それでもこんなに並んでいました。この日は金曜日だった事もあり若い人の参加が多かったような。男女比は半々くらいでしょうか?
とにかく今日はもう暑くて暑くて大変でした。まさに死闘でした。なかでは熱気でエアコンも効かず汗ダクダクの会場となっていました。

30分経ってやっと入場でき、案内をしてくれるNさんと合流。
Nさんは同じ会社でこっち方面の業務をやっているので助かりました。
これが会場です。(ちょっと写真がぼけてスイマセン)


このコミックマーケットに関して簡単に説明しますと、
今回で72回目で年二回開催(夏、冬)の同人誌の即売会です。

前回の71回では参加サークルは3万5千、入場者数は3日間で44万人、コスプレ参加は1万人以上といなっています。

もうこれだけの数になると何を買っていいかわかりません。
ある程度のエキスパートになると事前に発売されるコミケのカタログを購入し、自分の好きな作家を行く前に探しておいてそこに行くようです。大体売れる同人誌の場合購入者も数冊まとめて買うようです(自分用、保存用、友人用、交換用等)。

その他コスプレのイベントも併設されていたり、また別の運営会社が近くのビルでもコスプレのイベントが行われていました。



そこでは100人以上のコスプレヤーが思い思いのコスプレを楽しんでいました。
やはり、日本ではこの分野ではかなり発展していると思いました。コスプレも単にきるだけではなく、如何にキレイに、如何に役になりきるかと思っているコスプレイヤーが多かった気がします。
 さて、今回のコミケでは色々と収穫がありましたがその中でも数人同人誌の作家の方とコンタクトを取らせてもらい、スペイン展開の話もしました。スペインでも同人誌が売れるか分かりませんが、色々とトライしてみたいと思います。

2007年8月13日月曜日

ビジネスは簡単な事から

 以前のエントリーでビジネスは小さなものから始めようと考えた際に一番簡単なのが「インターネット」を使ってのビジネス。

 本を作ろうとすると最低数十~数百万円のコストがかかり、売れ残りのリスクがあります。 で実際は思ったほど売れず赤字になってしまう可能性もかなり大。
 その反面、インターネットはデータなので在庫のリスクがいらないし、複製にもお金がかかりません。またインターネットは世界どこからでもアクセスできるので売上げも物理的な場所のある店と違って限度がありません。よってインターネットを使えるビジネスは色々とチャレンジしたいと思っています。 とにかく簡単なこと・リスクの低い事から始めようと思います。

 今回は同人誌のオンライン販売している会社へ行き、スペイン展開の方向性に関して話してきました。今後テストを行いスペイン語版の展開が出来そうであればやるという結論に至りました。その後別のサブカルチャーを知る人と話をする中で同人誌のみならず、イラスト・コスプレ等のデータのスペイン展開も出来るのではないかと言うアイデアをもらいました。

 また今週末の日本最大のイベントの「コミック マーケット」ではワザワザ取材用のパスをいただく事ができたので勉強してきます。

 こうやってたまたま滞在しなくてはいけない日本では思った以上に偶然に色々な事を得ることができました。この偶然は偶然ではなく「自分に与えられた道」なのだと思いポジティブに考えていこうと思います。数日前に言われた某コンサルタントからのケチも浮き足立っている自分を戒めるものだと思うようになりました。

2007年8月12日日曜日

聖地巡礼

 一応東京でアニメオタクの三大聖地と呼ばれる、秋葉原、池袋、中野に行ってきました。

とにかくお店、商品の多さにビックリしました。
秋葉原はアニメグッズからメイドカフェまで多岐に渡ったビジネス形態。
池袋は「乙女ロード」に象徴されるように女性向けのお店。
中野は中野ブロードウェイ自体がアニメグッズのデパートそのもの。

特に目が付いたのが「レンタルショーケース」屋。
家にあるいらないアニメグッズをお店のショーケースを月借りして代行販売してもらうシステム。
お店としても場所毎の賃貸料のみで、商品を流通する必要が無いので結構いいビジネスモデルだと思います。これスペインで出来ないか検討してみます。

 今週はおもちゃの問屋にも行ってきたので流通商品の幅が広がってきました。ここでは問屋の価格で仕入れることが出来るのでいいルートが出来ました。
 またアニメグッズに限らず、日本に関連したという事で他の商品も一応展開を考えていろいろと問屋を回ってきました。

2007年8月6日月曜日

有名コンサルタントとのインタビュー

 著名な経営コンサルタントへのインタビューに参加してきました。
150名以上の参加の中から選ばれた7名。その中に私がいました。
これから起業する人、起業をすでにしている人が自分の悩みをぶつけるという内容を録音しCDとして教材にするようです。私にとっては無料で色々聞けるし、日本にも帰国していたのでいい機会でした。

 私のインタビューですが、ちょっとショックな内容です。と言うのは私の起業に関してはあまりいい言い方をしなかったからです。

「今の時期の起業は辞めたほうがいい」と面と向かって言われたのです。

また理由がまた腑に落ちないのです。

この有名はコンサルタントは今まで4000名以上の企業のトップの方に会っています。その中で「同じような人なのにある人は成功し、ある人は失敗する」事を感じたらしいのです。またビジネスモデルは完璧にも関わらずうまくビジネスがまわらないという事例もあったようです。
 そこで目をつけたのが運気らしいのです。である理論にあわせて過去の事例を入れていくと殆どがそのサイクルに合致するらしいのです。
詳しくは省略しますが、そのサイクルから言うと今の私の時期は起業の時期ではないとの事。3年待った方がいいとの事です。

ビジネスモデルにケチつけられたり、理論が破綻している等でダメと言われるのはいいのですが、運とか占いのようなもので言われるのが全く理解できないのです。「他人事だと思って」と半分怒りも覚えました。

しかし、やります!
人の意見、しかも占いのようなもので自分の人生を左右されたくありません。

但し、この話を聞いたのはいいチャンスです。
最初から大きなリスクをかけてやると、失うものも多いです。
よってお金をかけないで売上げ・利益を上げる仕組みを色々と考えていこうという考え方になりました。
確かに鉛筆なめながら予測している売上げも本当に予想通りに来るのか分からないのが事実です。

とにかく安全に、安全に始めていこうと思う気持ちも出てきました。最初からジャンボジェットを飛ばそうとするのではなく、小さなセスナから飛ばそうという事です。

そしてこれから3年間失敗するのが当然と思い、金銭的成功以外のものを得ようと思います。それは人脈であったり、経験であったり、やってみないと得ることのできないものです。そうすれば思った以上に成功しても浮き足立つ事無くやっていけますからね。

そういった長期的な視野で物事を再度検討し、ビジネスプランの再構築を行おうと思います。

2007年8月1日水曜日

ビジネスのネタ

 色々と本を読んでいると結構ビジネスをするにも重要な事が書かれています。
その中で一番、当たり前で重要な事として「ビジネスのネタ」選びです。
選ぶ商品がどのようなものかによってその後のビジネスを簡単にするか、難しくするのか決まるのです。

ある人は携帯電話を無料で配って数万円のバックマージンをもらう。
またある人は競争の激しいプロバイダーの回線を打って数百円の利益をもらう。
一方あまり苦労せずにお金を稼ぐ。方や残業、お願い等精一杯働いてもお金を稼げない。
後者の冠しては「下りのエスカレーターに乗る」と言われています。いくら上に進もうとしても上れない。

ここまでなってくると経営者の経営能力でカバーできる範囲ではありません。
経営者の能力特に企業を始める身としては「何もしなくても売れるビジネス」仕組みを見つける、構築する事が重要です。その点、自分のやるビジネスは日本であれば厳しいが、スペインでは十分魅力のあるビジネスと思っています。詳しい理由は今回は省きます。

 しかし、そうは言っても商品にはサイクルと言うもの、競合の出現等で急に環境が変化してしまう場合があります。その為に既に考えうるネタの発掘にも取り掛かってます。(まだビジネス始めていないので、もうかよと言う方もいると思いますが・・・)

ビジネスはアニメ・マンガを軸足に派生するものも展開を考えています。
とにかく何がスペインのマーケットに受け入れられるのかを知りたいのです。実際スペイン国内ではまだまだマンガ・アニメグッズの販売のみでその他の展開をしていません。

 そこでそれ以外のビジネスの為を発掘してスペインでの展開を考えています。これは日本人であることの利点ですが、色々とアイデアが出ます(と言うか今日本で流行っている事を検討すればいいだけです。)難点としてはこの狭い業界ではその分野の人と知り合うのがとても難しいのですが、なんと身近に頼りになる人がいました。そして思っていた以上に色々と上手くまとめられそうなのです。

今日はその専門家に2時間かけてヒアリングしてスペインでの展開の方向性も見えてきました。

2007年7月31日火曜日

出資者

日本に戻り、昔の仕事の関係の人と飲みに行ました。
昔自分の属した会社が合弁で立ち上げたベンチャー企業の親会社の担当者(私)と、当時VCの担当者として一緒に仕事していただけありお互い気心が知れている。

 と言うことでビジネスプランの詳細の説明無しで、出資してくれる事になった。

最初のラウンドの出資者に求める事は
「ビジネスの将来、メンバーに賛同してもらえる」人です。

出資するには勿論色々な目的があります。
一番シンプルなのは出資に対してリターンを要求する事です。

しかし新規立ち上げするので本当にビジネスが立ち上がるか分かりません。(勿論やる側は成功を信じていきますが)その為、ビジネスとしてみてリターンを要求する出資者は思ったように結果が出来ない出資先を不信になり、両者の関係がギクシャクしてしまいます。

 と言うことで、最初の出資者には「ビジネス目的ではなく我々のチャレンジ・夢に対して純粋に応援してもらえる人」にします。勿論、損するつもりはありません。なぜなら一番出資をするのは自分なのですから。逆に何も無い自分達に出資してもらえるので是非そんな人に多くの恩返しをするつもりです。

今回の出資者は以前ベンチャーキャピタルや大手企業の財務部門で働いていた人なので無料でビジネスプランに関してのコンサルティングをしてもらえます。

 それ以外にもスペインでの知り合いが、私の話を聞いて是非コンタクトを取りたいとメールが来ました。彼はサラゴサでアニメ・マンガのオンラインショップをやっているので更に広がるかしれません。

2007年7月24日火曜日

ビジネスの幅

今回の日本一時帰国は予期せぬものでした。
しかし、ちょうどいい機会なので色々とやろうと思っていました。

 今までは海外にいたために活動はネットを通してに限られていましたが、この日本滞在がいいチャンスです。前述したように町に出て、色々な店に回り日本の状況を見ることはとてもためになりました。

 それと同様に今後可能性のあるビジネスへのコンタクトもできればと思っていました。今回はちょうどタイミングよく私の検討したい分野の会社数社とコンタクトが取れたので話を伺ってみようと思っています。本当に運がいいです。


 またちょうどある有名なビジネスコンサルタントに自分のビジネスに関してインタビューをできるという企画が8月頭にあり、ダメもとで申し込んだところ選ばれました。
 通常はコンサルタントを雇うとお金もかかりますが、今回の企画に乗ることでお金がかかりません。またそのコンサルタントの方は業界では有名で、しかもインタビューの内容を教材にするとの事で宣伝にもなります。

 少しずつですが前進している感じです。

とは言うものの本来のビザの更新の問題がまだ前進していないのが問題なのですが・・・・。

2007年7月12日木曜日

日本視察

日本に戻っています。

空いた時間を使いアニメグッズショップをまわっています。
今までこのような場所には行っていなかったのでどんなものか分かりませんでしたが、
今回いくことによって様々な発見がありました。

1.同人誌
同人誌がこれほど日本で市民権を得ているとは思いませんでした。
本の数でいえばオリジナルよりも多いし、様々な同人作家がいました。
女性向けにはBoys Love(男性同士の恋愛)、男性向けには18禁のマンガが
置かれています。このターゲットに向けての趣向は本当に分かりやすいです。

2.アニメグッズ
アニメグッズに関しては日本でも数も種類も豊富なので価格も安いと思っていきましたが、
逆に予想以上に高いのにビックリしました。
 1体100円程度と思っていましたが、200円、300円はザラです。
中には小さいフィギュアなのに1000円もするものもあります。

調べていく中で分かったのは商品のプレミアがついているようです。
いつのときのどのバージョンのものかで値段も変わるようです。

その結果お店で買う商品は高いということが分かりました。
仕入先を再度検討しなければなりません。

3.その他
お店には思った以上に女性が多かったです。
彼女達のお目当てはフィギュアとかグッズではなく、同人誌。

本来は男が多いと思っていた「アニメ、マンガ」業界。
スペインでも女性が今後の鍵を握ると思いました。

「女性向け」:要チェックです!


また色々とお店に入って入念に調査をしていますが、これってはたから見ると
私の事きっと「オタク仲間」と思われるでしょう。
だってじっくり商品を見ていますので。 しかも同人誌とか18禁のPCゲームとかコアなものもじっくり見ています・・・・。

とにかくこの日本滞在でいろいろなヒントを探っていこうと思います。

2007年7月3日火曜日

メンバー

 新規にサポートしてもらえるメンバーも加入しました。今回の新規メンバーは今までに我々既存のメンバーには無かった経験・知識があるので更に幅が広がりました。
 また話す中で


実は一度日本に帰国する事になりました。
この機会を利用して、日本の状況を更に詳しく調べていこうと思っています。

2007年6月20日水曜日

頭(考え)から体(実行)へ

ご無沙汰しています。
もう6月になりましたね。


現在の進捗としては、
今まで調べる事が多かったのですが、今後は検証のフェーズに入ろうとしています。
理論上では正しくても実際にやってみると問題が発生する事ってありますよね。

時間がある今のうちに色々と検証しているのです。


分かりやすい例としては、商品の輸入です。

日本で買った商品をスペインに輸入するのですが、今までは業者から見積もりを取ったりしていました。そこで大体のコストイメージを持つ事ができました。

 しかし商品の流通なのでコスト以外にも時間、商品の到着状態等も事前に知っておく必要があります。

「1週間で届くといわれていたが、数週間かかった」
とか
「商品の箱が開けられていて、一部の商品は使い物にならない」
とか
「商品が紛失してしまった」

等の問題は実際にやってみないと分かりません。


と言うことで商品を実際に送ってみて、どうなるか確認してみました。
一概に自分達でやれば安いコストでできる反面問題があった場合のリスクは自分持ちです。
逆に業者に頼めば煩雑な手続き、商品のリスクは持ってもらえる分、コストがかかります。
通関で止められても業者が対応してくれますので、ワザワザ通関まで行くコスト・時間がかかりません。

まずは手始めに自分達で国際郵便でやってみました。

日本にいる親に商品を送ってもらいました。
3箱を送ってもらったうち、1箱が税関で止まってしまいました。
話によると税関がランダムで箱を空け、問題であると見られたものに関してはモノを止めてしまうようです。

バルセロナの場合、税関までの公共の交通手段が無くタクシーにしてもお金がかかります。
またワザワザ取りにいくのでその人の半日が無駄になります。

【これが店を開店した後に想定します。】

コスト的には:
国際郵便料金+税金以外に商品を取りに行く交通費、その分1名足りないので他のスタッフ分の給料と余計なお金がかかってしまいます。

 もし業者に頼めば、税関とのやり取り+商品を指定先まで送ってもらえます。

と言うことで勿論重視する点ははコストですが、上記のリスクも勘案しないといけない事が今回の件で分かりました。

他の面に関しても色々な意味でシュミレーションが必要だと思います。

2007年5月23日水曜日

市場調査



本日はインタビューへ出かけました。
行った先はバルセロナで一番大きなマンガ+アニメグッズショップ。

ここでの調査目的は2つ。
1つ目はどれ位の客が来店するか
2つ目は実際にお客さんへのアンケート

午後4時半から8時まで3時間半行い、アンケートも20名行え様々な成果がありました。

特にアンケートは色々な点でお客さんの目線を知る事ができるのでとても貴重な経験でした。

例えば価格設定に関してですが、
どれくらいが適正か見極めるのかは難しいです。
会社としては高く売りたいし、ユーザーとしては安く買いたい。
しかしその適正価格と言うのが分からない。
ユーザーの欲しい価格帯より上だと高いというイメージがつき買う人数が減るし、
その価格帯より低いと本来はもう少し高い値で売ることができたはずで得る事が
できた利益を失ったとも見れます。

パートナーと話し合っても結局2人の経験でしか分かりません。

その点インタビューは効果的。
100人にインタビューすればどのくらいの価格帯で一番買う人がいるかを認識できます。
2人だとどっちが基準か分かりません。それ故に自分が当たり前、相手がおかしいと思ってしまいます。その中で自分のポジションも客観的に見ることが出来ます。

まだ20人のインタービューだけでしたが、得るものは多かったです。
このインタビューは100人まで行ってより精度の高いものにしていきたいと思っています。

2007年5月16日水曜日

1歩前進、5歩後退

今週から午後には色々とリサーチを始めている。
思った以上に実際に調べてみると予定通りにいかない。

例えば会社を作るにしても色々と制約がある。
「外国人(この場合は自分)は株主になれるが、事業主にすぐにはなれない。」とか、

そして昨日自分のビザの状況に関し弁護士と話したところ、再度申請しないといけない事が発覚。
正式にビザが取得できるまで数ヶ月。長ければ半年かかる。

と言うことで事業プランが後ろ倒しになりました。

何事も思ったとおりに行きません。
特に外国人がビジネスを始めようとするとこういった問題もあるのですね。

逆に考える、準備する時間ができたと前向きに考えます。

今回の事を知ったということで1歩前進、しかし今回の話で予定が後ろ倒しになったという事で5歩後退です。

2007年5月15日火曜日

会社名確定!

MANGA ROOMの名前が承認されました。

よって会社名は
MANGA ROOM S.L.

S.Lとは「Sociedad Limitada」の略で日本語で有限会社の意味です。
スペインでこの会社名を使えるのは私たちのみです。

以前も説明しましたが「我々のビジネスが分かりやすい名前にしたい」という事でしたので満足です。

しかし問題が・・・。
申請者の私の名前が間違っているのです。
日本であれば確実に確認するところなのに・・・・。
と言うことで訂正してもらいます。

今後は資本金の振込、登記簿の作成に入ります。

2007年5月4日金曜日

フルタイムからパートタイムへ

 今日スペインの会社の社長にパートタイムへの変更の旨を伝えました。

まあ日本の直属の上司がOKしたので問題はないのですが、やはり人によって考え方が違うのでどのように説明しようか悩みました。結局は別件で呼ばれたので、その際に話しました。

午前中は今の会社でのパートタイム、午後は自分のビジネスという感じで『二束のわらじ生活』を再来週からやります。

スペインの社長はどうにか今の会社と接点があるように考えて、自分も全てに入れるように提案してくれました。出来るだけ関連つければ、今の会社との関係も上手くいくのでいいと思います。
しかしあまり関係ばかり考えていると「無駄」が出てしまいますのでここは公正に見極めたいと思います。

2007年5月3日木曜日

起業宣言

皆様(と言っても見ている人そんなにいないと思いますが)

本日重大な決心をしました。


『会社を立ち上げます!』(2007年5月1日)

 「アイデアを作り上げ、それを検証する」段階から、「実際に起業」する段階にステップアップしました。
大きな違いは『責任』を背負うという事です。
今までは空いている時間を使い、色々な可能性を検討していた段階でした。
言う事はただ、何でも思った事をプランとして書いていた時期です。

 しかし会社を立ち上げればお金もかかります。
税金も払わねばなりません。
社員を雇えば生活を保障しないといけません。
最悪倒産した場合にはその結果が自分に返ってきます。

ということで『責任』というものが重くのしかかります。

 一応自分なりにも準備をしていました。
お金の件、店の件、法律の件。全てクリアではありませんがスピードが大事なので見切りスタートします。

 中でも勇気がいったのは、私の勤めている会社(日本の親会社)への報告です。
現在のフルタイムからパートタイムに変更してもらい、兼業の許可を得るという作業です。
まだ店舗の立ち上げまで時間がかかる身としては無給期間がある点、しかも海外というのはとても厳しいです。
個人の希望通りに行かない可能性もあり返事しだいでは、退社(クビ)の道もありえます。

 しかし隠していく事もいけないので正直に報告しました。結果的には賛成していただき、何かあればサポートもするという言葉をいただきました。
会社の管理する側になると部下が離れていったり、独立したりするとあまりいい気持ちしたりしないのですが、私の上司は理解のある方でした。

 と言うことで晴れてすがすがしい気持ちと、重い責任を感じながらやっていこうと思います。 勿論本業も今まで通りしっかりやっていきます。